ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

結婚を考えるゲイたちへ

2007-02-10 00:59:09 | Weblog
昨日の続きです。 (http://blogs.yahoo.co.jp/deep8822/45974937.html)

ちょうど俺の年齢層くらい(36歳)が結婚してしまうゲイと、独身を続ける
ゲイの境じゃないかな?

俺より年長の方の時代は、結婚しないなんて選択肢は無いに等しかったと思う。

俺と同年齢のゲイの仲間でも様々な事情で結婚を選択をした人もいる。
家族からのプレッシャー、親の期待、勤め先からの圧力、家業を継ぐ・・・

たまにスーパーで奥さんや子供さんと一緒のところを見かけたりすると
不思議な気分です。本当に父親をやってて凄いなあ、と感心するし、立派と思います。

「既婚者のゲイは魂を売った人たちだ!」なんて責めるゲイコミニティ内の風潮
もあるでしょうが、既婚者へ厳しいことを言うゲイの気持ちには恋愛関係がある
んですよね。これが絡みだすと複雑ですもんね。

社会的な立場も、戻る家庭もありながら、ゲイとしても活動(恋愛活動)する
なんて、おいしいとこ取りだ!結局は家庭を取り、捨てられるだろう立場となる
未婚者ゲイは恨み言を言いたくもなるでしょう。

昨日は「結婚しているゲイの方へ」と応援を書いてはみたものの、
やはり俺の人生として、「女性との結婚」というのは
絶対に歩きたくない道のりなのは間違いない。

結婚したほうが社会的に楽か?立場もよくなるか?幸せになれるか?
自分も家族も幸せになれるのか?・・

俺には到底考えられない選択ではあります。

最近のそれなりにゲイライフを楽しんで来た若い世代は、いづれ自分も女性と
結婚しなくてはならないだろうとは思いつつ今を過ごしているようですが、
ゲイライフを捨て去ることは難しいことだとも気が付いてきているし、
今更女性との結婚など考えられないところにまで来ている人も多いでしょう。
幸せな生き方には程遠いと気がついていると思います。

「若いうちの今は遊んで、いづれは年貢を納めて女性と結婚する!」

そんなモラトリアムな話を良く聞きますが、今考えておく必要がありますよね。

相手の女性のことを考えない訳にはいきません。
これは何より重大なこと。

40代以上の皆さんのように、独身が許されなかった時代とは、今の若い俺たちは
立場も違っているし、情報も、人生の選択もたくさんあるのですから
真剣に考えなければ許されることではありません。

ここは昨日書いていたこととは真っ向反対ですよね。
これから結婚を、という立場の人には十分に責任の取れる判断が求められる
ということなのです。

そのような無理をしないで、このゲイライフを自分自身の人生の道にしていきませんか?
そんな選択肢は、今の時代では十分にありえるのだし、これからはますます。
仮の姿、仮の人生じゃなく・・。

そのように出来るようにするには、今が大切。

20代30代をちゃんと楽しんで、出会いをし、出来れば一生の相手を見つけ
そして自分自身のことを向き合って考えていくことだと思う。

ゲイとして生きていくことは恥ずかしいことではない。
自分が自分を恥ずかしいと思っては駄目だよね!

確かにまだまだ社会的な立場は確立されて無い、未来に少々権利が認められよう
とも自分自身が自信を持たなければ始まらない。

しんどいけどね。自分探しの旅ってそうことだと思う。

俺がやりたい活動も、俺たちが少しでも自分自身の人生を歩んでいける自信を
高められる為に、社会の側も少しでも動かせないかと思って試行錯誤しています。

「社会が変われば自分も変われるのに・・」
そう言いたくなる部分は本当によく分かりますから。

でも、自分たちが自分たちの生きやすい社会にしていこうと思わない限り
始まらないのですね。

社会なんて一人の人には大きなことだと思うでしょう?
あなたの周辺で変えていればいいんです。
今はいろいろな生き方が尊重される社会ですから。

独身を貫いているだけでも、その意思表示はしていることだと思います。
でも昔ほど追及されないでしょう?

社会は女性との結婚で多数派に入る魅力をささやくだろうけど、
それは他人事のおせっかいで、社会やその人の都合で言っているだけかも

自信を持って!

親不孝と思うでしょう、それは別のことで孝行して差し上げましょう。

好き勝手な生き方だと責める人もいるでしょう。
俺たちには俺たちで出来る社会貢献があるはずです。

まずは、自分自身の人生にしっかり責任を持つところから始めたい!
それはとても地に足が付いた、立派な大人の姿だと思います。
コメント
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