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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

キツリフネ(黄釣舟)

2005年09月12日 | Weblog
キツリフネ(黄釣舟)ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 Impatiens noli-tangere

 山地の湿った林下や沢や小川などの水辺に生える1年草。花期は6月~9月。
花は黄色で内側に赤褐色の斑点があり、長さ3~4cm。距の先は下に曲がり、ツリフネソウのように巻き込まない。咲き始めの頃はよく閉鎖花をつける。分布:北海道~九州 (「ツリフネソウ」については、前に記載しています。)

ツリフネソウ(釣舟草)

2005年09月12日 | Weblog
ツリフネソウ(釣舟草)ツリフネソウ科 ツリフネソウ属 Impatiens textori

小川や沢の水辺など湿ったところに生える1年草。高さは50~80cm。茎は赤みを帯びるものが多く、節がふくらむ。葉は互生し、長さ5~15cmの広披針形で、ふちには小突起のある鋸歯がある。花期は7~9月。花は紅紫色で長さ3~4cm。(花が淡紅色のものもあるという。)

「釣舟草」の名の由来は、細い柄の先にぶら下がって咲く花を花器の釣舟にたとえたというもの。また、花を帆掛け舟に見立てたという説もある。

 ツリフネソウの仲間の花は、いずれも花弁が3個ある。萼片も3個あるが、花弁と同じ色なので花弁のように見える。萼片のうちの1個は大きく袋状になり、先端は細長い距になっている。

 ツリフネソウの仲間に「キツリフネ」という黄色い花を咲かせるものがあるが、この花の距は先端が細長くのびているだけなのに対し、ツリフネソウは距が渦巻状に巻き込んでいる。

 果実は細い紡錘形で、熟すと果皮が裂けて種子が飛散する。(ホウセンカと同じ仲間なのもうなずけるというもの)分布:北海道~九州