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peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都11:霊鑑寺付近の夏蜜柑

2010年02月11日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月4日(木)、「哲学の道」を歩いて、鹿ケ谷の陰謀(ししがたにのいんぼう)があったという京都・東山鹿ケ谷(現在の京都市左京区)まで歩いたとき、霊鑑寺のすぐ近くの民家の庭に植えられた夏蜜柑と思われる樹木が、果実を沢山つけていました。

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 ナツミカン(夏蜜柑) ミカン科 ミカン(キトルス)属 Citrus natsudaidai

 ミカン(キトルス)属 Citrus:は、中国を中心にアジア亜熱帯に159種ほど分布する。

 ナツミカン(夏蜜柑)は、高さ3~6mになる常緑小高木で、別名:ナツダイダイ。明治時代に山口県萩市に普及し、全国に広まった。原木は山口県長門市にあり、天然記念物に指定されている。葉は長さ約10cmの楕円状披針形で、葉柄に狭い翼がある。5月に枝先の葉腋に直径約3cmで白色5弁の花を開く。果実は直径約12cmの扁球形で400~500g。翌年の4~6月に黄色に熟す。果肉は多汁で酸味が強い。生食のほか、ジュースやマーマレードにする。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」より]


平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都10:鹿ケ谷

2010年02月11日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月4日(木)、平家物語ゆかりの地を巡る旅の第1目は、比叡山延暦寺と寂光院の見学を終え、最後の目的地「鹿ケ谷」である。バスが駐車した所から、「哲学の道」を通り、霊鑑寺の周辺にある「鹿の谷」会議が行われたという俊寛の山荘があった所(巻1)まで歩きました。(16:50~18:00の予定)

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「哲学の道」は工事中でした。サザンカ(山茶花)と思われる木が沢山花を咲かせていました。

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 霊鑑寺のすぐそばの小路に「此奥俊寛山荘地」の石柱が立っていました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E3%82%B1%E8%B0%B7%E3%81%AE%E9%99%B0%E8%AC%80 [Wikipedia 鹿ケ谷の陰謀]

 http://www.geocities.jp/macshoji77/history/shishigatani.html [鹿ケ谷の陰謀と平家]


平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都9:大原の里のナンテン(南天)

2010年02月11日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月4日(木)、比叡山延暦寺の次に向かったのは大原の里にある寂光院。この有料駐車場から800mほどある目的地まで歩くのである。道しるべが要所要所に立ててあるので迷わずに行けそうである。

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 何かとても穏やかな気持ちになる風景である。

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 道のすぐそばにある民家の庭に、芸術的に仕立てられた杉の木と思われるものがあった。

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観光客用の駐車場と思われる駐車場の後ろに、沢山のナンテン(南天)を植えた民家があった。

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メギ科 ナンテン(ナンディナ)属 Nandina : インドから日本に1種が自生する常緑または半落葉性低木。

ナンテン(南天)Nandina domestica:日本では中部以南の山林に自生する常緑低木で、縁起木として庭園に多く植えられている。茎は叢生し、高さ約2mになる。材は黄色。葉は3回3出複葉で茎の上部に集まって互生する。小葉は長さ3~8cmの広披針形で革質。表面はやや光沢があり、先は鋭く尖る。5~6月、茎の先に大形の円錐花序を出し、白い花を多数つける。花は長さ約6mm。花弁は6個。雄しべは6個で葯は黄色。雌しべは1個。萼片は多数が重なりあい、内側のものほど大きい。果実は直径6~7㎜の球形で、11~12月に赤く熟し、咳止めの薬として利用される。ナンテンの語源は「難転」とか「成る天」であるといわれる。用途:庭木、花材、床柱。分布:本州(茨城県以西)、四国、九州、中国、インド。

ナンテンの園芸品種:シロミナンテン(白実南天)cv.Leeucocarpa 果実が白色の品種。葉は紅葉しない。シナナンテン(支那南天)cv.Parvifolia 高さは1.5~2m。小葉はナンテンよりやや小形で丸みがある。矮性のオタフクナンテンcv.Otafukunanten果実は赤く熟し、ほとんど垂れ下がらない。葉が小さくて上品なので、特に花材として人気がある。そのほか、果実が紫色のミナンテンcv.Porphyrocarpaや橙色に熟すウルミナンテンcv.aurantiaca、ササバナンテンcv.Sasabananten、イカダナンテンcv.Ikadananten、キンシナナンテンvar.capillaris、フイリナンテンなど多くの品種がある。特にキンシナナンテンは葉が変形した葉芸(筏、棒、縮緬など葉の変異)をあらわし貴重である。秋の紅葉が美しい品種も多い。果実、葉が美しいので正月の枝物として重要、また鉢植えにもされる。栽培:日陰を好む。[以上、山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・日本の樹木」&同「同・園芸植物」より]


平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都8:寂光院の宝物殿

2010年02月11日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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2010年2月4日(木)、比叡山延暦寺の次に行った寂光院。本堂がある平地より一段下がった平地に「鳳智松殿(ほうちしょうでん)」と名付けられた宝物殿/売店・縁起物授与所があった。平成18年(2006)10月に開館したとのこと。

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 宝物殿・「鳳智松殿(ほうちしょうでん)」

http://www.jakkoin.jp/houmotsuden.html [京都大原 寂光院:宝物殿]

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本堂までの参道の途中(この画像では左側)に、「孤雲」と名付けられた茶室へ行く参門があった。その屋根には金色に輝く苔がびっしりと生えていた。

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寂光院の受付

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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%82%E5%85%89%E9%99%A2 [寂光院-Wikipedia]


平家物語ゆかりの地を巡る旅 京都7:建礼門院御庵室遺跡

2010年02月10日 | 平家物語ゆかりの地を巡る旅

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 思ひきやみ山のおくに住居して雲井の月をよそに見むとは 建礼門院

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 ひめ小松 一千年の おん姿 歴史の重さ 今に 残さん 寂光院智明

 本堂西側の心字池(汀の池)/千年姫小松などがある方に参門があり、その先の杉林に囲まれた所に「建礼門院御庵遺跡」の碑が立っていました。

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 ほととぎす治承寿永の御国母三十にして経よます寺 与謝野晶子

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 「諸行無常の鐘楼」の下の方に「沈黙」という詩碑がありました。沈黙 沈黙はよい 木々が語ってくれるから 苔むした石が 物語ってくれるから 岩清水の○○が耳を澄ましてくれるから み佛のこえがきこえてくるから 寂光院 大僧正 小松 智光

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此処とてや 此処とてや げに寂光の寂なる光の陰を惜め ただ 光りの影も明たけき玉松が枝にさし添えふや 謡曲 大原御幸

 下記の寂光院のホームページには、素晴らしい画像が沢山掲載されています。特に、「PHOTOアルバム」にある秋と春の画像&「寂光院の自然(H21.11.07更新)は是非見てください。

 http://www.jakkoin.jp/top.html [京都大原 清香山玉泉寺 寂光院]

 京都市左京区大原草生町676 京都バス[大原]下車 徒歩15分