オズ美容室オーナーのコーヒータイム

オズ美容室オーナーの日常日記

シーカヤック

2009-08-31 10:10:49 | 

佐渡滞在二日目

シーカヤック初トライ

but・・・・・・

ここで、またまたアクシデントなのです

AM9:00に集合場所に行きましたら、

私達の予約が入ってない
           ゲエ―何でなの~

電話で予約していたのにと、
信じられない気持ちで、半分泣きそうになりました。
どうやらお互いの確認ミスのようです。

午前中は満員なので、午後なら入れる事が出来ると提案されました。
シーカヤックをしようとあれやこれや必要なものを準備し、
一番期待して旅行に出かけたので、出来ないのは悔しいから、
午後のコースに入れてもらうことになりました。

そんな事態に見舞われて、午前中の予定にぽっかり穴が開いてしまいました。
午後に予定してたコースを午前に行こうと思っても、
戻ってくる時間に合わなくなるのので、
急遽どこに行こうか試行錯誤しなくてはなりませんでした。
なんだかアクシデント続きで、佐渡から逃げ出したくなりましたが、
夫からの励ましもあって、気を取り直し午前の観光コースを決めました。

そして、ジェンキンスさんが働いている、佐渡歴史伝承館に行くことにしました。

      
敷地内は庭園になっていまして、伝承館では佐渡流罪になった
順徳天皇や日蓮聖人のロボットがリアルな演技で、
佐渡の歴史を紹介してました。
お土産売り場にて、ジェンキンスさんにお会いしてきました。

 
 語り部のおじいちゃん・おばちゃんがユーモラスな語り口で、
 佐渡の歴史を語ってました。(私以外は全員ロボットです。)
 酔っ払いのおじいちゃんが座るように促したので、
 私もお邪魔して、一献お付き合いしてきました。

午後 待ちに待ったシーカヤック体験!!

 
 私達のほかに名古屋からいらした家族の方と、若いカップルの三組が集って、
 佐渡シーカヤック倶楽部のオーナーから指導していただきました。
  参照

            
       後姿の方がオーナーです。海を愛する男って感じで、
       その人柄にひきつけられました。

名古屋の家族の方は毎年いらしているみたいで、
私達にとても気さくに話しかけてくださったので、
アクシデントで気落ちしているだけでなく、
初心で不安な私達にとって気持ちの柔軟剤になりました。

又その家族のおじいさんも参加してて、私達と同年代くらいの方だったので、
とても勇気つけられました。

名古屋の家族の方はほとんど予習のような形で説明をうけて、海にGO-
私達と若いカップルは初心者なので、
まず、バドリングの扱い方の指導を受けました。
バドリングとはオールのことですが、シーカヤックではバドリングといいます。

覚えの悪い私の後ろから親切に根気欲、
シャフトをもつ手に力を入れないで波を感じて一体となって、
ブレードで水を掃くように滑らかにね!!」と
何回も親切に指導してくださいました。
覚えの悪い生徒ですみませんでした~

オーナーが私のデジカメを持っててくれて、撮影してくれました。

 
 この日は波が荒かったので相川 鹿伏漁港の湾内だけでしたが、
 初心者の私達には十分楽しむことが出来ました。

 
 夫で~す!!夫はシーカヤックが、かなりお気に入りになって
 定年後の楽しみを見つけたようです。

 
 私で~す!!私は岩にぶつかりそうになったりで、最後まで駄目生徒
 でしたが、それでも海にプカプカ浮いているだけで、いい気分でした。

アクシデントはあったものの、

三時間とても充実して過ごすことができました。

そして、病み付きになった私達でした~

次回は<アラカルト>をします。

 




 


 

 


 


遊覧船(2)

2009-08-27 09:34:25 | 

<尖閣湾遊覧船>

佐渡滞在最後の日、尖閣湾海中透視の遊覧船に乗ってから、
              参照 
佐渡スカイラインを経て両津港に行く計画を立て、
 (スカイラインを空から撮影した映像が見られます。)
今度はフェリーに乗り遅れないように慎重に計画を進めました。

 
  鮫の形をしたこの船に乗船しました。

 
 ちょっとシャイな感じのお姉さんが、ガイドをしてくださいました。
 「安寿と厨子王」の伝説などを説明していましたが、
 海底を覗き込むのに夢中で、私はほとんど聞いていませんでしだ。
 ごめんなさいねガイドさん。

