永遠にあなたを
きっと会えばわかるよ すぐじゃなくとも
 



漫画や本、映画とかが好き。
物語が。

卒業式で泣かないと冷たい人って思われちゃうのかな(笑)。
でも、わからない。会いたい人には自分から連絡とって会えばいいし。
それよりも物語の中で、好きなキャラが死ぬ方が悲しい。
だってもう新しい姿を見ることができないじゃないか。

おれの心を強く動かしていたのは
ずっとノンフィクションよりも
フィクションだった。
別に現実逃避とかじゃなくて、
現実は、不条理だったり無意味なエピソードが多い。
そりゃそうだ。誰かが全部考えてるわけじゃないんだし。
だから、そんなに意味を考えてもしょうがないかな、と。

でも今は、
子供が病気になると足元がおぼつかないほど不安になる。
明日どこに出かけると一番喜ばれるか悩む。
「パパ」と読んで足にすがられると震えるほど嬉しい。

結婚して、子供が生まれて、
本当の人生が始まった。
身体が、世界とつながっている。

…怒られそうだね。
別に独身は半人前だとか、
子無しの人は自分のことしか考えないから
偽物だとかって意味じゃない。

おれはきっと狭量で、
自分の側じゃないと安心して愛をそそげなかった。
今は、安心してその人が喜ぶこと、ためになることを
考えられて嬉しい。
稼いだお金を全部使えるのが嬉しい。
ずっと、いつかこうなりたかった自分になれた。

でも本を読む時間、もう少し欲しいな(笑)。

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抱きあげたままごろんと寝て、
お腹の上に乗せる重み。

ヨーグルトを食べていると
ふと思い出す、あの香り。

右と左で、ほんの少し形の違う目。

眠い身体をえいやっと起こして、
離乳食を作る朝。

風にはためく白い布のおむつ。

調子っぱずれの歌のレパートリーが増えてきた。
全部、オリジナルの替え歌もどきだ。

バランスボールは偉大だね。
これがないと過ごせない夜もあったよ。

どのスタイが一番かわいいか。
この世で一番どうでもよく、たやすい悩み。

もらいものばかりで家があふれそう。
捨てるのももったいないのに。

お父さん似だなんて言われたら
飛びあがるほど喜ぶ。

お風呂あがりにはセバメドを塗る。
全身くまなく。

絵本なんて、まだわからないかな。
でも読ませたくなっちゃうんだよ。

もう哺乳瓶使わないの?
次はマグ? どんどんお金が飛んでくね。嬉しい。 

この世で一番幸せなおれ。
ちょっと前までは一番不幸だなんて泣いてたくせに。

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スーパーで買い物をするとき、
なんとなく産地を気にする。
前はとにかく国産ならと思っていた。
それは品質と安全性もそうだけど、
やっぱり日本にお金を落としたいから。
でも最近はその限りでもない。
いいものなら外国のものでもと思う。

日本を守りたいかな、おれは。
守りたいとは思う。
風景、日本語、倫理観。好きなものが多いし、
自分にしっくりくる。

日本酒を冷やで飲みながら
畳の上でごろ寝をしていると、
「日本人に生まれてよかったな」と思う。
生まれただけで、おれは幸せになる
アドバンテージをたくさんもらった恩がある。

でも、たまにばからしくなる。
守られているものは、安穏と固まるから。
小さな自分の陣地を守ることだけ考えて、
誰もが遠慮して責任も取らない。
短いスパンでものを考えていて、
何が残せるというのか。

いっそ小説みたいに世界を裏で操る
悪の親玉がいたら話は簡単なのに。
そうじゃないんだろうな。
ちゃんと自分で判断できるようにならないと。

おれがこの世に残したいものは何か。
何を選んで、何に自分の力を注ぎたいのか。
大人と話していて、よくも悪くも
自分に何もないと愕然とする。

おれの愛の定義は、
「自分が幸せだったら嬉しい。その範囲が、
この皮膚の輪郭より外にもあったら
それが愛してるっていうこと」です。

いつか目を瞑る時までに決めないと。

いつかなんて明日かもしれないって
何年も前に思い知ったはずじゃないか、おれは。

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いいことなのか悪いことなのか、
昔よりおれはずっと偏りの少ない人間になりました。
今なら、てらいもなく自分を出せる気がする。

少し前に、ちょっとだけテレビに出てみたりもしました。
家族には反対されたりもしたけど、出てみたくなった。
特段、理由があったわけでもない。
…いや、あったけど、どうしてもというわけでもなかった。

おれは幼い頃、転校が多かったです。
友達と別れるのは普通だと思っていたし、
つらくはなかった。でも、つらくないことが
あとで自分の薄情さを感じさせて空しい気持ちになった。

大人になった今は平気。
「またね」っていう魔法の言葉があるから。
昔は離れたら2度と会わないかと思っていたのに、
今はメールやネット、携帯もあるから
案外、気楽に会える。

世界はつながってるし、心がちぎれてしまった
わけでもないと信じることができる。
テレビに出たのを誰か昔の友達が偶然見て、
おれを思い出してくれたかもしれない。

会いたいと思う人はいる。
いつでも会えると思うから、つい忙しさにかまけて
会わなくなったりするということは、
おれは幸せに生きてきたんだろう。
別に会って、近況報告したりしたいわけじゃないし。
その人達が幸せに暮らしているならそれでいい。
道が重なるときは、また来るかもしれないし。

