peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

大船渡の三面椿 岩手県指定天然記念物

2009年03月16日 | Weblog
大船渡の三面椿 岩手県指定天然記念物
 2007年2月27日








2007年2/27(火)、朝から晴れて暖かい日が続いてい
ます。この日は陸前高田市と大船渡市まで行ってきまし
た。
 
大船渡市泊里地区の熊野神社境内にある、樹齢およそ
1,400年、幹囲8m、樹高10mといわれるヤブツバキ(藪椿)
岩手県の天然記念物に指定されています。
かつてこの椿は、境内の東西と南側の三方向に植えら
れていたところから三面椿と呼ばれた一本で、
高緯度地帯に現存するヤブツバキの巨木としては景観以
上の価値を持つといわれています。

大船渡市では、市内いたる所で、自生のヤブツバキが春
を告げる花を咲かせている光景を見ることができます。
また、ツバキは大船渡市のシンボルとして親しまれ、市
では、ツバキをキャッチフレーズとした街づくりを進めて
います。








ヤブツバキ(藪椿)ツバキ科 ツバキ属
 Camellia japonica
日本の代表的な花木の一つで、庭や公園などに広く植え
られている。自生のものは海岸近くの丘陵や山地に生える。
常緑高木で、高さは5~15m。樹皮は灰白色でなめらか。

葉は互生し、長さ5~10cmの楕円形~長楕円形で、厚くて
かたく、縁には細かい鋸歯がある。表面は光沢があり、裏
面は淡緑色。

花期はふつう2~5月。花は紅色で直径5~6cmの杯状で花弁
はあまり開かない。花弁の基部と雄しべの下部はくっつい
ていて、散るときは一緒にポトッと落ちる。
花には蜜が多く、メジロなどがよくやってくるという。

果実は直径5cmほどで、熟すと3つに割れる。種子からは椿
油を採る。ヤマツバキともいう。分布:本州~沖縄。

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