 あまり良く撮れませんでしたが海底を紹介します。

 
  左の黄緑がかったところが浅瀬と、水色部分が急に深くなってるところの境で
 神秘的なところが海底二万マイルを想像して、キャアキャア騒いでました。
 だから、海底何メートルだったでしょうかちょっと記憶に無くて
 どうもレポーター失格ですね。


この辺の魚さん達は、餌付けされているのでしょか、
船底に集まってきて、私達観光客を十分楽しませてくれました。

 
 魚で顔を作ってくれないか何枚も撮影しましたが、
  やはり偶然はなかなかやってきませんね~
  一人で撮影に夢中になっていましたらー

あら大変夫が・・・・

  
 ガイドさんのそばに行って、仲良くしてました。
 やはり若い人のほうがいいのかなーフフフ

 

 
 この日も午前中は曇天で、やはり山水画を堪能しました。

30分間の海底透視のクルージングは、魚さんの演出で満足のいくものでしたよ~
そして、夫は釣りがしたくなったなーと申してました。

おまけ・・・・・・・

ご当地マンホールです。

 
マンホールについては夫からいろいろ教わって、
最近興味を持ち始めました。
その説明は、又ご当地マンホールを見つけたときにしたいと思います。

次回は<シーカヤック>します。

 


遊覧船(1)

2009-08-25 19:18:13 | 

観光地に遊覧船があると、定番のように乗ってみたくなる。
この心は、いったい何なのでしょうか?自分でも分析できかねます。

そこで、もちろん今回も乗ってきました~

<笹川流れ遊覧船>

アクシデント

笹川流れにつくまでの間にちょっとしたアクシデントがありました。
当初旅行のコースを決める時、夫が「酒田を経てから、新潟に行こう。」
と言ってましたので、てっきり酒田観光をするのと思いきや、
夫は、酒田までは行ったものの、観光はスルーして笹川流れに直行しました。

きちんと意思の疎通をしてなかったのが悪いのですが、
酒田観光しないなら、どうして酒田まで行ったのか疑問になり聞く所
夫は、「高速が、割引だから行ってみただけだ。」との説明に、
私は、「いくら安くてもガソリン代をかけて、
わざわざ遠回りする気持ちが理解できない。」と憤慨して、
そこからしばらく不穏な空気が車内に漂ってました。
私の気持ちのアクシデントでした。

そんなこんなで、無事笹川流れに到着!!
私は楽しいことが目の前にあると、前の事は忘れてしまう太刀で、
笹川流れにつくころは又もとの自分に戻ってました。
前置きが長くてすみません。

笹川流れ遊覧船の様子を紹介します。
 参照

 
  ここで遊覧船の切符を購入します。
 二回は食堂になってて、セットメニューもあります。
 船から下りてから、ここでラーメンを食べました。
 そして、一夜干しの魚も販売してます。肴好きの夫は・・・・

         
          すぐこんなものを見つけました。
         船の中で食べていいとの事なので、
         もちろんゲット!!そしてビールも(私は運転なので飲めません)

  
    そして、この味付けたこちゃんはグロテスクですが、
     やわらかくてお味は最高!!
     今回の旅行で美味しいものベストワンです。

雨の中の乗船でしたので、晴天のような景観は望めないと覚悟して乗船しました。
船内放送で義経が奥州落ちの際、この地より小船で山形に渡った歴史があり、
その時の義経にちなんだ名前が岩についたなどと、説明つきでした。

たとえば、<ニタリ岩>は義経がその岩を見てニタリと笑ったからとか、
<舞子岩>は義経をねぎらう為、家来が岩の前で舞いをひろうしたとか、
<君戻し岩>は義経が景観に気がつかず、通りすぎてしまった際に、
家来が義経を呼び戻したからなどなど
本当なのでしょうか???

