昭和の歌人に宮柊二という人がいる。
北原白秋の弟子である。
彼は、日中戦争に一兵士として
参戦した。
戦争だから、敵は、殺さねばならぬ。
その状況を、ことごとく
短歌にしたのである。
「山西省」という歌集に収録されている。
こういう歌集は、空前絶後である。
だれも、歌わなかった、
これからも、誰も歌わないかもしれない。
実戦の肉弾戦
砲弾戦
彼は、一兵士として
戦った。
何度も、幹部候補生にならないか、
と
誘われた。
しかし、
彼は断った。
あくまで「一兵士」として
戦うことにこだわったのである。
さいわい、戦死はせず、
軍曹(幹部ではない)となったが、
戦争中、兵役免除となって帰国した。
戦後も、歌を詠んだ。
悲惨な体験からにじみでる叙情を見事に
作品から
読み取ることができる。
こういう人を、
ほんとうの
英雄、
というのだろう。
北原白秋の弟子である。
彼は、日中戦争に一兵士として
参戦した。
戦争だから、敵は、殺さねばならぬ。
その状況を、ことごとく
短歌にしたのである。
「山西省」という歌集に収録されている。
こういう歌集は、空前絶後である。
だれも、歌わなかった、
これからも、誰も歌わないかもしれない。
実戦の肉弾戦
砲弾戦
彼は、一兵士として
戦った。
何度も、幹部候補生にならないか、
と
誘われた。
しかし、
彼は断った。
あくまで「一兵士」として
戦うことにこだわったのである。
さいわい、戦死はせず、
軍曹(幹部ではない)となったが、
戦争中、兵役免除となって帰国した。
戦後も、歌を詠んだ。
悲惨な体験からにじみでる叙情を見事に
作品から
読み取ることができる。
こういう人を、
ほんとうの
英雄、
というのだろう。