でももう会えなくなった人もいる。
気がすまない気持ちが今でも
心臓にぶらさがってるように感じる時がある。

今でも会いたい。
そんな気持ちを川に流す笹舟のように
そっと送ってみる。

おれという現象の波が、
あなたという現象を
いつかのどこかで揺らしている。
そう思うと、あなたに恥ずかしくない自分で
いたいと思える。

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ゲイやバイになる人は
平均以上には性欲が強いものだと思ってる。

だって、「ゲイの種」をもっていても
性欲が弱ければ、育てないまま
なんとなく恋愛して結婚して、死ぬまで
芽吹かずに終わることもあるだろうから。

この自分の考え方は、ちょっと嫌い。
ゲイを「できればわざわざならないもの」
という前提にしている考え方だから。

下の世代になればなるほど
ゲイになる垣根は低くなってるようにも感じる。
上の世代に感じたゲイに対する逡巡や躊躇、後ろめたさがなく、
「え、なんか悪いこと?」という無邪気な若ゲイに会うことがある。
それはそれでいいことだと思う。
きっとそういう若ゲイは、既婚隠れゲイとかにならないだろうし。

バイであるおれは
年齢にしては性欲が強いと思う。
妻との性生活、このブログには書かないけど(笑)。
以前、このブログのルールの一つは
「その日のセックスを必ず書く」だった。
誰にも見せない自分がいると、なんだか自分が
偏っていく気がしたから風をあてたかった。

でもそれは、そのセックスがおれだけのものだったから。
相手と共有するものじゃかったから。
オナニーに毛のはえた程度のものだったからだろう。
人と共有しているセックスは書けない。
密室に充満するセックスの香りがとんじゃいそうな気がする。

結婚したとはいえ、おれのゲイ要素が消えたわけじゃない。
オナニーのネタはやっぱり両方だし。
でもそのバイオリズムには波があって、
女がただの肉にしか思えない時もあるし、
男同士が気持ち悪く思える時もある。
それは前からずっと。

ただ、結婚してから女とだけセックスしていると
女側に寄ってきた気はする。
女とのセックスが、おれの頭の中で快楽に直結しやすいから。
何度か書いてきたけど、「セクシュアリティは訓練」だと思う。

性欲のバイオリズムの波は
男←→女じゃなくて、
男:弱←→強
女:弱←→強
のふたつが共存している。
だから極端にバイである時もあれば、
両方の性欲がない時もある。

とりあえず今のおれのゲイ度は
「街でいい男を見かけたら、つい目がいっちゃう」
程度です。

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ゲイ友達への結婚報告はどうしようか。
おれが既婚バイになって、嫌われないだろうか。

まず報告したのは、
ちょくちょく飲んでいる圧力鍋。
喜んでくれて、それで安心したから、
圧力鍋経由の友達にも報告。

みんな応援してくれたのは、ほんと嬉しい。
最悪、縁を切られても仕方ない気もしてたから、
受け入れられたことで、最近おれは調子に乗ってる気がする。

圧力鍋に誘われて花火大会に行ってきて、それは
半分くらいは知らないゲイの集まりだったんだけど、
つい結婚する話をしてしまいました。

「彼氏とかいる?」って聞かれても
途中まではうまくごまかしてたんだけど、
隠すつもりがそもそもないから、
わりとすぐに限界がきた。

どうなんだろう。
こういうのって、合コンに恋人持ちが来るくらい
反則なもんなのかな。ゲイばっかで集まってるのに
半ノンケみたいなものが混ざるなんて。
それとも、その集まりは恋人持ちばっかだったから
まだありなのかな。

そのあたりの方針を定めていかないと。
方針がはっきり決まってないことが
近いうちにおれを破綻させそうな気もする。

おれはここからゲイの新しい友人は
増えないんだろうとも思う。
下心が人と知り合う一番強い力だし。
そう思うと、ちょっと寂しい。
接点のない人間と出会える、ゲイというチャンネルは
おれの人生を豊かなものにしてくれてたのに。

……でもそういや、
出会ってすぐやった相手とは関係が続いてない。
むしろ続いているのはやってない相手。
そう思うと、あんま変わんないのかも。

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ずっと年上だと思ってた人と
ある日、気づいたら同い年になっている。

おれは見た目もだけど、中身が人よりも幼い。
それはまだ「未来がある」と思っている未熟さ。
未知の可能性を無邪気に信じている。
落としこみをつけず、ただカードを集めてみて、
何かの役に立つんじゃないかとしまいこむ。

バカみたいだ。
想像もできない出来事とか、幸せとか、選択肢が
まだあると思っているんだろうか。
ちょっと頭をつかえばわかるはずだよ。
今もっている材料を考えれば、
もうだいたいは道が決まっているのに。

予測のつく毎日なんて退屈だ。
人生に飽きてしまう。
贅沢な話だ。

そうか。おれはいつの間にか大人になってたんだ。
いつか、なんてない。もう今がその時だ。
「大人になったらやることリスト」を埋めていこう。

何かを手に入れるということは、
「持っていない自分」を捨てるということ。
でも手に入れたものが自分をあらわす。
誰でもない人じゃなくなる。
とうとう取り返しのつかない自分になる。
どうしよう。もうおれは誰のせいにもできない。

一枚、想像もできないようなカードを切ってみる。
どんなことが起こるのか楽しみになる。

おれ、結婚します。

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