オズ美容室オーナーのコーヒータイム

オズ美容室オーナーの日常日記

明日に架ける橋

2011-06-06 17:49:13 | 小説

高尾山にて撮影のシャクナゲでーす

 

先日サイモントガーファンクルの「明日に架ける橋」を聞いて
思いを詩にしてみました。

 ・・・・・・・・・希望を忘れないで・・・・・・・・・・・

ー 暗い闇の中にいた

     胸がつぶれそうな明日が続くだろと

           闇から抜け出せなかった

               こんなに自分を見失うなんて -

空はいつもの光をふりそそいで

折れてしまった草木のそばで けなげに咲く花

むくむくと大地から芽が出てきた

生きている 生きている

ゆるゆると心はほどけていく

見失った希望が戻ってくるから

もう一度 もう一歩 もう少し やりなおし

きっと きっと

光はどんな時もずーっと私を輝かせてくれるから

見失っても仲間がいるから

そっと背中を押してくれる誰かがいるから

希望を忘れないで

 

 

 


のんちゃんのたから

2011-02-16 22:01:06 | 小説

最近アップ率が悪くスローテンポになってきていましたが、
今回のアップで300回になります
毎日更新している方にとっては、300回なんてあっという間なのでしょうが、
私にとっては、努力の結集でありまして、思いは募るものがあります。
今後も、スローテンポですが400回目指して生きていきたいと思ってます。

そして300回を記念し、子供向けの童話を書いてみました。

・・・・・・・・・ のんちゃんのたから ・・・・・・・・・・・

やまおくの ちいさなむらは、ながいよるに つつまれて ねていました。

つきあかりだけが、 ぼんやりと ねているやまを てらしていました。

すると、カサコソ カサコソ カサコソ 

あやしげな おとが しています。

のんちゃんは、 そのおとに めをさましました。

「ねーねー はなちゃん おきてー カサコソって へんなおとが するのよ。」

いとこの はなちゃんに こえを かけたけれど、 はなちゃんは、 おきてくれません。

のんちゃんは、ふとんから はいだし ひとりで おとのするほうに いきました。


カサコソと おとがしているのは、おじさんが 『カイコのこや』といっていた ほうからです。

『カイコのこや』には、いくつものたながあり たなのうえには、はっぱが はいっていました。

のんちゃんが、のぞくと おとはぴったっと とまってしまいました。

のんちゃんは、いきをとめて じーっとしていたら



またはっぱのなかで、 カサコソと おとを たてはじめました。

ちいさな むしたちが、 はっぱのなかで おとをたてて いるのでした。

のんちゃんは、 そのむしたちをみて めを かがやかせました。

「ねー あなたたち そこでなにを しているの?」

むしたちは のんちゃんのこえに おどろき はっぱのかげに ワサワサ にげていきました。


すると すこし おおきな むしが、 ソロソロと はっぱの あいだから かおを だして、



「おまえこそ なんだよ!! 」と、おこったように いいました。

「 あっ ごめんなさい わたしはのんちゃんよ。
おとうさんと おかあさんが、いそがしいので、いとこのいえに あずけられたの。
さみしくて ねむれなかったの、そうしたら カサコソと おとがしたので、 きて みたのよ。」

