少し愛して

語呂合わせの『いい夫婦の日』を３４回も過ごしてますが、
いい夫婦であったかは疑問の残すところです。
でも、紆余曲折の中で３４年も過ごせたということは、
やはり何か惹かれあうことがあるからなのかなーと
このごろ深く考えてしまいます。

私達夫婦は共に暮らした日数を積算すると実績１５年にも満たないかもしれません。
千葉で生活するようになってから、その実績の穴埋めのように密な生活に戸惑いを感じてます。
だから一緒にいることが苦痛の時もありましたが、この頃少し慣れてきたみたいです。

職場でいやなことがあっても、彼に詳細まで言わなくてもそばにいるだけで癒されてるのでしょうね。
そして、それを察っしたかのように茶碗を洗ってくれた、夫の後ろ姿に涙が出そうになりました。

そうなんです、いい夫婦とは少し愛しただけでいいのです。

そんな少しの愛がきっと長続きする秘訣なのでしょうね～

今朝、散歩中に銀杏の木を見て、同じ一本の木で朝日があったったとこと当たらないところ、
角度を変えて撮ってみると、まるで違う木みたいです。
陰と陽が隣合わせで、私の人生を見せてくれているようでした。
そして同じ場所なのに、違う景色で、そこにはいろんな生き方が見えました。

  

長年こうして時を過ごしてきたのでしょうね。
もうすぐ終わる秋の澄んだ空気ののなかで、
「陰と陽の隣合わせでいいのよ。」と静かに語りくれた銀杏の木でした。

猿の惑星 創世記

最近転勤により関東に引っ越しって来た息子夫婦ですが、
引っ越しも落ち着いたみたいで、嫁が一人で遊びに来てくれました。

イタリアンでランチをして（店の選択を誤ったので紹介しません）、
その後、腰かけているならあまり腰に負担がかからないと思いまして、
『猿の惑星 創世記』を映画館にて鑑賞しました。
アルツハイマー新薬研究の為に猿を研究の実験台にする人間の身勝手さと、
利潤を追求する企業の傲慢さなど、動物との共存の難しさを考えさせられました。
又、老いに対する悲しさなど入り混じって、泣けてきました。
もしかして、この続きがまたあるかもしれないねと嫁と話してました。

映画を鑑賞してから、夕飯は我が家で夫が帰るのを待ってから、三人で楽しく過ごしました。
糖尿病でこの頃食事制限をしていましたので、この日はスペシャルと言って刺身などを買って
制限していたお酒もいつもより少しだけ多く夫に許可しました。

中央の皿は先日陶器市で購入してきたものに、タンパク質とでんぷん系を乗せました。
大根の煮物とほうれん草とわかめの和え物です。

嫁からお土産にもらったものです。

手前のお菓子は、『あわ家惣兵衛』の、幸せを運ぶ　どうぶつまんじゅうです。
最近太り気味の私なので、「このくらいならいいでしょーと思い選んだのよ、それに可愛いでしょー」
と言って手渡してくれました。
後ろは、『銀座のジンジャー』でシトラスジンジャーです。
私はショウガが大好きなので、さっそく紅茶に入れて飲んでみましたらとても美味しかったです。

この両方のお土産に、嫁の心温かさを感じました。

また、嫁というより娘とデートしたみたいで、とても楽しく過ごすことができました。
夫も久々の訪問者で、嬉しかったのでしょうねいつもより多めにお酒を懇願してきましたが、
私の待った！！で、ちょっとしらけたかなー

いってらっしゃーい

「わだすこのごろ、おどっあんが、会社さいぐどぎ、いっしょにくっついでいぐんだちゃー」
（私はこのごろ、お父さんが、会社に行くときに、ついていくのです。）

 

「あさこっぱやくてね、まだねぷたいんだげっと、さんぽでぎるがら、いぐのっしゃー」
（朝早くて、まだねむたいけれど、散歩ができるからいくのです。）

「おどっあん、いってらっしゃーい！！おぎをずげでねー
　わだすらのために、けんこうではだらいでけらいんねーおねがいすっからね。」
（おとうさん、いってらっしゃーい！！気をつけてねー
　私達のために、健康ではたらいてくださいねーおねがいします。）

「チャチャ、あんだ関東さいるんだから仙台弁はないべっちゃー」
（チャチャ、あなた関東にいるのですから、仙台弁とはおかしいですよ。）

「ママだってすっかりなまってるべっちゃー、『どっからきたのっしゃーっ』っていつもいわれってっぺっちゃ～」
（ママもしっかり訛っていますよ、どこから来たのですかといつもいわれているでしょう。）

