オバマ大統領の同性婚支持のニュースに関連して、アメリカ社会の変化振りが次々伝わってます。
読むだけで世界が変わっていきそなほどです。
そのまま貼り付けて残しておきたい!
このままオバマ大統領が勝ち抜き、歴史をまた作るのか
本当に後半年大丈夫なのか?と不安になるほどですが
あれほどのアメリカでもこのように変化がでてきているとは・・すごいなあ
■焦点:再選目指すオバマ米大統領、同性婚支持で大きな賭けに
ロイター 2012年5月11日(金)15時56分配信
http://jp.reuters.com/article/Jp_USelection/idJPTYE84A03N20120511
[ワシントン 10日 ロイター] オバマ大統領が9日、現職の米大統領として初めて同性婚支持を明言した。このタイミングでの同性婚支持表明は、自分の考えが「進化した」結果だとしているが、11月6日の大統領選での再選を目指し、計算の上で賭けに打って出たともみられている。
世論調査アナリストは、オバマ大統領は同性婚支持を表明することで、若年層からの熱狂的支持をつくり出し、穏健派や保守派の白人有権者から離れる票を補おうとしていると分析する。また、黒人キリスト教徒の間では同性婚は意見が割れているが、同性婚支持によって黒人有権者が共和党ロムニー氏支持に傾く可能性は低いと指摘する。
調査会社イプソスのクリス・ジャクソン氏は、同性婚支持は過去数十年で、国民の過半数にまで広がっているとし、「戦略的観点から言えば、これが国の進んでいく方向であり、オバマ大統領は賢明な判断をしている」と語った。
オバマ大統領はこれまで、同性婚には曖昧な立場を取ってきた。しかし専門家は、前回の大統領選でオバマ政権誕生に貢献した35歳未満の有権者層の間で、同性婚問題は極めて重要だと指摘。民主党内からもオバマ大統領に対し、踏み込んだ発言をするよう圧力が高まっていた。
アメリカン・エンタープライズ研究所の政治アナリスト、ノーマン・オーンステイン氏は「若者にとってこの問題は決定的問題。時代遅れな姿勢を取っていたら、支持されるのは難しい」と述べた。
ロイターとイプソスが共同で行った世論調査では、35歳未満の登録有権者の間では、同性婚は認められるべきと考えている人が50%を超え、違法にすべきとの回答22%を大幅に上回った。調査は1月1日─5月3日の期間に7616人を対象に行われた。
<黒人有権者>
同性婚支持の決断について、オバマ大統領は2人の娘の存在も影響したとも説明。娘のマリアさんやサーシャさんにも同性カップルを親に持つ友達がいると明かした。
オバマ大統領が同性婚支持を明言する3日前には、バイデン副大統領が同性婚を支持する発言を行っていた。政府高官によれば、オバマ大統領はもともと9月の民主党大会前には同性婚支持を発表するつもりだったが、バイデン発言でそれが前倒しになったという。
ロイター/イプソス調査によると、黒人有権者の間では、同性婚を法律で認めるべきと考える人の割合は30%にとどまり、全国平均を9ポイント下回る。しかし専門家は、それでも黒人有権者層のオバマ支持は揺るがないとみている。
ブルッキングス研究所の政治アナリスト、ウィリアム・ガルストン氏は「アフリカ系米国人は同性婚には概して反対だが、同時に、ホワイトハウスにアフリカ系がいることで感じる誇りは、同性婚問題の影響よりはるかに強いだろう」と述べた。
世論調査では、同性婚に反対する黒人81%が、ロムニー氏ではなくオバマ大統領に票を入れるとしている。
<政治的リスク>
一方、共和党活動家や保守的なキリスト教指導者らは、オバマ大統領のスタンスを批判するとともに、同性婚を支持しないロムニー氏の追い風になると期待する。イプソスのジャクソン氏も、保守派からの支持獲得に苦労しているロムニー氏を「少しは助けることになる」と認める。
他の専門家も同様に、同性婚支持を明らかにしたオバマ大統領に見切りをつけ、ロムニー氏に乗り換える保守的な白人有権者もいるとみている。しかし同時に、そうしたマイナス要因は、同性愛者や若年層から新たに得られる強力な支持で十分相殺できそうだという。
アナリストらは、オバマ大統領が再選を果たすには、同性愛者や若者からの支持が極めて重要だが、そうした層は4年前のオバマフィーバーに比べ、これまでは動きが鈍かったと分析している。
