ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

人権平和をたどって福山へ

2012-06-27 01:10:38 | Weblog
広島県の福山市へ彼氏くんと旅に行ってきました。

今治から島なみ街道を渡ってすぐ、距離も時間も結構近いです。
島に橋にドライブには最高のルート、いいですよ~島なみルート!

まず伺ったのは福山市郊外にある「ホロコースト記念館」
アンネの日記のアンネフランクのお父さんとの交流によってこの地に出来たそうで
日本の地方でナチスドイツによるユダヤ人虐殺の資料に触れられるめずらしい施設です。

胸に迫る資料がたくさんで、強制収用所のジオラマやガス室の入り口から脱衣室、ガス室、焼却場所と
改めてこのような恐ろしいことを人はするのだと息絶え絶えに見てきた。

この資料館では、ユダヤ人への虐殺にのみ焦点をあてていましたが
ナチスドイツによる大量虐殺はユダヤ人だけではなく、その他の少数民族や障害者
そして、同性愛者も含まれていました。

数十万程度の同性愛者とされた人が殺されて行ったといいます。

そういう部分も少し触れてみてもいいのになと感想に添えておきました。

地元のキリスト教会の神父さん(牧師さんか分かりません)の熱意がこれほど立派な施設になったそうで
その実行力や維持力に感心することしきりでした。

たぶん、その熱意に建築家の方がずいぶんと頑張ってくれたのではないかと推測しますが
すごくおしゃれな建物で、ちょっと分不相応に感じるほどです。
建築を見に行くとしても価値があるほどの立派な施設でした。

ちょっと郊外ですが、立ち寄る価値があるところでした(入場無料)
たどり着けて本当に良かった

■ホロコースト記念館
http://www.urban.ne.jp/home/hecjpn/


もう一件、福山市の中心、福山城のそばにある「福山市人権平和資料館」

戦争という人類最大の人権破壊と、同和問題に焦点をあてた資料館
市の設備として、専用の大きなビルを建てて人権啓発の発信としている立派な施設

松山にもこのような施設があってみてもいいだろうなと思えるものだった
戦争の浅はかさを地域に根ざして記録に残して伝えていく、そういう常設施設もあったほうがいい
そして、様々な人権課題の啓発発信を日常的にしている施設もあるほうがいい

福山市の資料館では昔ながらの展示のままになっているようで
新しい人権課題へ光をあてていく展示などは無い様に感じました

ちょうど広河隆一さんのチェルノブイリ写真展が行われていて、いろいろと企画はされているようです

福山市でも性的マイノリティはその他の人権課題に入っているようです
せっかくの人権センターでもあると思うので、様々な人権課題の人々がここを拠点に活動すれば
すごく面白いことができるだろうなあ!!いいなー、もったいないなあー。

■福山市人権平和資料館
http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/jinkenheiwashiryoukan/


彼氏くんとのデート旅行のはずが自分の興味でこんなところを巡ってしまうという色気のなさ!
仕方なくでも付き合ってくれる彼氏くんがありがたい(泣)

福山では鞆の浦にも寄ってきました。
こちらはまたおって


コメント
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