とこんな風に毎朝夫が出勤の時にお見送りしてます。

 

仙台弁の面白い動画を見つけましたから、みでけらいん！！（見てください）

 

人前結婚式

お江戸バスのリポートを途中でお休みしていましたが、実は息子の結婚式のために帰仙していたんです。
パソコンは持って行ったのですが、お盆もあって毎日忙しくてパソコンを開けませんでしたね。

結婚式の次の日には、あわただしき千葉に戻ってきてしまいましたがね。

では、息子の式の様子をちょいと紹介します。

 

式はチャペルでしましたが、牧師さんを呼ばず『人前結婚式』の形態で、
二人で交互に誓約書にサインをします。

そして、参列者の前で誓いの言葉を述べて晴れて夫婦になるというのです。
息子たちは学生からの長いつきあいで、私にとっても嫁は娘みたいなものでして、
親としてはハラハラしながら見守っていましたが、無事結婚にこぎ着くことができて嬉しい限りです。
（息子の仕事柄顔を隠しました。）

このウエルカムボードは、嫁に頼まれて刺繍とアップリケで私が作りました。
私達夫婦は千葉にいて、式のことはすべて息子たちにお任せで何もしてあげられなかったので、
せめてこのウエルカムボードに、二人が末永く幸せになりますようにと祈りをこめて制作しました。

披露宴はケーキ入刀の代わりにマグロ入刀をして、その後マグロ解体ショウがあり、
会場は大賑わいでした。勿論新鮮なマグロの刺身をいただきましたよ～
そのほかに、今まで私が経験したことない披露宴で終始楽しませてもらいました。

昨年長女が嫁に行き寂しい気持ちでいたところ、家族が増えて喜んでます。
又震災以来、ふさぎがちな気持ちでしたが明るく楽しませてもらって感激です。

息子たちの優しい気持ちに感謝です。

『チャレンジ』

夫が退院してから、夫の慰労を兼ねて館山方面に旅行に行きました。
チャチャも初めて私達の旅行に同行しましたので、その時の様子をチャチャを中心にまとめてみました。

デジブック 『チャレンジ』

 

退院しました～

先週夫の退院が延期になっていましたが、入院２４日目の今日退院しましたー

退院が知らされてから夫も嬉しいのでしょうね、今まで私にぶつけてきていた態度が
嘘のように急に柔らかくなりました。
このように人間の心理って、なんと気ままで冒涜なことなのでしょうね。
それは理解してても、やはりこちらにも限度があるみたいでして、
実は私ですが、入院中の夫の態度をもう受け止められなくなってきていて、
これはいかんと思い、夫に「明日は見舞に来ないからね」と冷たく言い捨てて家に帰り
号泣きして、夫がが嫌いになったから離婚してやるーなどと
友人にわめいていた次の日に、退院の話があるからと呼ばれ拍子ぬけしました。

結局私は夫が入院してから一日も休まず病院通いをした事になるのですね。

あの離婚騒ぎの私の爆発はなんっだったのでしょうか・・・・・

かくして、夫は無事退院しました。
皆さんにいろいろ心配をしていただき、ありがとうございました。

私達は単身生活が長かったので、毎日顔を合わせる生活に多少不安があるのと
今後夫の進退が決まるまでには、まだまだ不安材料は残ったままですが
とりあえず、今を上手に過ごす事のみですね。

もしかしてまた離婚騒ぎを起こすかもね～

 

《　過去日記　５月９日　》

千葉に越してきてから、あわただしく日々を過ごしていたけど
やっと落ち着いて、今日インターネットをつなげてくれる業者が来るので
やっとこれから私らしく何かを見つけ、前向きに過ごすことができると思っていたら

早朝に出勤して行った夫から、具合が悪くて病院にいるとの連絡
えーという驚きは否めない
結局、脳梗塞が再発したとのことで、入院することになる

あーこれでまた私はがんじがらめ、なんなのよー

夫のいない夜、愛犬チャチャが居るとはいえ、
慣れないアパートは、不安で恐怖
眠れなくてこうして日記を書いてて余計目がさえる
安眠剤を飲んで就寝しなくちゃいよいよ眠れないかもね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　過去日記end

 

いままで私のぐだぐだ過去日記にお付き合いくださりありがとうございました。
丁度今日夫が退院した日に、過去日記が終わるなんてなんて偶然かなー
こうして吐き出したことで私はずいぶん心が軽くなりました。
今後まだまだ山済みな問題を抱えてますが、
やはり私の前向き思考で、乗り切りたいと思います。
でもでも、もし折れそうになったらまた私のぐだぐだを聞いてくださいませ。

