ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

血液型に自分探しの答えを求める人たち

2008-08-21 01:54:28 | Weblog
自分の学生時代の頃から血液型占いは人気だった。
血液型で性格が分かる・・といった本もたくさんあった。

今も変わらず血液型で性格を決めるのは日本では当たり前の光景

自分はどういう人間なのか?

10代の頃、自分を向き合う中で
自分の血液型の本を手に取り、自分はそういう人間なのか~
なるほどねえ~、俺は他の血液型にはない特性があるのか~
だからこんな性格なのかあ、仕方が無いんだなあ~

なーんて、理解した風に思ってたこともある。

今売れている本も、そんな血液型で自分探しをする本なのだけど
題名がすごい
「●▲型 自分の説明書」

自分とは何か?
自分でどうとらえたらいいか分からない人が多いから
こういう本が売れるんだろうね。

でも、そのまま読んで「だって、私●▲型じゃん?」なんて自分を説明しても
ちょっと仕方が無いというか、バカらしいというか、恥ずかしい・・

・「変」て言われるとなんだかウレしい。
・自分ルールがある。
・地味でめんどくさい作業を楽しめる

・慎重
・苦労性
・感情をむき出しにはしない

・つかみどころがない
・情や感覚で大事なことを決めたりしない。
・「ど根性」という言葉が大嫌い。

これは、その本の中で各血液型にあわせて書かれていることらしいが
俺は全部に当てはまるような気がする

あなたはこうだ!と強く言われたら
そういえばそうだな、と共感しちゃうだけかも

それを、何年もずーっと「お前はこうだ」と言われたら??
刷り込まれ、それが自分になっていっちゃう???

世間体を気にすることや、協調性を身につけること
多数派をすばやく探し、そこに身を置いていくこと・・
といったことは、日本社会を生き抜く上で非常に大切なことかもしれない。

その分、自分らしくいることや
自分の意見を持つこと、自分と向き合い自己を確立すること
といったことは、後回しにした方が日本社会では賢い生き方かもしれない。

欧米で言われるような
自分自身をしっかり持ってないものはバカにされる!
といったほどのことが無いから若い頃から日々向き合わざるを得ない
という状況に無いのだから「自分探し」も後回しになる。

じゃあ、日本で暮らしてるならそれはそれでいいか?というとそうでもなく
やっぱり自分探しは必要で、生きる上で不安になるし
自分にとっての幸せな生き方が他人任せとなり、分からなくなってしまう。

結局は向き合わざるを得ないことなんだよね。

そんなときに
血液型で分けてくれた、自分探しの答えが載っている本が手軽にある!?
となると、飛びついちゃうのかな。

ゲイである自分にちゃんと向き合うこと・・
そういったことも同じことかなあって思う。


■血液型別自分説明書
http://www.bungeisha.co.jp/campaign/setsumeisyo/index.jsp

■それでも血液型性格判断が気になる人は
http://www.furby.co.jp/
コメント
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