説明を聞きながら撮影してきましたが、編集の段になったら
どれがどれだか判らなくなってしまいました。

 
 
 雨が降り視界が悪い事が逆に、山水画の世界に入り込んだようで、
 心落ち着きましたね。

 
  もしかして、これがニタリ岩かな~間違いだったらごめんなさい。

 
 これは間違いなく恐竜岩です。

そして・・・・・

 
  船内にこんな張り紙がしてありました。
 かもめを捕まえる人がいるのかなーなんて疑問に思ってましたがー

 
  こんな情景を見て納得しました。
 乗船のとき、カッパエビセンを買って乗った方たちが、食べさせていました。
 かもめは、船にずーっとついてきて、人の手から直接エビセンを食べる
 勇気あるかもめがいました。
 だから、中には捕まえようと思う人もいるのかもね

その勇気あるかもめをアップでご覧下さい

 

40分間のクルーズは、かもめのお供でより楽しいものになりましたね。

次回は<遊覧船(2)>でします。

 

 

 


日本海の夕陽

2009-08-22 18:45:35 | 

私達夫婦が今回旅の目的にしていた事は、
日本海の夕陽を見ながら、海の幸と新潟のお酒で舌鼓・・・・
なんて、乙な事を考えてました。

結論から申しますと、残念ながら夕陽に見捨てられたようで、
日本海に落ちる夕陽は、見ることが出来ませんでした。
台風9号が私達の希望を叶えてはくれなかったということです。

それでも旅の最後まで望みを持ち、夕陽を求めたことを紹介します。

<村上・瀬波温泉にて>

 
 瀬波温泉に着いた時は、土砂降りの雨でした。
  晴れ女の私の威力も今回は利かなかったようです。

<せなみの湯 大観荘>の仲居さんから、夕陽が見られないことの慰めを受け、
 参照 
若干落胆しながらも、雲で厚く覆われた日本海を望みながら
露天風呂に身を投じ、日々の雑多ごとから開放されてゆくのでした。

  この日の日没PM6:45
  雨が上がってきたのでもしかしてと、期待しましたが駄目でした。

  夕陽の代わりのサプライズ 

  
 瀬波温泉独自で夏休み期間中、毎日夜8時に花火を打ち上げてます。
     天候によりますが、この時間には小雨になってましたので、
     打ち上げられました。
   規模は小さいですが、そのサプライズに思わず笑みがこぼれました。

<佐渡・真野に向かう途中にて>

フェリーに乗り遅れ、予定を立てていた小木港でのたらい舟
宿根木の歴史ある町並み散策ができなくなり、
両津から<ご縁の宿 伊藤屋>に直行することになりました。
      参照 
その途中・・・・・

  またまたサプライズ 

 PM6:30頃
 今まで影を潜めていた太陽が顔を出してくれました。
   日本海に沈む光景ではないですが、私達にとっては嬉しい事でした。

そしてもう一つのサプライズ・・・・・・

 
 虹が~

   
 感動でうるうるしちゃいました。 
    (全体を撮れなかったので合成しました。)                

 <佐渡・相川にて>

 PM6:40頃
 日の入りがPM6:46分なので食事の時間を遅くしていただいて、
 <相川やまき ホテル>の目の前の海岸に出で待ちました~ 
  参照 
 でもこの日も日本海に落ちる、燃えるような夕陽は見られませんでした。
  

<道の駅・笹川流れにて>

佐渡を後にする時に、天気が回復してきましたので、
当初は、磐越自動車道をへて帰る予定でしたが、
最後の望みをかけて、日本海沿いに来た道を帰る事にしました。

道の駅笹川流れのレストランで、夕食をとって夕陽を待ちました。

 
 でも思ったより雲が厚く、やはり見ることが出来ませんでした。
   同じく居合わせた観光客の方たちと、
   「こんな夕陽も見ようと思ってもなかなか見られないと思うねー、
   これはこれで、いい景色に出会ったね。」とお互い慰めあうように
   不思議な連帯感みたいなものが出来ました。

今回の目的は達成出来ませんでしたが、
素敵なサプライズに出会って、楽しむことが出来たのはラッキーでした。

次回は<遊覧船>をします。

 

 

 

 


佐渡汽船(2)

2009-08-20 23:37:52 | 

時々雨がこぼれていた新潟も、
三時間待ちの、フェリーが入航する頃には厚い雲の間から、
うっすらと青空が顔を出し始めてました。

 