同性愛者の人権擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンのフレッド・セインツ氏は、オバマ大統領の同性婚支持は、11月6日の大統領選で35歳未満有権者が投票所に向かう大きな動機づけになる可能性があると語っている。 (原文執筆:Deborah Charles記者、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)
■同性婚支持、「オバマ陣営に献金殺到」
TBS系(JNN) 5月11日(金)14時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120511-00000043-jnn-int
アメリカのオバマ大統領が同性婚を支持する発言をしたのを受け、「オバマ陣営に政治献金が殺到している」とワシントンポストが伝えました。
ワシントンポストの電子版によりますと、オバマ大統領が9日、同性婚を支持したとのニュースが流れると、「その数分以内に政治献金が殺到し始めた」ということです。オバマ陣営の関係者はこの24時間に集まった献金額について、「びっくり仰天する額だ」と答えるにとどめましたが、ある民主党関係者によると、「発表後の90分間で100万ドル集まった」ということです。
「大統領の発言後、私は全国の友人や仲間にすぐにメールを送りました。もっと献金しよう、もっと大統領を支援しようと」(同性婚推進団体 「人権キャンペーン」代表)
現職の大統領が、選挙を前に国論を二分する同性婚の問題で立場を鮮明にすることは政治的な賭けといえますが、こと、政治献金集めでは功を奏していることが明らかになりました。(11日13:01)
■オバマ大統領、同性婚支持-再選にらみ初めて表明
ウォール・ストリート・ジャーナル 5月10日(木)18時25分配信
【ワシントン】オバマ米大統領は9日、ABCテレビのインタビューで、これまでの方針を転換して同性婚への支持を表明した。11月の大統領選挙をわずか 半年後に控える中で賛否の分かれる同性婚問題に対する留保姿勢を変えたもので、政治的な意味合いの大きいスタンスを選択した形だ。
バイデン副大統領やその他数人の上級顧問が最近、同性婚に支持を表明。この結果、オバマ大統領も明確な立場を示すよう強い圧力を受けていた。オバマ大統領は「個人的見解」として、同性愛者同士が結婚する権利を持つべきだと考えていると述べた。同大統領は、数年間にわたって友人や家族と話し合ったり、軍の同性愛者や、同性カップルで子育てをしているスタッフのことを考えたりして、こういう考えに至ったと説明した。
オバマ大統領はABCテレビ番組「グッド・モーニング・アメリカ」でキャスターのロビン・ロバーツ氏の質問に対し、「わたしはこの問題で進化してきた。米国のゲイやレズビアンが公平かつ平等に扱われるべきだとの考えは常に変わらなかった」と述べた。その上で「ある時点で結論に到達した。それは個人的な見解で、同性愛者が結婚可能であるべきだと考えていると公に認めることが重要だという結論だ」と話した。
オバマ大統領は2008年の大統領選挙当時、同性婚には反対だが、シビル・ユニオン(同性間のカップルに適用される婚姻に類似した関係)は支持するという立場を取った。2010年の秋には、同性婚に対する自分の考えが「進化しつつある」と述べ、同性婚支持へ傾いていると解釈されていた。その後、立場が変化したかという質問を幾度となく受けていたが、そのたびに回答を避け、その他の同性愛者の権利擁護の実績を強調していた。
オバマ大統領は「これまで同性婚の支持をためらっていたのは、シビル・ユニオンで十分だろうと考えていたことも一因だった」と述べ、「わたしはまた、『結婚』という言葉が多くの人々にとって極めて強い伝統や宗教的信念などを想起させることに神経質になっていた」と語った。
同大統領がこのような政治的に慎重な立場を持続できなくなったのは、ここ数日間のことだ。それは、バイデン副大統領やその他のオバマ政権幹部が同性婚支持の立場を示したことが少なからず影響した。
