9/24(日)、北上市立花にある展勝地公園で「みちのく民俗村まつり」が行われたので行ってきたのですが、北口の出入り口付近の斜面に「アベリア/ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)」の花が沢山咲いていました。
アベリア/ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)スイカズラ科 ツクバネウツギ(アベリア)属 Abelia ×grandiflora(アベリア・グランディフロラ)
「ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)」という和名があるが、現在ではふつう「アベリア」と呼ばれている。ただ、単に「アベリア」と呼ばれているのは、中国原産の「タイワンツクバネウツギ(台湾衝羽根空木)A.chinensis」と「アベリア・ユニフロラA.uniflora」の交雑種で、日本には大正時代に渡来したという。
常緑または半落葉の低木。根元から分枝してよく茂り、高さ1~2mになる。葉は対生または3個ずつ輪生し、長さ2~5cmの卵状楕円形で濃緑色、厚くてで光沢がある。花は筒状狭鐘形で長さ1.5~2cm、ピンクがかった白色。花期は5~11月。
庭木、公園樹のほか、乾燥や刈り込みに強いので、生け垣や道路のグリーンベルト、街路樹の根じめなどによく植えられている。
9/26(火)、一関市川崎町薄衣字諏訪前の「川崎生涯学習ステーション」は、公民館、図書館等が複合した施設で地域活性化、地域間交流、生涯学習の振興のための活動を支援しています。この日、ここで学習会があり出席したのですが、図書館の前庭に植えられている「キンモクセイ(金木犀)」が、香りの良い花を沢山咲かせていました。この花は本格的な秋の訪れを告げるものです。
キンモクセイ(金木犀)モクセイ科 モクセイ属 Osmanthus fraqrans var.aurantiacus
中国原産の常緑小高木。香りのよい花が咲くので、庭園樹や公園樹として広く植えられている。高さはふつう4~5mであるが、8mにもなるものがあるという。
葉は有柄で対生し、長さ6~12cmの広披針形または長楕円形で、ふちはほとんど全縁。
花期は9~11月。葉のつけ根に橙黄色の小さな花が束になって多数つき、強い芳香を放つ。花は直径5mmほど。雌雄別株。日本には雄株しかなく、雄花の雌しべは不完全なので実はつかないという。
キンモクセイの香りは、かなり強いので、住宅街の路地を歩いていると、かなり離れていてもその香りが漂ってくる。この香りは、本格的な秋の訪れを告げるものである。
なお、淡黄色の花が咲く「ウスギモクセイ(薄黄木犀)」、白色の花が咲く「ギンモクセイ(銀木犀)」というものも植栽されている。分布:中国
9/4(月)、一関市東山町長坂の住宅団地を歩いていたら、民家の玄関前に、赤い実を沢山つけた「フユサンゴ(冬珊瑚)/タマサンゴ(玉珊瑚)」がありました。
フユサンゴ(冬珊瑚)ナス科 ナス属 Solanum pseudocapsicum
ブラジル原産と考えられている常緑低木。暖かい地方では庭木として、寒い地方では冬の鉢物として、淡い黄緑色から次第に橙、赤へと色づく丸い果実を鑑賞する。別名:タマサンゴ(玉珊瑚)、ソラナム(Solanum)
草丈はふつう約50cm。鉢花向き矮性品種は20cmほど。茎はよく枝分かれして、こんもりと茂り、長楕円形で常緑の小形の葉が密に互生する。暖地ではほぼ1年中白い星形の花を咲かせ、実をつけ続けるが、主な鑑賞期間は秋から冬。
実の直径は1~1.5cmほどであるが、「ビッグボーイ」などの大きい実をつける品種もある。赤く輝く果実はなかなか落ちないので、長い間楽しめる。果実が橙色の品種もある。寒さに強く、暖地では戸外で冬を越し、こぼれ種子が自然に生えてきた苗が育つこともある。
