なんとなくよくわからないな

2017-06-01 19:05:15 | Weblog
新聞を取っていないから気になるニュースはインターネットでなるべく広範囲にわたって調べることにしている。今日気になったのは「女性宮家創設を検討」を議決の記事。なんか違うんじゃないかなあ。今の世代の政治家たちは日本の歴史もあまり詳しくない方々が多いから怖い。カトリック信者がこういうことを言うのは何だけど、日本の天皇制というのは本質的にはヨーロッパの王制とは結構違うのが分かっていてそんなことを言い出しているのだろうか。皇室の本質は日本史のある時点から単に政治的な存在としてだけではなく宗教的な存在でもあるのをわかっておいでなのだろうか。この間の誰だか知らないが「祈ってればそれでいい」という意見も、時と場合によっては確かに正しいこともあるかもしれないのだ。しかし、現代の今この時点ではそれではだめなのも本当だ。

政治家たちはちゃんと皇室について理解したうえで女性宮家を言っているのだろうか。女性宮家とか女性天皇ということになると天皇の血筋は皇室に無関係の一般人の血筋に変わってしまうのだけどそれでいいのかな。天皇の天皇たる意味が変わってしまうけどそれでもいいのかな。

それだったら戦前まで皇族に連なっていた家系から再び皇族に復帰させる方が本当はいいような気がする。何といっても血筋はつながっているのだから。それとも単に庶民に人気のある姫君方を政治的に活用したいだけ?姫君方の夫君はただの人だから生まれてくるお子様もただの人の血筋になってしまうのだけど、それでいいのかな。なぜ、伊勢神宮の最高位の巫女様は必ず皇女から出ているのかわかっておいでなのかなあ。

ヨーロッパの王制とどこが違うというなら、天皇は宗教王でもあるというところだ。平たく平たくいえば日本全国の神主さんのトップ、いやそれ以上だ。そういう存在を安易にヨーロッパの王制と一緒に考えてしまっていいのだろうか。どうもなんかよくわからないんだが。