それと、私の病んでいる時に支えてくださった友人やお客様
そしてブログの仲間の方、辛抱強く私の話を聞いてくださり心より感謝いたします。

最後に未曾有の震災にあわれ、まだまだ苦労をなさっておられる方
どうぞ大変でしょうが、光はいつも皆さんをさしてますのでめげずに
前を向いて歩いてください。
そして、どうぞ気ままな気持ちと多くの欲求をしまいこまないで、
外に出すことによって、復旧していくのではないかと思いますので
人間の限りない欲求を持ち続けてください。

なにまち？

わたしまーつは　いつまでもまーつは　　そんな、あみんの曲が流れてきそう

 

　

毎日チャチャはベランダから誰かを待っているように身を乗り出します
高いところが嫌でビビっていたはずなのに
私が危ないよと警告しても、かなり身を乗り出す始末です。

いったいチャチャはなにまち？？？

 

《　過去日記　４月２７日　》

新居に引っ越しって来てから、一週間
毎日部屋の整理で、忙しくしてるから寂しさはない
直ぐ近くにダイソーが有るため、日参してうろうろ歩くだけで楽しくなる。
新婚の時を思い出しながら、なんだかワクワクする

仙台から持ってきた私のお気に入り雑貨を出窓に飾って完了

ゆっくり整理してるつもりだったのに、あっというう間に終わってしまった
さて、今度は近くを探検しようかなー

 

便り

　

長女から便りが届いた！！

仙台に届いていた郵便等をまとめて送ってくれたのですが、
市政だよりが入っていたのには感激！！
仙台にいた時には毎月届く市政だよりを、さらさらとしか読まなかったのですが、
隅から隅まで、なめるように読んでしまいました。

そして、娘からの手紙・・・・・
何回も繰り返し読んでは、望郷の念が高鳴りうるうる

なにかにつけて、すぐ涙が出る私の目は、涙製造工場化しているこの頃ですね。

 

《　過去日記　４月１７日　》

 引っ越しは婿殿の車で（ハイエース）、長女夫婦に送ってきてもらい
昨夜は、夫が舞浜のホテルを予約してくれたので、娘夫婦と私達で宿泊。
そんなこんなで、落ち込んでいるはずなのに
旅行気分になってて、たらふく呑んで食べたな～

そして、長女と大浴場に行きしばしの別れを惜しむよう会話

娘夫婦は地震が起きてから、我が家の片づけや停電・断水・ガスが出ない中
物資も手に入りにくくなり、ガソリンを入れるのにも半日がかりなど
毎日苦労していた話やそして、停電の時の真っ暗闇に、
遠くの石油コンビナートが燃えているのが見えて
その異様さに恐怖だったとか延々と話し込んだよ。
そんなに娘が（すべての被災者も）苦労をしているさなかに
私は、自分のことだけで苦しんでいることが恥ずかしい。

私は千葉にいて何もしてあげられなかったことを詫びたけど
娘は、「かえってお父さんの所にいてたのでそれだけで安心してていたからいいのよ！」
と言ってくれてるのも切な気持ちで受け止める。

新居に荷物を運んで、いよいよ娘夫婦が仙台に戻るときには
私もまた乗って帰りたくなったよ～
ちぎれるくらい手を振りながら涙でぐしゃぐしゃになっちゃたー

なんじゃもんじゃのき

新しいアパートの近くに『青葉の森公園』があります。
そこは、かなり広い公園で散歩コースにはもってこいの場所です。

愛犬チャチャも千葉に連れてきたので、散歩に出かけてきました。

チャチャと散歩していると、老夫婦に「なんじゃもんじゃの木はどこにあるのですか？」
と聞かれましたが、なんじゃもんじゃ！？それはなんじゃもんじゃ～
残念ながら老夫婦には答えてあげられなかったです。
私もそのなんじゃもんじゃたるを見たくて、木をスケッチしていた男性に聞いて
その場所に行ってみました。

迷った挙句、やっと見つけました。満開に咲き誇ったなんじゃもんじゃを見て、
気持ちがさわやかになりました。実はもう終わりに近いらしいです。

【なんじゃもんじゃの木を調べました】

モクセイ科ヒトツバタゴ属の一種
雌雄異株であるが、雌花のみをつける株は存在せず、雄花をつける株と、
両性花をつける株がある雄株・両性花異株である。
秋に、直径1cm程度の楕円形の果実をつけ、黒く熟す。
日本において本種は希少種のひとつであり、絶滅危惧II類（VU）（環境省レッドリスト）に指定されている。
はじめにこの木が見つけられたときに、樹種がわからなかったのでなんじゃもんじゃとつけたとか
そんな言い伝えもあります。