同政権高官によると、オバマ大統領は今年に入り、9月の民主党全国大会より前に同性婚の支持を表明したいと意を決していたが、バイデン副大統領の発言やその反響を受けて表明の時期が早まった。ホワイトハウスは、オバマ大統領がテレビのインタビューで同性婚支持を表明することを8日午前に決めたという。
大統領の同性婚支持表明に先立ち、秋の民主党全国大会の主催州であるノースカロライナ州の有権者は8日の州民投票で、結婚は男女間に限るとした同州憲法改正を圧倒的多数で承認したばかり。
世論調査では、同性婚に対する見方は他のどんな社会問題よりも急速にシフトしているものの、同性婚の禁止を採用している州は約30州ある。
このためオバマ大統領の同性婚支持表明は、今年の大統領選挙に潜在的なリスクになり得ると同時に、恩恵をもたらす可能性もある。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニューズが3月に実施した世論調査によると、同性婚を支持する米国人の比率は49%と、09年の41%から上昇した。反対と回答した比率は40%程度だった。
アフリカ系米国人(黒人)の同性婚支持率はこれまで比較的低かったが、変わりつつある。WSJの3月の世論調査によると、黒人の同性婚支持率は09年の32%から50%にまで上昇した。オバマ大統領の再選に向けた選挙活動でカギを握るのは黒人だ。
また同大統領の同性婚支持表明は若い有権者を活気づける可能性がある。若い有権者は大差で同性婚を支持しており、WSJの調査によれば、18~34歳の同性婚支持率は57%に達する。ABCテレビのロバーツ氏はインタビュー後のリポートで、同大統領が同性婚支持表明にあたり、娘のマリアさんとサーシャさんから影響を受けたと話していたことを明らかにした。
しかしオバマ大統領の立場は、共和党の大統領候補指名を確実にしているミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事の立場と真っ向から対立する。ロムニー氏は結婚は男女間に限るべきだと述べており、今週改めてその立場を強調した。シビル・ユニオンにも反対の立場で、結婚を男女間に限ると限定するよう憲法を修正することを支持している
読むだけで世界が変わっていきそなほどです。
そのまま貼り付けて残しておきたい!
このままオバマ大統領が勝ち抜き、歴史をまた作るのか
本当に後半年大丈夫なのか?と不安になるほどですが
あれほどのアメリカでもこのように変化がでてきているとは・・すごいなあ
■焦点:再選目指すオバマ米大統領、同性婚支持で大きな賭けに
ロイター 2012年5月11日(金)15時56分配信
http://jp.reuters.com/article/Jp_USelection/idJPTYE84A03N20120511
[ワシントン 10日 ロイター] オバマ大統領が9日、現職の米大統領として初めて同性婚支持を明言した。このタイミングでの同性婚支持表明は、自分の考えが「進化した」結果だとしているが、11月6日の大統領選での再選を目指し、計算の上で賭けに打って出たともみられている。
世論調査アナリストは、オバマ大統領は同性婚支持を表明することで、若年層からの熱狂的支持をつくり出し、穏健派や保守派の白人有権者から離れる票を補おうとしていると分析する。また、黒人キリスト教徒の間では同性婚は意見が割れているが、同性婚支持によって黒人有権者が共和党ロムニー氏支持に傾く可能性は低いと指摘する。
調査会社イプソスのクリス・ジャクソン氏は、同性婚支持は過去数十年で、国民の過半数にまで広がっているとし、「戦略的観点から言えば、これが国の進んでいく方向であり、オバマ大統領は賢明な判断をしている」と語った。
オバマ大統領はこれまで、同性婚には曖昧な立場を取ってきた。しかし専門家は、前回の大統領選でオバマ政権誕生に貢献した35歳未満の有権者層の間で、同性婚問題は極めて重要だと指摘。民主党内からもオバマ大統領に対し、踏み込んだ発言をするよう圧力が高まっていた。
アメリカン・エンタープライズ研究所の政治アナリスト、ノーマン・オーンステイン氏は「若者にとってこの問題は決定的問題。時代遅れな姿勢を取っていたら、支持されるのは難しい」と述べた。
