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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

熊谷達也講演会「芦東山が生きた時代」を聴く! 2019年3月17日(日)

2019年03月17日 | 講演会

https://ja.wikipedia.org/wiki/熊谷達也

2019年3月17日(日)[13:30~15:00時]、大東コミュニティーセンター(室蓬ホール、一関市大東町摺沢)で、株式会社・潮出版社主催の講演会が行われたので聴きに行ってきました。講師は宮城県仙台市在住の直木賞作家・熊谷達也さんで、演題「無刑の人~芦東山が生きた時代」。

一関市大東町渋民出身儒学者で、刑法思想の先駆者とされる芦東山(あし・とうざん、1696~1776年)を題材とした小説「芦東山」が、月刊誌「潮」2019年1月号から連載が開始されたことに関連した講演会。

 熊谷さんは、東京電機大学理工学部数理学科卒で、その後も埼玉県と宮城県気仙沼の公立中学校で数学教諭を8年間務めたが、もともとが理系ということもあって2016年潮出版社から出筆依頼を受けたとき、芦東山のことはほとんど知らなかったと告白した後、聴衆に向かって「芦東山を知っている人は手を挙げて」呼びかけ、5分の一ほどの聴衆が挙手したのを見て、さすがは一関だと感心していました。

 講演内容は省略しますが、難聴で補聴器がないと会話もままならない私にも、講演が良く聞き取れて良かったです。写真撮影は禁止でした。

https://www.iwanichi.co.jp/2018/12/14/265952/ 


シンボジウム「菅江真澄と平泉」 2019年2月24日(日)

2019年02月25日 | 講演会

2019年2月24日(日)、平泉町教育委員会主催「平成30年度歴史教室」第3回・シンポジウム「菅江真澄と平泉」が、平泉文化遺産センター(平泉町平泉字花立、13:30~17:00時)を聴きに行ってきました。雲一つないような晴天に恵まれて良い一日でした。 

シンポジウムは、先ず最初に秋田県立博物館制作の「菅江真澄」の映像鑑賞から始まりました。

次に東京学芸大学教授・石井正己氏の基調講演「平泉で読む菅江真澄」をお聞きしました。

 講演やパネルディスカッションを通して、中尊寺で開かれた歌会に参加したとされる江戸時代の紀行家・菅江真澄に理解を深めました。町内外から約140人が来場したそうです。

 

基調講演で石井教授は、菅江真澄がエゾ(蝦夷/北海道)へ渡る際に自作の和歌で松前藩主らを感銘させ、旅人が禁じられていた渡航を許可させた逸話を紹介し「平泉の地で和歌の実力を蓄えた真澄は、和歌の力が人を動かすと思っていたのだろう。平泉滞在の経験が自信になり、後の人生に大きな影響を与えたのではないだろうか」と指摘しました。[下5つの資料は、講師が配布したもの]

 

 パネルディスカッションは、石井教授と東北大の川島秀一シニア研究員、秋田県立博物館の松山修主任学芸主事。宮城学院女子大の菊池勇夫名誉教授が登壇。平泉文化遺産センター館長の千葉信胤氏がコーディネーターを務めて行われました。(内容省略)

平泉町では昨年(2018年)5月、藤原秀衡公の600年忌として中尊寺で開かれた歌会「冬懐旧(ふゆかいきゅう)の詩歌を記録した冊子が発見されています。この中に「秀雄」「三河岡崎白井英二」の名で菅江真澄の和歌が掲載されています。

 http://www.iwate-np.co.jp/article/2019/1/18/44101 [紀行家・菅井真澄の和歌発見 中尊寺で秀衡しのぶ歌会に寄せ:2019.02.23(土)付「岩手日報」]

 


「世界の椿館・碁石」の原種サザンカ(山茶花)2018年12月15日(土)

2018年12月19日 | 講演会

2018年12月15日(土)「世界の椿館・碁石」(岩手県大船渡市末崎町字大浜280番地)に行ってきました。(この日の入館料は200円)「日本の原種椿」コーナーに植栽されている「サザンカ」(山茶花)という名札をつけたツバキ(椿)が花を沢山付けていました。

 https://blog.goo.ne.jp/pea2005/s/原種サザンカ


一関市大東図書館「移動文学の旅」事前研修 2018年9月9日(日)

2018年09月10日 | 講演会

2018年9月9日(日)、一関市大東図書館主催の「移動文学の旅」(事前研修)という講演会が開催されました。講師は盛岡市玉山区渋民の石川啄木記念館で約24年にわたり学芸員を務めた「啄木ソムリエ」山本玲子さん。(2013年11月退職)

1.啄木の女性?問題(菅原芳子と平山良子、そして小奴)では、平山良子が実は男性であることが知らされる。

2.働くことの充実感(歌集『悲しき玩具』所収)

3.借金問題(啄木の借金のメモには、渋民、盛岡、北海道、東京別に金額が書き込まれています。)

借金の歌(歌集『悲しき玩具』所収)

借金を返す喜び

 4.悲喜哀楽を味わう



『盛岡藩家老席日記』を読む! 2018年7月11日(水)

2018年07月13日 | 講演会

2018年7月11日(水)、芦東山記念館(一関市大東町渋民字伊勢堂71-17)の平成30年度第2回目の館長講座が開催されました(13:30~15:00時)。今回のテーマは”公儀御馬買衆の往来~『雑書』を通して(その1)”

 『雑書』というのは、盛岡藩の家老席を務めた人たちによって書き継がれた日記で、盛岡藩領の出来事を中心に様々なことが記録されています。各年度ともに正月の儀式から始まり、五節句(人日、「上巳、端午、七夕、重陽)を経て歳暮に至っているが、その間に領内に起こった政治、経済、社会、文化など(例えば、参勤交代、藩主の鷹狩り、幕府へ献上の鷹・白鳥・鶴・菱喰・鮭・鱈・薯蕷(山芋)、城内での能興行と大般若執行、役人の人事異動・休暇願、藩士の家督相続・婚姻・嫡子願、神社仏閣の祭礼、社寺参詣、繋・鶯宿・台・鹿角大湯・湯瀬などへの湯治、打首獄門、他領追放、抜参り、逃亡、火事、風水害、酒値段の公布、飢饉など)、あらゆる面に亘る出来事が記録されている。(従って、盛岡藩政史の研究を進める上での最も基本的な史料となっている。)

『雑書』(盛岡藩家老席日記)について [講演の内容を詳しく書こうと思いましたが、インターネットで検索したところ、ほとんど同じ内容のものがありましたので割愛します。)

http://shizukuishi-shidankai.com/index.php?page_id=69 [3月公開歴史講座「盛岡藩雑書の世界」~秋田街道を通った御馬買衆の記録~細井 計(かずゆ)氏(岩大名誉教授)] 

 https://ja.wikipedia.org/wiki/盛岡藩

www.hachinohe.ed.jp/haku/image/date/r_tanjo_il_2.jpg