ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

ゲイの献血拒否を是正させよ!愛媛県議会

2008-08-25 03:56:54 | Weblog
男性同性愛者の血液は不要だ!

日赤が献血をつのる上で、ゲイの献血を拒否することについて
同性愛差別を助長する大問題である!!と俺も度々書いてきました。

(過去記事)
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/archive/2005/11/11
http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/archive/2008/01/24
(日赤)
http://www.jrc.or.jp/sanka/blood/terms/index.html
一番下「献血をご遠慮いただく場合」の
 「エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方」
(献血時の問診票)
http://www.ehime.bc.jrc.or.jp/about/kijun.html

ネットではやわらかく表現しているように見えますが
実際の献血の時に書く問診アンケートではこのことを聞かれますし
献血場所には「献血をご遠慮いただく場合」として

■ 不特定の異性と性的接触を持った。
■ 男性の方:男性と性的接触を持った。
■ エイズ検査(HIV検査)で陽性と言われた。
■ 麻薬・覚せい剤を注射した。
■ 上記の該当者と性的接触を持った。

と張り出されているのです。
「男性の方:男性と性的接触を持った」という表現になってますが、昔は
「男性同性愛者」とそのままずばり書かれてたことも!!

今の表現も、同性愛者への十分によろしくない印象を広げるような項目と
併記されているのです。

こういった、偏見を助長するような表示や案内を献血で聞くことについて
それはおかしい!と共感してくれた地元愛媛県の県議会議員さんが
数日前にその疑問を委員会質問でぶつけてみてくれたのです!!

●佐々木泉さん
http://sasaki-izumi.org/index.html
●質問の様子
http://sasaki-izumi.at.webry.info/200808/article_10.html
記事一番下を読んでみてください
なかなか心穏やかではいられない委員会の様子がうかがい知れますよ。

県の回答は
「女性同士の感染はないため、男性に限って注意を促したもので、全国一律のもの」

などという????な返答

そして、日赤の偏見に満ちた真意を分かりやすく耳打ちしてくれる他の
議員さんの一言がたたみかけます

「いずれにせよ、危ない血液をストップしようということよ」

うわ~分かりやすい

危ない血液ですよ・・

自分の血液を危なくない!
そう思いこんでいることがHIVの蔓延を止められないことなのにね。

このように日赤の意思は、人々の偏見を日々助長してるわけですよ

自らにある偏見が吹き出てきたことに気がつかないこの耳打ちした議員さんの
ように、同性愛者への偏見を持つことに正当性があるかのように
日赤が後押ししてしまう、まさに「その時」だったのですね。

献血の安全性のためには、差別が助長されても仕方が無い・・?

そんな意識がいつまでも見直されないままで良い訳がありません。

今回はその問題点に気がつかせるところまでいかなかったようですが
また改めて整理して質問してみてくれるそうです。
コメント
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