北上市立花のオクトリカブト(奥鳥兜) 9月24日(日)
北上市立花の展勝地公園内に「みちのく民俗村」がつくられています。この「みちのく民俗村」は、北上川流域の古民家や歴史的建造物などを復元・保存し、村の民俗と昔の暮らしを再現する東北最大級の野外博物館です。
ことしで15回目を迎えた「みちのく民俗村まつり」が、9/23(土)と9/24(日)に開かれ、無料公開されましたので、9/24に妻と共に行ってきました。
この日は、青少年伝統芸能発表会(5団体)や餅つき、花嫁の川渡し、昔なつかし花嫁道中、芸能公演(「飯豊鬼剣舞」「行山流口内鹿踊」)などが行われました。
園内につくられている小さな毒草・薬草園に「オクトリカブト(奥鳥兜)」の花が咲いていました。
オクトリカブト(奥鳥兜)キンポウゲ科 トリカブト属 Aconitum japonicum
キンポウゲ科トリカブト属の仲間で青紫色の花をつけるものには、「オクトリカブト」のほか、「ホソバトリカブト(細葉鳥兜)」、「ミヤマトリカブト(深山鳥兜)」、「ハコネトリカブト(箱根鳥兜)」、「キタダケトリカブト(北岳鳥兜)」、「ハクサントリカブト(白山鳥兜)、「サクライウズ」などが知られているが、この「オクトリカブト」の名は、陸奥(みちのく)に多いことから付けられたという。なお、「トリカブト(鳥兜)」の名は、花の形が舞楽のときにかぶる冠(鳥兜)に似ていることによる。
山野の渓流沿いや林内、沢筋など湿ったところに多い多年草。高さ0.6~2m、林縁では斜上し、草原では直立する。葉は5~7裂する
秋(8~10月)に濃い青紫色の花を咲かせる。北海道、本州の山地に分布するトリカブト類は、アコニチン系アルカイドを含む有毒植物として知られる。本種は世界で2番目に毒性の強いトリカブトといわれている。
分布:北海道(札幌以南)、本州(中部以北)
北上市立花の展勝地公園内に「みちのく民俗村」がつくられています。この「みちのく民俗村」は、北上川流域の古民家や歴史的建造物などを復元・保存し、村の民俗と昔の暮らしを再現する東北最大級の野外博物館です。
ことしで15回目を迎えた「みちのく民俗村まつり」が、9/23(土)と9/24(日)に開かれ、無料公開されましたので、9/24に妻と共に行ってきました。
この日は、青少年伝統芸能発表会(5団体)や餅つき、花嫁の川渡し、昔なつかし花嫁道中、芸能公演(「飯豊鬼剣舞」「行山流口内鹿踊」)などが行われました。
園内につくられている小さな毒草・薬草園に「オクトリカブト(奥鳥兜)」の花が咲いていました。
オクトリカブト(奥鳥兜)キンポウゲ科 トリカブト属 Aconitum japonicum
キンポウゲ科トリカブト属の仲間で青紫色の花をつけるものには、「オクトリカブト」のほか、「ホソバトリカブト(細葉鳥兜)」、「ミヤマトリカブト(深山鳥兜)」、「ハコネトリカブト(箱根鳥兜)」、「キタダケトリカブト(北岳鳥兜)」、「ハクサントリカブト(白山鳥兜)、「サクライウズ」などが知られているが、この「オクトリカブト」の名は、陸奥(みちのく)に多いことから付けられたという。なお、「トリカブト(鳥兜)」の名は、花の形が舞楽のときにかぶる冠(鳥兜)に似ていることによる。
山野の渓流沿いや林内、沢筋など湿ったところに多い多年草。高さ0.6~2m、林縁では斜上し、草原では直立する。葉は5~7裂する
秋(8~10月)に濃い青紫色の花を咲かせる。北海道、本州の山地に分布するトリカブト類は、アコニチン系アルカイドを含む有毒植物として知られる。本種は世界で2番目に毒性の強いトリカブトといわれている。
分布:北海道(札幌以南)、本州(中部以北)