2011年8月7日(日)、紫波郡紫波町門田の国道456号線(遠野街道)沿いにある農家の裏にある花畑に群植されたエゾギク(蝦夷菊)が、ピンク色や淡紫色、紫色、紅、白などの花をそれぞれ咲かせていました。この場所は、野村胡堂・あらえびす記念館(紫波町彦部暮坪193-1)から西側に400mほど離れた所にありますが、様々な草花が植栽されていました。エゾギク(蝦夷菊)その1
エゾギク(蝦夷菊) キク科 カリステフス(エゾギク)属 Callistephus chinensis
1属1種で中国北部から中央アジアを原産地とする一年草で、箒立ち系と株立ち系がある。属名は「美しい花冠」の意。日本ではこの属を通常アスターと呼んでいるが、アスター属Asterとは別属で、英名はチャイナ・アスターChina aster。
ヨーロッパで改良されて多様に発展し、切り花として親しまれている。信州などの高冷地で大量に切り花用の栽培がおこなわれている。品種改良が進み、草丈は20~60㎝、頭花は径3~4㎝の小輪から8~10㎝以上の巨大輪、花は平弁、管弁、ポンポン咲きなど、また一重、八重咲きの’ヒメ・ローズ’cv.Hime Rose、’スターライト・ローズ’cv.Starlight Rose、万重咲きの’ミラディー・ブルー’cv.Milady Blueなどきわめて変異に富む。花の色も桃、赤、橙、紫、白色など豊富。
従来仏花の利用が多かったが、品種改良で高級花の性状も備えてきた。栽培:暖地では秋播きで6月に開花、高原では春播きで夏~秋に開花する。生育適温は20~25℃、育苗時に立枯病や萎凋病など土壌病害にかかりやすいので、土壌消毒が必要。
[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」&同「山渓ポケット図鑑2・夏の花」より]
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