青葉の森公園を散歩してから、チャチャを連れて入院してる夫の所に面会に行きました。
もちろんチャチャは病室に入れないので、夫に外に出てきてもらいました
チャチャも夫も御対面で、喜んでいました～
そして、病院の敷地を散歩しました（夫のリハビリにもなりました）

《　過去日記　３月２３日　》

 地震より１２日目
花粉症がひどくなり地元の耳鼻科に診療に行く
耳鼻科は凄く混んでいて、普段なら待っている時間がたまらないと思うところ、
人々の中に居ることがなぜか居心地がいい

高速バスが運行されているので、仙台に帰りたい気持ちが高鳴る
でも、家族からは物資不足の所に戻って来ないほうがいいとたしなめられる
夫の体のことも心配だし、自分の思いを押す事が出来ないもどかしさ

昨夜友人に自分の気持ちを話したとき、
私は支離滅裂に彼女に気持ちをぶつける
友人に「自分の本音はどうしたらいいと思うの？」と質問され
「私の本音は仙台に戻って仕事をしたいの」と答えると、
友人は「今は無理でも、本音をなくさなければ思いの方向性に向いていくはずだから。」
と言ってくれるが、確かにそうかもしれないがそこで割り切れない気持ちになり、
又悩みが分裂して渦を巻いてしまう。

連日TVから悲惨な地震情報見る都度、私の思いなど比にならない苦労をしている方を思うと
私の思いは、洞窟の中に押し込めて、それでも明かりを求めてさまよっている状態。
どうしようもない思いに嗚咽が止まらない
泣いてもしょうがないのに、涙が止まらなくなる

夫は私のそんな思いにとまどう
「一度仙台に帰ったら？」と言ってくれるが、そんな問題ではない。
これから私は仕事や家族の事など、方向性が見えていない所で
仙台に戻っても何の解決にもならない事も承知している。
どんどん問題が出没して、その問題を処理できず頭の片隅に固まってしまう。
そこから一つ一つ拾いだして整理しようとするが、
又頭の隅に戻っていく、毎日毎日その繰り返しで
しまいにはどうでも良くなって、すべて投げ出したくなる。

これでは私うつ病になってしまうのでは

 

まさか

２月１２日突然夫に、異変が起きました。

風呂からあがってから、リビングの食卓に座ったかと思ったら、
テーブルの上に置いていたグラスを倒し、割ってしまいましたが、
心ここにあらずの雰囲気で、また言葉がきちんと出てきませんでした。

その時私は、夫がふざけているのか位にとらえていまして、
まさか、病気だとは思いもつきませんでした。
ですから、救急車を呼ぶことなど考えてみませんでした。

結果その時軽い脳梗塞を、起こしていたのです。

あの時重い症状でなかったので良かったものの、
後日、知識不足とまさかと思う気持ちで、
救急車を呼ばなかった自分を責めてしまいました。

元気で働いていた夫が、突然こんなことになって、
先ごろ『願いの叶うベンチ』で健康を願ったばかりなのに・・・・・

夫はその後の検査で、小さい動脈瘤までも見つかりました。
また、血糖値も高くどうやら糖尿病にもなっていました。
医師からは、「単身赴任では、食生活の管理がままならないですね。」
と指摘され、耳が痛い思いでした。

年配のお客様が、「加齢になると、身体に問題が起きてきて、年をとるのが恐ろしいね。」
とよく言ってましたが、まさしく私達も、その領域に入ったのだと思い知らされてしまいました。

昨年より意することもあり、夫の所に通い妻をしていましたが、
益々今後の生活の在り方を、深く考えさせられてしまいました。

取るに足らないことかもしれませんが、家に対する愛着がありそのメンテナンスは誰がとか、
お客様のことや、愛犬のチャチャのこと、そして金銭的な問題いと、そんなことなどなど、
頭中でぐるぐる空回りして網羅しきれないであがいてしまっています。

そんなわけでオズ美容室を臨時休業してしまいまして、
お客様には大変ご迷惑をかけましたことをお詫びいたします。

今後どのようにすべきかは、まだ結論がなかなか出ませんが
当面、夫の所に行く日数を増やしたく思います。
勝手気ままな商売をしていることは、とても心苦しい次第ですが、
どうぞ、皆様ご理解くださいませ。
その分接客する時は、精神誠意つくす所存ですので、お許しくださいませ。