いい日旅立ち

日常のふとした気づき、温かいエピソードの紹介に努めます。

対局日誌~その11~

2018-10-23 19:25:25 | 将棋
人生でいちばんうれしかった
1局。
三十数年前。
わたしは、少年と将棋を
指していた。
わたしは
初段であり、
彼は
初心者であった。
この道場では、
有段者になるためには
9連勝しなければならない。
彼が、
1級になってから
数か月。
いつものように、
彼と指した。

負けた。

師匠が来て、

「おめでとうございます」
と言った。

彼は、8連勝しており、
この勝利で

初段になったのである。

それから、
三十数年後、
彼と指した.
これは、将棋を指して
2番目にうれしい
将棋であった。

それは、
また。



対局日誌~その10~

2018-10-23 17:39:26 | 将棋
本日は、
金曜日に対局した
紳士と
2局。

たいへん気持ちのいい人だ。
対局中、
話さない。
1回手を載せたら、
必ずさす。
楽しくさせた。

もっともうれしかったのは、
とても強いのに、
マナーがわるいために
みなに相手にされなかったひとが
目を真っ赤にしながらも、
指していたこと。
いい人なのだ。
善意なのだ。

次回は、これまで
指した中で、
もっともうれしかった
対局について
書く。