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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」の椿 ’リンゴツバキ(林檎椿)’ 2013(平成25)年12月19日(木)

2014年01月15日 | 植物図鑑

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2013(平成25)年12月19日(木)、世界の椿館・碁石(岩手県大船渡市末崎町字大浜280番地1)に行ってきました。この椿館では、世界13カ国150種の椿と四季折々の花卉を植栽展示していますが、椿は全体の5分の1ほどしか花を咲かせていませんでした。

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(上)入口を入り、「交流広場」から「郷土の椿」コーナーを過ぎ、北側の通路を真っ直ぐ進んだ壁際に「リンゴツバキ(林檎椿)」が、濃紅色、一重、筒咲き、中輪の花を咲かせていました。この椿は、赤いリンゴ(林檎)のような実がなるのでこの名がついたそうです。

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原種椿 リンゴツバキ(林檎椿) ツバキ科 ツバキ属 Camellia japonica 'Ringo-tsubaki'

産地:屋久島。花:濃紅色、一重、ラッパ咲き、小~中輪。花期:3~4月。葉:楕円、小形。樹:叢生。来歴:赤いリンゴのような実がなるのでこの名がつく。中の種は小さい。秋芽が伸びる。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会編「最新日本ツバキ図鑑」より]

ヤクシマツバキ(屋久島椿)/リンゴツバキ(林檎椿)ツバキ科 ツバキ属 Camellia japonica forma macrocarpa

「ヤクシマ(屋久島)」という名前がついているが、屋久島のみの固有種ではなく中国地方西南部や四国・九州にも自生する。「屋久島での分布は、 海岸地帯から標高100m付近全域に多く自生。屋久島での花期は、1~3月 (標高500m以下)。屋久島での果実(緑~赤)は5月(標高500m以下)」とのこと。ヤブツバキの変種として知られ、ふつうは果肉の厚い直径5~7cmほどの大きな果実をつける。

下記のWebサイトには、リンゴツバキの実(果実)の画像が掲載されてい ますが、屋久島では直径7cmほどのものは普通の大きさで、大きいものは14cmを優に超えるものもあるそうです。

http://www.ramble-among-flora-of-miyazaki.com/sub63-102.html [リンゴツバキ  ツバキ科 ツバキ属  別名 オオミツバキ]

 熟して赤くなるとリンゴ(林檎)のように見えることから、「リンゴツバキ(林檎椿)」とも呼ばれます。リンゴツバキのほとんどは半分ぐ らいが赤色になるが、大きいものほど果皮の色は薄くなるそうです。花はヤブツバキとほとんど変わらず、果実中の種子の大きさも一般的な ヤブツバキとあまり変わりないそうです。それだけ果肉が厚いということで、木からもぎ取り放置して4~5日経つと乾燥して3つに割れ、中に6個ほどの種子が見えるとのこと。

http://aquiya.skr.jp/zukan/Camellia_japonica/Camellia_japonica_f_macrocarpa.html [ツバキ(リンゴツバキ)]

http://www.takeda.co.jp/kyoto/area/plantno42.html [リンゴツバキ:武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園]

リンゴツバキ:ヤブツバキの変種とされ、果実が大きく直径7~8cmにも達し、熟期が近づいて赤褐色に色づくとリンゴ(林檎)のように見えるため、その名がつけられた。最初は屋久島産のものに命名されたため、

とも呼ばれるが、屋久島以外にも四国や九州の南部や西部地域で大型の果実をつける個体がしばしば見つかるため、明確に は区別できないところがある。一重のラッパ咲き、中輪。花期:3~4月。分布:屋久島~九州南部。

http://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/%A5%EA%A5%F3%A5%B4%A5%C4%A5%D0%A5%AD [peaの植物図鑑:「世界の椿館・碁石」のリンゴツバキ(林檎椿)/屋久島椿(やくしまつばき)2008年2月28日]