パンダカンアオイ（パンダ寒葵）

千厩野草会のパンダカンアオイ（パンダ寒葵）
　2009年5月4日




2009年5月4日（月）、一関市千厩町千厩字西小田の
千厩ショッピングモール「エスピア」で開催中の千厩
野草会（会長 金野昌敏）の「春の山野草展」に
1鉢だけでしたがパンダカンアオイが展示されていました。
上から見ただけでは、このユニークな花は目立た
ないので見過ごしてしまうようです。



千厩野草会「春の山野草展」から
　パンダカンアオイ（パンダ寒葵）　2008年5月5日




2008年5月5日（月）、一関市千厩（せんまや）町千厩
の千厩ショッピングモール「エスピア・ホール」で開か
れていた千厩野草会（会長・小野寺義昭）の「春の山野
草展」を見に行ってきました。その中にパンダカンアオイ
（パンダ寒葵）が展示されていました。



パンダカンアオイ（パンダ寒葵）
ウマノスズクサ科　フタバアオイ（アサルム）属
Asarum maximum
中国の中部、湖北省から四川省に分布する常緑の
多年草。林内の腐植土に生える。葉は広卵形から
狭卵形で、基部は深い心形。長い葉柄がつく。また、
くすんだ緑色の中に白い斑紋が混じることがある。

4～5月、花弁のない萼片だけの黒紫色と白色の花
を咲かせる。3個の萼片は合着して壺形になり先端
は広がる。その周辺は黒紫色、内側は白色、咽は紫
色。
なお、赤花や緑花などのものもあるとのこと。

和名は、花のイメージが、ヒマラヤから中国にか
けての山地に住む動物「パンダ」のようだからと
のこと。中国に住むジャイアントパンダは、顔が、
目と耳以外は真白。
パンダについて
2008年5月20日（火）付「朝日新聞」～「私の視
点」 麻布大教授（動物生態学）高槻成紀（せいき）
～より
”パンダは、かつては北京の近くからヒマラヤま
での広い範囲に生息していたが、現在は四川省の
山奥に細々と生き延びているにすぎない。パンダ
の減少が急速に進んだのは、60～70年代の文化大
革命の時期だ。人口が増加したのにともなって森
林伐採が進み、食物である竹が枯れ、パンダが餓
死するという悲劇が起きた。パンダ死亡のニュー
スが伝えられると、世界中から援助の手がさしの
べられ、四川省には立派な保護施設ができた。”