peaの植物図鑑

パパイア(Papaya)

「岩手県立花きセンター」のパパイア(Papaya)
 2007年12月21日










2007年12月21日(金)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花きセンター」
に行きました。本館がある所にある「研修温室」内に植えられている
「パパイア(Papaya)」が実を沢山つけていました。




岩手県立花きセンターのパパイア(Papaya)
 2007年1月30日








2007年1/30(火)、金ケ崎町六原にある「岩手県立花き(花卉)
センター」に行きました。本館がある所にある「研修温室」には、
大きな果実がついた「パパイア(Papaya)」の木がありました。








岩手県立花きセンターのパパイアの果実
 2005年12月25日





2005年12月25日、金ケ崎町六原にある岩手県花き(花卉)センター
に行ってきました。「研修温室」にパパイヤの実がついていました。


パパイアパパイア科 パパイア属
 Carica papaya
パパイアは、英語でPapaya,Pawpaw,Papaw,Melon Treeなどと表記す
るので、「パパイア/パパイヤ」のほかに「パウパウ」、「ママオ」、
「ツリーメロン」とも呼ばれている。中国名は「万寿果、番木瓜」

南メキシコなど熱帯アメリカの低地帯(アメリカ熱帯雨林気候区)
原産の常緑小高木で、高さ5~8mになる。現在では世界の熱帯・亜
熱帯で栽培されている。日本でも沖縄・鹿児島県地方で植栽されて
いる。半木本状の幹は1本で、枝分かれすることは少ない。雌雄別株。
まっすぐに伸びた茎の先に全体で長さ1m近い大きな葉をまとめてつ
ける。ヤツデに似た葉は5~7裂する。長い葉柄があり、葉は掌状に
大きく切れ込みが入っている。葉質は薄くて柔らかい。

パパイアは多年生であり、背が高くなり、茎も次第に太くなるので、
「樹木」のように見えるが、茎は非常に柔らかく、台風に遭うと簡単
に倒れる。そして、倒れたものが枯れると、1カ月も待たずに腐って
とろける。つまり木質化していない。

花は茎の先端近く、葉の下側に出る。通常は雌雄異株。雌花は幹に直
接つくような感じなので、実も幹の周りにこぶのようにくっついている
ように見える。雄花は長い花序になって垂れ下がる。花は黄緑色で目立
たない。

果実は直径30cmぐらいになり、熟すると黄色くなる。粒々とした黒い
種子を中央に持ち、種子の周りの果肉を食べる。葉や種子にはアルカイ
ドのカルパインを含む。種子は駆虫剤になる。また乳液にはタンパク
質分解酵素のパパインが含まれ、ビールの清澄熟成剤や肉類の軟化剤、
消化剤、サナダムシの駆除剤に利用される。

沖縄では古くから庭木として植えられており、野菜として食べる場合
は、まだ未熟な緑色のうちに収穫して実の皮をむき、果肉を千切りに
して刺身のつまにしたり、水にさらして炒め物にするという。果物と
して食べる場合は、樹上で果実の1割から2割程度色付けさせてから収
穫し、追熟で黄色く柔らかくしてから食べる。

パパイアの株には性型があり、雄、雌、両性の3タイプがある。雌株
と両性株では果実品質に大差なないが、両性株の果実は洋ナシ型にな
り、雌株の果実は丸みを帯びている。市場評価が洋ナシ型の果実の方
が高いため、経済栽培には両性株を用いる。
 
パパイア属(Carica)は、熱帯よび亜熱帯アメリカに約25種が分布。
幾分多汁質の低木、まれにつる性。通常は雌雄別株。しばしば不完全
花(単性花)株がある。直幹で掌状浅裂葉が樹冠を形成する。花は最
上部の葉腋に生じる。属名のcaricaとはラテン語でイチジクの意。葉
がイチジク(クワ科)に似ることによる。

 なお、下記のWebサイトには、素晴らしいパパイアの花の画像が掲
載されています。
 http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs/papaia.html

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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