peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

リコリス・スプレンゲリ/ムラサキ・キツネノカミソリ(紫狐の剃刀)

2007年11月09日 | Weblog
一関市東山町のリコリス・スプレンゲリ
 2007年11月5日


2007年11月5日(月)、一関市東山町長坂の「長坂
第2行政区」内を歩いていたら「リコリス・スプレンゲリ」
と思われる植物が花を咲かせていました。



リコリス・スプレンゲリヒガンバナ科リコリス(ヒガンバナ)属
Lycoris sprengeri
中国原産の多年草(球根植物)で、観賞用に栽培され
ている。花期は9月。花茎は高さ50cm前後。先端部が青
紫色を帯びた淡紅色の花を開く。葉は翌年の春に伸び
て、花が咲く前に枯れてしまう。現在では学名そのまま
の「リコリス・スプレンゲリ」の方が通りがよい。

リコリス(ヒガンバナ)属は、日本および中国に12種
分布する耐寒性の球根植物で、葉は線形で根生し、普通
開花後にあらわれる。花茎は直立し、茎頂に散形花序を
つける。
花は漏斗状で、赤、黄、桃、橙、白色。子房は3室。
果をつける。花被片は反巻の強いヒガンバナL.radiata
から、ほとんど反巻しないキツネノカミソリL.sanguinea
まである。
葉は出現が晩秋のヒガンバナ、ショウキズイセンL.aurea、
シロバナマンジュシャゲL/albifloraと、早春のキツネノカ
ミソリ、スプレンゲリL.sprengeri、ナツズイセンL.squamigera
などの2型がある。

毒草のため日本ではあまり栽培されないが、外国では花壇に
植えられ、花の黄色いショウキズイセンなどが輸出されてい
る。

日本のヒガンバナは3倍体のために種子を生じないが、ヒガン
バナの変種で2倍体のプミラL.radiata var.pumila、スプレン
ゲリ、キツネノカミソリ、ショウキズイセンなどの種では種子
のできるものもあり、さまざまな園芸品種もできている。
[栽培]繁殖は分球または種子による。[花期]7~9月。

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