あまりの大きさにビックリしました。

さて、私達が乗船したフェリーの行きと帰りを比較しながらアップします。

15:10乗船開始

    
 行き乗船待ちの待機車がずらりー    フェリーの入庫口です。

12:10乗船開始

    
帰り佐渡側のターミナル       車が飲み込まれるようです。

  
行き新潟港を後に静かに出港    帰り名残惜しんで佐渡島を後に

アクシデント
ところで、出航の時間が15分遅れたのですよ。
私達には「定時に出航するので駄目です。」と厳しいことを言ってたので
「私達が遅れた時は待ってくれなかったのに、今度は乗船してから待たされるの
と憤慨していたら
夫が、「そう思うけど、乗せる手順があるので、駄目だったのだろうな。」
と私をたしなめてくれました。

  
 行き曇り            帰り晴れ
 天候によって随分情景が変化しますね。

 行き
 これはジェットフォイルといって、フェリーより一時間ほど早く着きます。
 但し、人しか乗れません。フェリーを横目に通り過ぎて行くのですよ~

 
陣取り合戦も大変なものでした。    やっと乗船して安堵してる二人です。
夫は枕に空気を入れてます。

ハーイおばかな私は・・・・・

  行き
こんな場所に来ると、タイタニックをまねしてしまいます。
 タイタニックならぬ大パニック???

そこに突然海賊船が・・・・

 行き
 「アレ~」姫は誘拐されてしまいましたとさー

そして、能登半島に連れて行かれたのでございます。

 帰り

と言うのは真っ赤な嘘でーす。ごめんあそばせ
でも、帆船と能登半島は事実です。
帰りは天気が良く景色が綺麗で、私達は旅の余韻を残しながら
いつまでもデッキにて景色を眺めてました。

次回は《日本海の夕日》をします。

 

 

 

 

 

 

 

 


佐渡汽船(1)

2009-08-19 16:34:43 | 

今回の旅ほど、はなからアクシデント続きで、
仕舞には、旅を続けるのが嫌になったくらいでした。

それも終わってみれば、旅の思い出になったねと苦笑いしましたね。

その として、佐渡汽船のフェリー発に間に合わなかったこと
          参照

瀬波温泉から、佐渡汽船の発着港迄、
一時間半で行くと聞いた私達は間に合うように、
<瀬波の湯 大観荘>を後にして、国道113号線を走行しました。
  参照
所が、新潟市に入ってから道に迷ってしまい、
結局到着したのは出航5分前でしたが、にべも無く乗せて貰えませんでした。
(後から、113号線を来たのですかと笑われました。
         この時くらいナビの無いことを恨みました。)

そこで、次の出航まで、三時間のロスタイムが出てしまい、
後にそのことが、計画していたコースの変更を余儀なくされてしまいました。

フェリーの乗り場で私達は放心状態・・・

気を取り直して、フェリーのターミナルで時間を潰すことにしました。

当初三時間をいかに過ごそうかと、思いあぐねいていたのですが、
ターミナルの書籍売場で、仙台では手に入らなかった、
村上春樹の『1Q84』の一巻を見つけ大喜びしました。(それも最後の一冊)
もちろん2巻共ゲット
そして、夫には新潟の『地酒王国』を購入しました。
(後に、その地酒の本がいい結果をもたらしました。)

  

夫はクーラーの効いた待合室で、私はあまりクーラの効かない
別々な場所にて、本を読みふけっていました。
(本の感想は全部読んでからアップしますね。)

お昼は、乗り遅れたのが精神に堪えたのでしょうか、
あまり食べたくないために、軽くそばを食べ、
売店にて売り切れになった、鯖寿司が入荷するのを待ってました。

一時間ほどでやっと入荷

 

私達は、鯖寿司とます寿司を一個ずつ購入して、
もちろん仲良く半分個して食べました~

 
 これは程よい酸味で、意外と美味しかったです。食べかけですみません。

ターミナル売店の従業員の方たちとも話がはずみ、お酒の話やら、
お土産の情報を聞いたりして、途方にくれた気持ちもだんだん治まってきました。

こうして三時間ターミナルで過ごし、

いよいよ乗船です。

その様子は佐渡汽船(2)にていたします。

 

 

 

 

 

 


