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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

奥州市水沢区のニラ(韮)

2006年09月06日 | Weblog

9/2(土)、奥州市水沢区の道路わきにある田圃のふちで、「ニラ(韮)」が白い花を咲かせていました。






ニラ(韮)ユリ科 ネギ属 Allium tuberosum
中国の西部が原産地とされているが、中国やインドなどに広く分布する多年草。日本でも山野に生えているものが見られるが、古くにわが国に渡来したといわれているので、自生のものではなく、野生化したものと考えられている。

 地中に小形の鱗茎があるネギの仲間で、独特のネギ臭がある。葉は扁平で幅4mmほど、左右に開き、束になって伸びる。夏から初秋にかけて、株の間から長い花茎を出して、その先に白い小さな花を半球状に多数つける。

 乾燥や高温に強く育て易いので、一度種子や苗を播き植えすると、その後毎年生えてきて、年に3~5回刈り取っても、あとからあとから生えてきて食べられるので家庭菜園にも向く。庭がなくてもプランターなどに作っておいても間に合う。

一関市室根山のテンニンソウ(天人草)

2006年09月06日 | Weblog





9/3(日)、一関市の大東町、千厩町、室根町の3町にまたがる室根山(標高895.4m)の頂上付近(「山頂へ約3分」の石碑が立っていました)に「テンニンソウ(天人草)」が群生していて、花を咲かせていました。束稲山の頂上にも群生していましたので、この程度の亜高山が適しているのでしょう。タテハチョウ科のヒメアカタテハと思われる蝶々が吸蜜にきていました。









テンニンソウ(天人草)シソ科 テンニンソウ属 Leucosceptrum japonicum
山地の落葉樹林の木陰や草地などに生える多年草で、大群落をつくることも多い。
高さは50~100cmほどになる。茎は四角形で、基部は木質化する。葉は対生し、柄があり、長楕円形または広披針形で長さ10~25cm、幅3~9cm、先は鋭く尖る。

 9~10月、茎の先に直立した花穂を出し、淡黄色の唇形花を密につける。花は下のほうから咲き、花から突き出た長い雄しべと雌しべがよく目立つ。分布:北海道、本州、四国、九州

 なお、富士山周辺に特に多く見られるという、葉の裏面の中脈上に著しく開出毛が生えるものは「フジテンニンソウ(富士天人草)」と呼ばれている。