ロイターとイプソスが共同で行った世論調査では、35歳未満の登録有権者の間では、同性婚は認められるべきと考えている人が50%を超え、違法にすべきとの回答22%を大幅に上回った。調査は1月1日─5月3日の期間に7616人を対象に行われた。
<黒人有権者>
同性婚支持の決断について、オバマ大統領は2人の娘の存在も影響したとも説明。娘のマリアさんやサーシャさんにも同性カップルを親に持つ友達がいると明かした。
オバマ大統領が同性婚支持を明言する3日前には、バイデン副大統領が同性婚を支持する発言を行っていた。政府高官によれば、オバマ大統領はもともと9月の民主党大会前には同性婚支持を発表するつもりだったが、バイデン発言でそれが前倒しになったという。
ロイター/イプソス調査によると、黒人有権者の間では、同性婚を法律で認めるべきと考える人の割合は30%にとどまり、全国平均を9ポイント下回る。しかし専門家は、それでも黒人有権者層のオバマ支持は揺るがないとみている。
ブルッキングス研究所の政治アナリスト、ウィリアム・ガルストン氏は「アフリカ系米国人は同性婚には概して反対だが、同時に、ホワイトハウスにアフリカ系がいることで感じる誇りは、同性婚問題の影響よりはるかに強いだろう」と述べた。
世論調査では、同性婚に反対する黒人81%が、ロムニー氏ではなくオバマ大統領に票を入れるとしている。
<政治的リスク>
一方、共和党活動家や保守的なキリスト教指導者らは、オバマ大統領のスタンスを批判するとともに、同性婚を支持しないロムニー氏の追い風になると期待する。イプソスのジャクソン氏も、保守派からの支持獲得に苦労しているロムニー氏を「少しは助けることになる」と認める。
他の専門家も同様に、同性婚支持を明らかにしたオバマ大統領に見切りをつけ、ロムニー氏に乗り換える保守的な白人有権者もいるとみている。しかし同時に、そうしたマイナス要因は、同性愛者や若年層から新たに得られる強力な支持で十分相殺できそうだという。
アナリストらは、オバマ大統領が再選を果たすには、同性愛者や若者からの支持が極めて重要だが、そうした層は4年前のオバマフィーバーに比べ、これまでは動きが鈍かったと分析している。
同性愛者の人権擁護団体ヒューマン・ライツ・キャンペーンのフレッド・セインツ氏は、オバマ大統領の同性婚支持は、11月6日の大統領選で35歳未満有権者が投票所に向かう大きな動機づけになる可能性があると語っている。 (原文執筆:Deborah Charles記者、翻訳:宮井伸明、編集:伊藤典子)
■同性婚支持、「オバマ陣営に献金殺到」
TBS系(JNN) 5月11日(金)14時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120511-00000043-jnn-int
アメリカのオバマ大統領が同性婚を支持する発言をしたのを受け、「オバマ陣営に政治献金が殺到している」とワシントンポストが伝えました。
ワシントンポストの電子版によりますと、オバマ大統領が9日、同性婚を支持したとのニュースが流れると、「その数分以内に政治献金が殺到し始めた」ということです。オバマ陣営の関係者はこの24時間に集まった献金額について、「びっくり仰天する額だ」と答えるにとどめましたが、ある民主党関係者によると、「発表後の90分間で100万ドル集まった」ということです。
「大統領の発言後、私は全国の友人や仲間にすぐにメールを送りました。もっと献金しよう、もっと大統領を支援しようと」(同性婚推進団体 「人権キャンペーン」代表)
現職の大統領が、選挙を前に国論を二分する同性婚の問題で立場を鮮明にすることは政治的な賭けといえますが、こと、政治献金集めでは功を奏していることが明らかになりました。(11日13:01)
■オバマ大統領、同性婚支持-再選にらみ初めて表明
ウォール・ストリート・ジャーナル 5月10日(木)18時25分配信
【ワシントン】オバマ米大統領は9日、ABCテレビのインタビューで、これまでの方針を転換して同性婚への支持を表明した。11月の大統領選挙をわずか 半年後に控える中で賛否の分かれる同性婚問題に対する留保姿勢を変えたもので、政治的な意味合いの大きいスタンスを選択した形だ。