新潟編 顔

2009-08-18 07:05:43 | 

ヒャー大変ご無沙汰してました。
オズ美容室のお客様には気ままを致しましてすみませんでした。
訪問してくださいました皆さんにも、お返事遅れてすみませんでした。

お蔭様で、リフレッシュすることが出来ました。
ありがとうございます。

さて、夫と共に過ごしたロングバケーションは、あっという間に過ぎてしまいました。
その過ぎ去った諸々の出来事は、追ってしたいと思います。

第一弾として、旅(新潟)で見つけたを紹介いたします。

今回はクイズではありませんので悪しからず。

 
笹川流れにて、私的見解では、
 こちらを参照
  ①ー鼻ひげのおじさんかな
  ②ー横たわってる、お猿さんかな

 
 佐渡海岸の波打ち際で発見
  私達夫婦に「ようこそいらしゃい。」と語りかけてるようでした。

 
尖閣湾・海中透視船から見つけた、海の狛犬さんでーす。

 
国道113号線で見つけた単管ガードですが、
 夫は仕事がら単管ガードにはなじみが深いのですが、
 「こんな単管ガードは、始めて見たな」と笑ってました。

 
国道7号線を走行中に発見ガスタンクに顔アート
 遊び心を持った製作者がいるのには、嬉しくなりました。

 

そして、おまけの顔・・・・・・・・

 

 
 あほっぽく笑う私でございます失礼致しました。

では次回ので又お会いしましょう



 


太陽の使者

2009-08-08 07:28:09 | 小説

今回のアップが200回目です。
そこで、200回記念に短編小説をアップします。

・・・・・・・・・太陽の使者・・・・・・・・・

 太陽がきらきら輝いているのに、のんちゃんは肩を落とし
とぼとぼと歩いていました。
のんちゃんの目には涙があふれて、小さな胸は張り裂けそうでした。
だんだんのんちゃんの足は前に進まなくなって、
のんちゃんは道端にしゃがみこんでしまいました。
そして涙がぽろぽろこぼれ、道端に水溜りが出来てしまいました。

 「のんちゃのんちゃん

呼ぶ声に周りを見るけど、誰もいません。

 「誰なの

すると急に目の前がオレンジ色になり、
白い影がゆらゆらと、のんちゃんのほうに近づいてきました。
オレンジ色の空間に、穏やかな笑みの美しい女が現れ、
暖かいまなざしで、のんちゃんに声をかけてきました。
のんちゃんは驚きで倒れてしまいそうになりました。

 「私は太陽の使者よ、のんちゃんがとても哀しそうなので、
 太陽が私をのんちゃんの所に、使わして下さったのよ。
 どうしてそんなに哀しいの?」

のんちゃんは使者の声に驚きはするものの、
死にたいとまで思った気持ちが、溶けていくような気持ちになりました。

太陽の使者は、暖かい手でのんちゃんの背中をさすりました。
そして、ふわふわした胸でのんちゃんをやさしく抱きしめてくれました。

そのやさしさに、のんちゃんはぼそぼそと話し始めました。

学校で友達と喧嘩したこと。
喧嘩の途中で取っ組み合いになったこと。
その時、のんちゃんの歯が友達の顔にぶつかり、顔を傷つけたこと。
友達がのんちゃんのことを、「狂犬だー」と騒いだこと。
先生に怒られて、親を呼びに、家に戻るくように言われたこと。
学校を出る時同級生に、「狂犬病だー」とはやし立てられたこと。

 「それで今家に戻り、親を呼びに行くところだったの・・・
  でも、親になんて話したらいいか、怖くて怖くて、
  とても家に帰れないの。」

 「大変だったわねー、さー思いっきり泣いてごらん。」

太陽の使者は、ふわふわのひざにのんちゃんをのせ、
のんちゃんの気が済むまで泣かせてくれました。
しばらくすると、優しい風が吹き始め、
のんちゃんの涙をさらってくれました。

 「のんちゃん、泣いてばかりでは何も解決しないのよ、
  涙の後は、きちんと親に話しましょうね。
  そして、きちんとお友達に謝りましょうね。
  逃げたら駄目よ、苦しくても、辛くてもきちんとのんちゃんの
  思いを正直に話さなければいけないのよ。
  判ってもらうまで、とことん話すのよ。」

 「それでも誰もわかってくれなかったらどうしよう・・・」

 「のんちゃんにはいいところもいっぱいあるのよ、
 きちんと話して誤ったらきっと判ってくれますよ。
 それに、のんちゃんは一人ではないのよ。ほら見てごらんなさい。」

