自転車につけるテールライトだが、振動を検知して光るというもの。
発光の条件は「暗いこと」、「振動があること」の2つ。
振動センサーがどのようなものなのか気になったので分解してみることにした。振った時にカラカラ音がするので、アタリはついていたのだが。
構造はネジで止めているだけなので、簡単に分解できる。
振動センサーは電解コンデンサの隣のもの。ボールを2つ使ったもののようだ。中に入っているボールが金属の板と接触したり離れたりすることで、細かく回路が開閉されることで、振動を検出しているようだ。なるほど。安く済む方法だ。
明るさのセンサーはフォトトランジスタですね。
縦方向への取り付けにも対応できるようにボールが2つのタイプがあるのだろう。
金メッキされている部品が振動検出部品。
基盤背面には制御用のICと細かい部品が並んでいる。ICには東芝の刻印が入っている。VOX 00 509との刻印だが、どんなICなのかはわからない。CMOSロジックのICだろうか、マイコンだろうか。
動作は
・暗い
・振動がある
状態で、LEDを点滅させ、振動がなくなったら1分程度でLED消灯となる。
待機時の消費電流は
・明:90uA
・暗:3.2uA
という結果。
やはり、明るいところではセンサーの都合、やや電流が大きく流れるようだ。