2012年6月4日(月)、一関市立渋民公民館(館長・伊藤朋広)主催の文学講座「菅江真澄・はしわの若葉を歩く」全5回の2回目が開講されましたので受講してきました。会場の渋民公民館(渋民集会センター)(大東町渋民字小林29-2)に隣接している畑に植栽されたヤグラネギ(櫓葱)が、珠芽(しゅが)を沢山つけていました。
ヤグラネギ(櫓葱) ユリ科 アリウム(ネギ)属 Allium fistulosum Linn var.viviparum Makinoネギ属の植物は北半球に400種ほどあり、いずれも独特の匂いをもち、地中に鱗茎が発達する。観賞用に栽培されるもの(園芸界では「アリウム」と呼ぶ)もあるが、古くから食用として利用され、今では重要な野菜になっているものが多い。
ユリ科(Liliaceae)ネギ(A. fistulosum Linn.)は中国西部からシベリアにかけて分布している多年草で、本種はその変種とされています。ただし、自然に分化したものではなく、人間の手によって選抜されたのではないかと言われています。5月に花茎の頂点に形成される「珠芽(しゅが)」が櫓(やぐら)に似ていることからこの名前が付けられました。晩春~初夏に珠芽を植えつけることで容易に繁殖が可能です。葉にはアリシンなどを主成分とする精油を含み、発汗・利尿・健胃作用があります。
花の代わりに「珠芽(しゅが)」と呼ばれる球根状の芽が形成されます。普通のネギは、ぼんぼり状の花を咲かせることから、一般にこれを「葱坊主」と呼びます。群馬県特産の下仁田ネギは、葉の緑の部分(葉身)が短くずんぐりむっくりとした形態が特長です。
ネギ(葱)Allium fistulosumは、シベリアからアルタイ地方原産と考えられている。「葱」は中国名で日本では「ギ」と読むので、古くは一文字(ひともじ)とも呼んだ。日本には大変古い時代に入ったので、各地で風土に合った栽培品種ができた。関東地方では深く土寄せして、葉の基部を白く軟化した「根深ネギ」が多く栽培され、「千住ネギ」や「岩槻ネギ」、群馬県の「下仁田ネギ」などが有名。西日本では緑色の葉の部分を食べる葉ネギが主流で、「九条ネギ」が代表的な品種。本来は多年草だが、越年草として栽培する。初夏につく球形の花穂がいわゆる「ネギ坊主」。東北地方などでは、茎の先に小苗状のむかごができるヤグラネギ(櫓葱)が家庭用に栽培されている。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&下記Webサイトより]
http://tomorrow-noen.jugem.jp/?eid=106 [ヤグラネギ:素人の野菜作りブログ]
http://www.takeda.co.jp/kyoto/area/plantno123.html [ヤグラネギ:武田薬品工業株式会社京都薬用植物園]
http://kotobank.jp/word/%E3%83%A4%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%8D%E3%82%AE(%E6%AB%93%E8%91%B1) [ヤグラネギ(櫓葱)とは:コトバンク]
http://homepage2.nifty.com/hatory/xin_cheng_hong_wen_yun_gong_fang/yaguranegito_jiu_tiaonegi.html [ヤグラネギと九条ネギ]
http://plaza.rakuten.co.jp/kansonaikikata/diary/201206010000/ [ヤグラネギ(櫓葱):歩人のたわごと:楽天ブログ(Blog)]
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