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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「発掘された日本列島2022」を観る!(その7) 2022年10月22日(土)

2022年10月25日 | 気候、天気、季節の風物詩




新発見考古速報 古墳時代

 両迫間日渡遺跡(りょうはざまひわたしいせき)熊本県玉名市




祭祀遺構と樹木根(北東から):左下がクスノキの樹木根。写真中央に見える遺物群が祭祀遺構C、右下が同B、クスノキの木片3点を年代測定した結果、AD40~185年という結果が得られた。

「公式図録」には”ヤマト政権との関係を示す古墳時代の祭祀(さいし)遺構、クスノキの根元で行われた祈り、数量・精緻さともに県内随一の石製模造品”という表題の詳しい説明が記載されています。

(上右下)出土状況(北から):2m四方の範囲に土器や石製品が密集して出土。遺物のほとんどが完形かそれに近い状態で、種類ごとにまとまっていることから、意図的な配置がうかがえる。
 出土遺物内訳 玉類:勾玉2点、なつめ玉4点、管玉5点、臼玉353点。
石製模造品:有孔円盤14点、剣形8点。



完成品の剣形石製模造品4点の長さは9.7~15㎝で、九州出土のものとしては大型。なかごに孔があるものが2点、その側縁に小さな「えぐり」があるものが1点あり、ひもで吊り下げたと考えられる。


有孔円板は鏡を模したものと考えR垂れている。石材を薄い円形に成形し、中央に孔をうがつ。祭祀遺構Cのものと比べて、かなり小型。直径1.6㎝。




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