(上)コナラ(小楢)の堅果(ドングリ) ドングリ(団栗)とは:トチグリ(橡栗)の転か。カシ(樫)やクヌギ(橡)、ナラ(楢)などの果実の俗称。椀状の殻斗があり、果実の下半を包む。[岩波書店発行、新村 出・編「広辞苑」第五版より]
2016年10月7日(金)、北上市「詩歌の森公園」を散策していたら「ドングリ(団栗)」と呼ばれている果実が地面に沢山落ちていました。近くに植栽されているコナラ(小楢)の実でした。
コナラ(小楢)ブナ科 コナラ属 Quercus serrata
雑木林でお馴染みの落葉高木。かつては薪炭材や肥料として重宝された。現在はシイタケ(椎茸)の原木などに利用され、庭や公園などにも植えられている。樹皮は灰黒褐色で、縦に不規則な割れ目がある。葉は倒卵形で、長さ約1㎝の柄がある。葉の裏面には星状毛と絹毛があって白っぽい。秋は紅葉が美しい。ドングリ(堅果)は長さ1.5~2㎝で、下部は卵形の鱗片にびっしりと覆われた殻斗に包まれている。分布:北海道~九州。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」より]