2015年9月8日(火)、一関市大東町の渋民市民センター主催の「室蓬カレッジ現代文学講座」の第3回目が開催されましたので、行ってきました。市民センターの近くに群生しているススキ(芒・薄)が、花穂を沢山出していました。
カヤ(萱)/ススキ(芒・薄)イネ科 ススキ属 Miscanthus sinensis
秋の七草のひとつとして、オバナ(尾花)の名でも親しまれている。「尾花」とは穂の出たススキのことで、十五夜の月見に欠かせない。山野にごく普通に生える多年草。高さは1~2m。茎は多数束になって出て、大きな株をつくる。葉は幅1~2㎝の線形で堅く、縁はざらざらしていて、手などを切りやすい。中央の脈は太い。穂は長さ15~30㎝。十数本に広がった枝に小穂が密につく。小穂には紫色を帯びた白色~黄褐色の毛が多く生え、7~10月に葯が黄色の花をつける。(小穂には途中で折れ曲がった芒(のぎ)がある。花の時期の穂は褐色。実の時期の白い穂は)日本の秋を代表する風景のひとつ。
変異が多く、葉の細いもの、穂が紫色を帯びるものなどがある。また、葉に矢筈形の斑が入る(淡黄色の横縞のある)ものはヤハズススキ(タカノハススキ)という。ほかに白い斑入りのシマススキなどの園芸種もある。
このほか同属の類似種に、冬でも緑色のトキワススキ、葉の幅が広くよく海岸に見られるハチジョウススキなどがある。河原や水辺などの湿地に生えるオギ(荻)も同属でよく似ているが、小穂の毛が銀白色で長く、芒(のぎ)がない。分布:日本全土。[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑3・秋の花」&講談社発行「野の花・街の花」より]
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