のんちゃんは涙を拭い、辺りを見ると
八百屋のおばさんが、自転車屋のおじさんが、
日向で話してるおじいさんやおばあさんが、
そして、赤い花が、小さな虫が、
空のには鳥さんが、草の陰からかえるさんが
皆、のんちゃんに手を振っているではないですか。

 「負けちゃだめよー」と声をかけてくれました。

のんちゃんは勇気をもらって、歩き始めました。

 「逃げたらだめ、逃げたらだめ」と歌うように・・・・・・

そしてのんちゃんは苦しい道だけど、胸を張ってを歩み始めました。
空にはきらきら輝く太陽が、
のんちゃんのほほに優しい光をたっぷり注いでいました。

 

 早春の寒さが残る朝、郵便受けに一通の手紙がことり

《年賀をいただきありがとうございました。
  残念ながら昨年母は病気を患い、療養の甲斐も無く帰らぬ人となりました》

恩師が亡くなったしらせでした。
その知らせに、のんちゃんは又涙を沢山流しました。

 のんちゃんはあれからいくつも時を過ぎたのでした。
あの時、やさしくのんちゃんを、ひざに乗せてくれた人が逝ってしまったのです。
悪い子のレッテルを貼られたのんちゃんは、
しばらく苦しんだのですが、いつものんちゃんを励ましてくれた恩師。

恩師はのんちゃんに手芸を教えてくれたり、
思ったことをノートに書くことをすすめてくれ、
書いた思いを読んでくれていました。
そして、元気すぎるのんちゃんを「良い子ね。」と頭をなでてくれました。
明るいのんちゃんが好きよと、いつも背中を押してくれました。

あれから、のんちゃんは恩師と年賀の交流を続けていました。
のんちゃんの進む道に光を与えてくれていたのです。

恩師は太陽の使者だったのです。

そして恩師はついに太陽のところに帰っていったのです。

太陽の光が、のんちゃんに語りかけてきました。

 「のんちゃんのんちゃん
  今度はのんちゃんが太陽の使者になるんですよ~」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・終わり

 お知らせ 

8月9日~17日まで、オズ美容室は休業いたします。
日ごろご利用いただいてます皆様には、
大変ご迷惑をおかけすることを、お許し下さい。

又ブログもお休みしますが、もし良かったら前記事でも
ご覧になっていただけると、うれしいのですが。
訪問してくださってる方々、一週間後にお会いしましょう。

 

 





 

 


浴衣

2009-08-07 12:11:33 | 美容

各地から夏祭りの便りが届いているこの頃ですね。

仙台も8月6日~8日の三日間仙台七夕祭りが行なわれ、
                       
今日は二日目になります。(歴史がわかりますのでお暇な時にのぞいて見て!)

仙台七夕には雨が降ると言われるジンクスがありますが、
今年もやはり雨になりました。

彦星と織姫が、再開して嬉し涙を流すから雨になるんだよと、
小さい頃から教えられていました。

子供が成長してからは、私自身は七夕を見に行く機会が少なくなりましたね。
でも、街は観光客や家族連れ、若者でにぎわっていることでしょうね。

夏祭りといったら、浴衣が定番ですね。

オズ美容室でも着付けをしましたので紹介いたします。

     

 今回の帯は文庫を立て矢風にアレンジして結びました。

最近着物の着方も、現代風にアレンジして素敵に着こなしている方が、
多くなりましたね。

仙台七夕の夜空の下では、色とりどりの七夕飾りに、
多くの浴衣姿がさらに色を沿え賑わっている事でしょうね・・・・・・

 


暑中お見舞い

2009-08-06 16:47:00 | Weblog

仙台は梅雨明け宣言がまだなのに、朝夕涼しい風が吹く始末

このまま夏を越して、秋になってしまうのではと懸念されてます。

実は梅雨明けをしたら、暑中見舞いをしようと思い、

描いていた絵があったのですが、なんだかお蔵入りしそうなので、
することにしました。

       

この絵は、先日三年越しに完成したパッチワークのベットカバー
          こちらの記事を見てください
に使用した生地の一部(アロハシャッツ)を見ながら描いてみました。
縫う事に飽きた時、思いついて描いたものです。

絵の上手下手は、素人なのでお許しください。

天候不順の折から、体調を崩されませんようにご自愛くださいませ。