ぺんぺんぐいん

ぺんぎん歩きは卒業したよ。

動物

2005-10-06 01:46:51 | フランス旅行
と仲良くなれるようになった!

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いや、たいした話じゃないんです。

CNACにはショーのための馬がいて、練習してるのをちょろっと見学した。
丸い大きなテント(シャピトー)の中で、円形のベンチみたいな枠があって、その中には土が敷かれてる。
中心には人が立って、鞭を持ってる。ベンチみたいな枠の内側を這うようにして馬が歩いたり走ったり。
馬のそばにはもう一人、乗ったりして芸をする人がいて、訓練してた。

馬に対しては中心に立ってる精悍なおじさんが、鞭のちょっとした動きや囁くような声で合図。
それにあわせて、馬は歩みを止めたり、徐々に加速したり。円形に沿って走ってく。

生徒が、馬のそばを一緒に走って飛び乗ったり、乗った上で体勢を変化させたり練習してた。
競馬場行ったことないし、そんな間近で馬を見たのは初めてでした。

うまく行った時には馬の首筋を撫でてあげたり、
人間と馬とのコミュニケーションがダイレクトに行われているのが印象的でした。
通じ合ってるのかもしれない、じゃなくて確実に通じ合ってます。彼ら。

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休憩中の馬がシャピトーの外の柵に囲まれた原っぱにいたので、意識を向けてみた。スポットライトみたいなイメージ。
そしたら、ちゃんと振り向いてくれて。目が合った。またじーっと見つめる。

互いの意識のビームがぶつかって、ロックがかかる。もう二人の世界。笑

馬は少しずつ少しずつこっちに寄ってくる。僕も、柵のところまで近づく。
互いに顔をじーっと見合わせたまま、近づけるところまで近づいて、そっと鼻面を撫でてみたり。

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いや、それだけ。笑

その後農場で会った羊にも、同じ感じで接してみたら、やっぱり近づいてきてくれた。
でも羊の方はちょっと警戒心強かったなぁ。触ろうとしても、あんまり触らしてくれない。

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警戒心の強そうな羊には、掌も向けてみた。
勝手な考えなんだけど、意識って掌からも発されると思う。

例えば多くの文化に、挨拶に手を振る習慣があるわけだけれど、あれって絶対手の甲を向けないですよね。
手の平を向ける、という行為はすごく原始的なコミュニケーションの形の一つなんじゃないかと思う。

羊にも、手を・・ 振ったら、なんか意識がぶれるかなぁと思って、
そっとかざすように向けてみたら、遠くの羊もこっちを向いてくれて、こっちを向いたまま近寄ってきてくれた。

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うん、ほんとにそれだけです。笑

どう解釈していいのかわかんないけど 
うーん、経験からノンバーバルコミュニケーションをある程度意識的にできるようになってきたのかな?

言葉がなくても通じ合える手法を使うと、
動物とも仲良くなれる・・のかもしれないなぁ、と、ちょっと嬉しかった。

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ついでに今日はさっそくまらばりのお仕事でパフォーマンスしてましたが、
演者と観客の間でやりとりされる、
「両者の意識のベクトル(方向と絶対値)の流れ」
というのが見えるようになってきた。

人間って、相手に意識を向けたり、自分の世界に入り込んでたり。
「意識」という視点からその人の状態を捉えると見えてくるものもあるし、
そういう「意識」をコントロールすることによるコミュニケーションって、ある。

挨拶で抱き合ったりしてしまうラテン民族とは違って、
ちょっと人同士に距離感のある日本人は、
そういう空間を越えたやりとりが得意な民族な気がする。

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