ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

同性婚禁止で目覚めるアメリカの同性愛者たち

2008-12-19 00:23:22 | Weblog
大統領選挙と同時に行われた、カリフォルニアでの同性結婚を禁止することに
賛成する住民投票の可決・・・・・その結果に目を覚ました当事者たちから
同性愛者としての権利運動、活動の動きが高まっているんだそうです。

西海岸で生活していれば、まあまあ?そこそこに?ゲイを肯定しながら
ゲイライフを楽しん生活し、権利主張の必要性に切迫感とか、熱い思いとかまでは
持てなかった人たちから、自分たちは酷い目に合っている!声を上げなければならない!と
立ち上がり出したというのです。

あの住民投票は少数者の権利を多数決で判断するという、悲しく憤りのあるものでした。

当事者たちの強い意識・思いというのがまだまだ足りてないところもあったでしょうね。

とても頼もしい動きだなあと、まぶしく思います。

日本でもゲイリブとか活動というものに対して引いちゃうムードがあります。
ゲイリブにかかわらず、労働運動もそうなのでしょう。

今、経済が大変なことになって団結の必要が出てきましたが
いざ!というと何も出来ないままに酷い扱いをうけてしまっています。

「何かを訴える方法が思いつかないでいる」それが今の日本人の不幸です。

ストライキも出来ないし、デモ行進も出来ない、やりたくない。
そんな熱くるしいことはしたくない・・選挙にも期待しない・・

激しいのが嫌なのかもしれませんね。

となると、日本人たちは自分たちにあった熱くならなくて済んで?
時間もとられなくて、手軽でスマートな?運動の方法を見つけなくちゃいけない

何かありますかねえ?


アメリカのゲイの権利運動に戻りますが、この12月10日は「ゲイのいない日」
ということで、ゲイはいっせいに仕事を休もう!なんていうゲイゼネスト?みたい
なのを企画したらしいのですが、社会に大きな影響は与えられずに終わったみたいです。

キング牧師のやった黒人運動では、人種差別でバス座席を白人に譲らねばならない
決まりのあったバスを、乗車拒否してみんなで歩いて出勤しようと呼びかけたのだそうです。

賛同した黒人は日々増えて、毎日多くの人々が誇らしく、仲間の笑顔に勇気付け
られて元気に歩いて出勤したのだそうです。

そんなことから始まった運動が各州に伝わり盛り上がっていったそうです・・

ゲイの場合は見た目も分からないし、多くの同性愛者は隠れてますもんね。
同じようなやり方は賛同が集まりにくいでしょう。
アメリカでさえ、カミングアウトは難しいしオープンな人は一部。

今後アメリカでもいろいろ挑戦して
別の方法を探りあてていくことになるのでしょう。

日本では、どうかなあ?

まずは自分たちは社会に何を望むのか?望んでもいいのか?
そういうことを「ちょっと考えてみる」そんなところから始めてみるかなあ。

なんか途方も無いけどね・・

でもね、キング牧師が立ち上がるときだって
多くの黒人たちは差別に慣れ、自分の状況を素直に受け入れてしまってて
「権利を求める」なんて偉そうだ!おこがましい、
自分たちはそのような立場に生まれてないのだから仕方が無い、と
諦め切ってたんだそうですよ。


■「ゲイのいない日(Day Without a Gay)」
http://daywithoutagay.org/
■ゲイがどれだけ社会貢献しているかを示す行動として
http://gaylife.co.jp/news/660.html
■米 同性婚禁止から新たな活動家の誕生へ
http://gayjapannews.com/news2008/news142.htm

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする