北川竜二で、「アレは何したので・・・」でした。

脳内で文章を作った時点で書くのが億劫になってしまうのですが、それでも時々書きます。

昔はEもあった。

2009-02-18 07:22:51 | Weblog
始まりはK(格闘技)だった。そしてE、M(漫才)、R(落語)と「-1グランプリ」は開催されてきた。この中で、現在開催されてない(多分。調べてないし聞かないので)E・・・演劇だ。
演劇に携わる者として、E-1グランプリには参加しなかったが、興味はあったので劇場に何度が足を運んだりした。持ち時間が15分くらい(多分)だったので、芝居というよりコントに近く、これはお笑いイベントだと見て思った。勿論中にはショートストーリーをやったチームもあるが、結果は分かるでしょう。

俺の勝手な解釈だが、コントは「お笑い」、コメディは「芝居」と分けている。1つは芝居や映画で「シチュエーションコメディ」とか「ラブコメディ」とかは聞いた事があるが、「シチュエーションコント」とか「ラブコント」なんて聞いた事がない。もう1つは物語性とそのリアリティ度だ。ストーリー性が強いものや分かるもの、そしてその話にリアリティがあるかないか。弱いものやないものは「お笑い」、強いものやあるものは「芝居」という具合だ。

俺の解釈だが・・・昨日のR-1で見てみると、鳥居みゆきがやったネタは「芝居」と言えなくもない。

演劇というのは内容では互角だとしても時間的なハンデを背負っている。同じものを一つは長時間もう一つは短時間だったら、殆どが短時間を選ぶだろう。
メッセージ的なモノ・・・歌や詩には勝てない。
事件的なモノ・・・ニュースや新聞、ネットには勝てない。
笑う事・・・お笑いには勝てない。

昔は、メッセージも事件も笑いもすべて芝居で人に見せてきた。でもそれが他に取って代わられた。では残された芝居の道は、物語ではないだろうか。そこに出てくる人達ではないだろうか。それを見せるしかないと思う。



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