peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市立博物館のサンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)

2006年09月23日 | Weblog
一関市立博物館のサンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)の青い実 9月23日(土)


9/23(土)、一関市厳美町の一関市立博物館の庭にある「サンシュユ(山茱萸)」が沢山実をつけていました。一部は早くも赤く色づきはじめていました。






一関市立博物館のサンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)3月25日



3月25日(土)、道の駅「厳美渓」&一関市立博物館を経て、真湯温泉まで行ってきました。真湯温泉の周りには、積雪が未だ1mぐらいもありました。
 国道342号線沿いの山々の木々では、ヤマネコヤナギと思われる木が花穂をつけているのが確認できました。
 一関市立博物館の庭に植えてある5~6本のサンシュユ(山茱萸)がツボミを膨らませていました。後10日もすれば満開になることでしょう。




なお、下記の画像は、3月26日(日)に北上川学習交流館「あいぽーと」のフロントに飾られていた「生け花」にされていたサンシュユ(山茱萸)の花で、既に葉も出ています。




サンシュユ(山茱萸)/ハルコガネバナ(春黄金花)ミズキ科 ミズキ属
Cornus officialis
江戸時代中期に、乾燥した果実を漢方薬や薬用酒などにするために中国、朝鮮から伝えられたと言われている中国、朝鮮原産の高さ10mほどになる落葉小高木。現在では一般に花や実を鑑賞するための花木として庭園や公園によく植えられている。

 樹皮は灰褐色で鱗片状にはがれる。葉は有柄で対生し、長さ4~10cmの卵形~楕円形で、裏面の主脈の基部には褐色の毛が多い。花期は3~4月。葉が出る前に4弁の黄色の小花を散形花序につける。花径は4~5mm。早春に黄色の花が咲くので「ハルコガネバナ(春黄金花)」とも呼ばれる。
 果実は長さ1.5cmほどの楕円形で秋に赤く熟す。分布:中国、朝鮮

一関市のサンショウ(山椒)

2006年09月23日 | Weblog
一関市蘭梅山のサンショウ(山椒)の花と蝶


7/18(火)、一関市「蘭梅山いこいの森」公園の4号線側入口の民家の前の「サンショウ(山椒)」の木が沢山花を咲かせていました。蝶や蜂などが何匹もやって来るので、しばらくたたずんでしまいました。









サンショウ(山椒)ミカン科 サンショウ属 Zanthoxylum piperitum
山地や丘陵に生える落葉低木で、高さは3~5mになる。若葉や種子は香りが高く、古くから香辛料として利用されている。果皮は健胃整腸剤にする。若葉を食用にするため、人家の近くにもよく植えられている。

 枝や葉柄の基部には対生する刺がある。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は5~9対あり、長さ1~4cmの卵形または広披針形。

 花期は4~5月。花は黄緑色で花弁はなく、萼片が5個ある。雌雄別株。

 果実は直径5mmほどのほぼ球形で、10月ごろ果が赤褐色に熟すと2つに割れて、光沢のある黒い種子が顔を出す。よく似て食用にならない「イヌザンショウ」のトゲは互生につく。 分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島南部 

緑色のキカラスウリ(黄烏瓜)の果実

2006年09月22日 | Weblog
一関市東山町のキカラスウリ(黄烏瓜)の緑色の実 9月21日(木)



9/4(月)、一関市東山町長坂字町の民家のブロック塀に「キカラスウリ(黄烏瓜)」の青い実が沢山ついていました。花もまだ咲いていました。





一関市厳美町のキカラスウリ(黄烏瓜)の緑色の実 2005年10月26日


10月26日、一関市厳美町にある「簡保の宿・一関」が見える辺りを散策していたら、穂鳰(ほにお)が沢山つくられているところの農家の生垣で「キカラスウリ(黄烏瓜)」の未だ緑色の果実を見つけました。

 一関地方では、「穂鳰(ほにお)」のことを「ほんにょ」と呼んでいるようですが、一本の杭(くい)に稲の束を積んで干す方法の1つです。最近はあまり見られなくなりましたが、懐かしい実りの秋の風物詩だと思います。


キカラスウリ(黄烏瓜)ウリ科 カラスウリ属
 Trichosanthes cucumeroides var.japonica
果実が赤く熟す「カラスウリ(烏瓜)」と同じように、林のふちや人家近くのやぶなどによく見られるつる性の多年草。茎は細く、巻きひげでいろいろなものにからみつきながらのびる。

 葉は長さも幅も6~10cmぐらいで、ふちは3~5つに浅く切れ込む。カラスウリより黄色みの強い緑色で、比較的すべすべしている。

 花期は8~9月。白いレースでつくったベールを広げたような花が咲くが、カラスウリに比べると花のレース状の広がりが少ない。また、花は日が沈んでから開き、夜明け前にはしぼんでしまうという。雌雄別株。雌花は細長い筒状の萼の下に丸い子房のふくらみがある。

 果実は広楕円形で、長さは約10cmぐらいにもなり、カラスウリよりもはるかに大きく、秋に黄色に熟す。

 イモ状にふくらんだ根は多量のデンプンを含み、これから天瓜粉(てんかふん)をつくるという。分布:北海道(奥尻島)~沖縄

12月2日、北上市の国道脇の生垣に黄色く熟した「キカラスウリ(黄烏瓜)」の果実がぶら下がっていました。

 

一関地方のシュウカイドウ(秋海棠)

2006年09月20日 | Weblog
一関市東山町のシュウカイドウ(秋海棠) 9月12日(火)

9/12(火)、一関市東山町松川の民家の庭に「シュウカイドウ(秋海棠)」の花が咲いていました。



一関市厳美町のシュウカイドウ(秋海棠) 9月17日(日)

9/17(日)、一関市厳美町の沖野々という所に「シュウカイドウ(秋海棠)」の花が咲いていました。





シュウカイドウ(秋海棠)シュウカイドウ科 シュウカイドウ属
 学名:Begonia evansianaの通り、ベゴニアの一種。日本には江戸時代初期に入ったといわれる中国中南部原産の多年草。高さは60cmほどになる。葉は互生し、左右の大きさが違う長いハート形。葉のつけ根には「むかご」がつき、晩秋に地面に落ちて新苗をつくる。茎も葉も水分が多く柔らかい。花期は8~10月。茎の先や葉のつけ根に淡紅色の花が垂れ下がって咲く。同じ株に雄花と雌花がつく。

一関市厳美町のエゾリンドウ(蝦夷竜胆)

2006年09月17日 | Weblog



9/17(日)、一関市厳美町の道の駅「厳美渓」に隣接している一関市立博物館の館長講座がありましたので、妻と共に参加しました。道の駅のトイレに「エゾリンドウ」の改良品種であるピンク色のエゾリンドウが飾ってありました。
 また、国道脇の休耕田には「エゾリンドウ(蝦夷竜胆)」が栽培されていました。








エゾリンドウ(蝦夷竜胆)リンドウ科 リンドウ属 Gentiana triflora var.japonica
山地から亜高山の草地や林のふち、湿地などに生える多年草で、高さは30~80cmになる。茎は赤味を帯びるものが多く、根茎は太い。葉は対生し、長さ6~10cmの披針形で、ふちはざらつかず、裏面は白っぽい。

 9~10月、茎の先や葉のつけ根に青紫色の花が段々になってつく。花は長さ3~5cmの筒形だが、日光を受けて開き、雨や曇りの日は閉じる。花屋で切花用に売られているのは、このエゾリンドウの栽培品であることが多い。分布:北海道、本州(中部地方以北)