バイデン副大統領やその他数人の上級顧問が最近、同性婚に支持を表明。この結果、オバマ大統領も明確な立場を示すよう強い圧力を受けていた。オバマ大統領は「個人的見解」として、同性愛者同士が結婚する権利を持つべきだと考えていると述べた。同大統領は、数年間にわたって友人や家族と話し合ったり、軍の同性愛者や、同性カップルで子育てをしているスタッフのことを考えたりして、こういう考えに至ったと説明した。
オバマ大統領はABCテレビ番組「グッド・モーニング・アメリカ」でキャスターのロビン・ロバーツ氏の質問に対し、「わたしはこの問題で進化してきた。米国のゲイやレズビアンが公平かつ平等に扱われるべきだとの考えは常に変わらなかった」と述べた。その上で「ある時点で結論に到達した。それは個人的な見解で、同性愛者が結婚可能であるべきだと考えていると公に認めることが重要だという結論だ」と話した。
オバマ大統領は2008年の大統領選挙当時、同性婚には反対だが、シビル・ユニオン(同性間のカップルに適用される婚姻に類似した関係)は支持するという立場を取った。2010年の秋には、同性婚に対する自分の考えが「進化しつつある」と述べ、同性婚支持へ傾いていると解釈されていた。その後、立場が変化したかという質問を幾度となく受けていたが、そのたびに回答を避け、その他の同性愛者の権利擁護の実績を強調していた。
オバマ大統領は「これまで同性婚の支持をためらっていたのは、シビル・ユニオンで十分だろうと考えていたことも一因だった」と述べ、「わたしはまた、『結婚』という言葉が多くの人々にとって極めて強い伝統や宗教的信念などを想起させることに神経質になっていた」と語った。
同大統領がこのような政治的に慎重な立場を持続できなくなったのは、ここ数日間のことだ。それは、バイデン副大統領やその他のオバマ政権幹部が同性婚支持の立場を示したことが少なからず影響した。
同政権高官によると、オバマ大統領は今年に入り、9月の民主党全国大会より前に同性婚の支持を表明したいと意を決していたが、バイデン副大統領の発言やその反響を受けて表明の時期が早まった。ホワイトハウスは、オバマ大統領がテレビのインタビューで同性婚支持を表明することを8日午前に決めたという。
大統領の同性婚支持表明に先立ち、秋の民主党全国大会の主催州であるノースカロライナ州の有権者は8日の州民投票で、結婚は男女間に限るとした同州憲法改正を圧倒的多数で承認したばかり。
世論調査では、同性婚に対する見方は他のどんな社会問題よりも急速にシフトしているものの、同性婚の禁止を採用している州は約30州ある。
このためオバマ大統領の同性婚支持表明は、今年の大統領選挙に潜在的なリスクになり得ると同時に、恩恵をもたらす可能性もある。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とNBCニューズが3月に実施した世論調査によると、同性婚を支持する米国人の比率は49%と、09年の41%から上昇した。反対と回答した比率は40%程度だった。
アフリカ系米国人(黒人)の同性婚支持率はこれまで比較的低かったが、変わりつつある。WSJの3月の世論調査によると、黒人の同性婚支持率は09年の32%から50%にまで上昇した。オバマ大統領の再選に向けた選挙活動でカギを握るのは黒人だ。
また同大統領の同性婚支持表明は若い有権者を活気づける可能性がある。若い有権者は大差で同性婚を支持しており、WSJの調査によれば、18~34歳の同性婚支持率は57%に達する。ABCテレビのロバーツ氏はインタビュー後のリポートで、同大統領が同性婚支持表明にあたり、娘のマリアさんとサーシャさんから影響を受けたと話していたことを明らかにした。
しかしオバマ大統領の立場は、共和党の大統領候補指名を確実にしているミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事の立場と真っ向から対立する。ロムニー氏は結婚は男女間に限るべきだと述べており、今週改めてその立場を強調した。シビル・ユニオンにも反対の立場で、結婚を男女間に限ると限定するよう憲法を修正することを支持している
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