「そうかー だったら わしたちの ことは、 わからないなー」

「あなたたちは、 なに?」

すると すこし ちさなむしが、

「ぼくたちは カイコだよ こうして よなかに はっぱを いっぱい たべて、
えいようを たっぷり つけているんだよ。」

「へー でも、えいようを つけて どうするの?」

こんどは、ちょうろうらしき カイコが めんどうくさそうに

「りっぱな まゆに なるためなんじゃー」

「まゆになって どうするの?」

「まゆとはなー しろいたまに なるんじゃがな、そのたまから
きぬいとが できるんだよ きぬいとは のんちゃんが きている ふくになったり するんじゃ。」

「そうなんだーでも まゆになったら あなたたちは どうなるの?」

すると ちょうろうのカイコが こまったようすで、

「わしらは いそがしいのじゃー」といって、はっぱのなかに もぐって いきました。


「あーまって~」 のんちゃんは ちょうろうのカイコを、おいかけました。

すると、のんちゃんのからだは みるみる ちいさくなって、

はっぱのなかに はいって しまったのです。

「あれ~、わたしはカイコに なってしまったの?」

すると、ちいさなカイコが、

「おい、はやく はたらかないと りっぱなまゆに なれないぞー」

のんちゃんはいわれるままに、はっぱをたべはじめました。

ワッセッ ワッセ パクパク  ドントコ ドントコ パクパク

「もうおなかが、いっぱいだよ~」

それでも、まだまだ たべつづけなくては なりません

のんちゃんは くるしくなって にげだしたくなりました。

でも カイコたちは 

ワッセ ワッセ パクパク ドンドコ ドンドコ パクパク

もんくもいわずに たべつずけていました。

ちょうろうのカイコが おおきなこえで

「わしらは りっぱなまゆになって りっぱなきぬいとをつくるんだー
がんばれ がんばれ」

ワッセ ワッセ パクパク パクパク ドンドコ ドンドコ パクパク 

のんちゃんは おとうさんと おかあさんを おもいだし ちょっぴりさみしく なっていましたが、

カイコさんが げんきに はたらいている すがたで ゆうきをもらい

のんちゃんも、いしょうけんめい たべつづけました 


ことりのこえで のんちゃんは めをさましました

おひさまが きらきらと やまのみどりをてらして あさがきました。


「のんちゃん こっちさきてみんちゃー(こっちにきてごらん)」

おじさんが おおきなこえで のんちゃんを よびました。

「ほら、まゆってしんねべー(しらないだろう)」

おじさんは、しろくて キラキラひかる おやゆびのような 

かたちをした まゆを みせてくれました。



それは、しろい ほそい いとが かさなって、 さわるとすべすべしました。

たいようの ひかりで、 プリズムの ようにきれいでした。

「りっぱな まゆになって よかったね。」

のんちゃんは たいようにまゆをかざして かいこさんに 、

ゆうきをもらった おれいを いいました。


おじさんは のんちゃに まゆをくれました。

のんちゃんは ちいさなはこにいれて、 たからものにしました



そして、 はこを ときどきふって、 カラカラとなるおとを きくと

あの ふしぎなよるのことを、 おもいだしました。   








2010初滑り(別れ)

2010-01-23 05:21:20 | 小説

 
 三日目の朝、若干晴れるものの田沢湖のご機嫌は悪く、
 ついに顔を出してくれませんでした。

楽しいことはあっという間に過ぎてしまうもので、別れの時が来てしまいました。
子供達は最後のすべりを惜しむように、ゲレンデに行ってしまいました。

そして、雪国らしく朝から夫達は車の雪下ろし、

  

今年は、恒例の玄関前記念撮影が夫婦4人だけ・・・・・・

 
 おふざけで、夫婦交換しちゃいました~

友とはここでお別れ、そして今年は夫ともお別れ(寂しいよ~
夫は仕事の都合で、新幹線で帰ることにしてました。

友と又来年も会いましょうと、別れの儀式をすませ、
私は田沢湖駅まで夫を送って行きました。
雪道の運転はとても怖く、超のろのろ運転で他車の方々に
迷惑をかけてしまいました。

そしていよいよ夫と別れの時、改札口で手を振っていたら、
駅員さんが「ホームに入って見送っていいよ」と親切に言ってくれました。
だから、入場券を購入しないでホームに入っていきました。
駅員さんの親切に感謝です。

  
 アーこまちが来てしまった~       無情にも夫は手を振り乗車するのです。

 
 私は未練たらしく、動き出すこまちに手を振りながら撮影しました。

そのときの心境を詩に書いてみましたがー
けっ!!と思う方はスルーしてくださいね~

・・・・・・・・・・・・・ 別れ ・・・・・・・・・・・・・・・・

  やだ その手を振らないで
  帰り道を 迷うじゃないの

  あなたが行ってしまったら
  迷ったら どうしましょう

  雪の中に心が埋まってしまう

  やだ その手を振らないで
  長い夜が 寂しいじゃないの

  あなたが行ってしまったら
  星の輝く空を 一人で見上げるの

  雪の中に心が埋まってしまう

  やだ その手を振らないで
  嵐が来たら どうするの

  あなたが行ってしまったら
  抱え込んだひざが 冷たいの

  雪の中に心が埋まってしまう

  やだ その手を振らないで
  あなたが行ってしまったら・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・   

   

 


太陽の使者

2009-08-08 07:28:09 | 小説

今回のアップが200回目です。
そこで、200回記念に短編小説をアップします。

・・・・・・・・・太陽の使者・・・・・・・・・

 太陽がきらきら輝いているのに、のんちゃんは肩を落とし
とぼとぼと歩いていました。
のんちゃんの目には涙があふれて、小さな胸は張り裂けそうでした。
だんだんのんちゃんの足は前に進まなくなって、
のんちゃんは道端にしゃがみこんでしまいました。
そして涙がぽろぽろこぼれ、道端に水溜りが出来てしまいました。

 「のんちゃのんちゃん

呼ぶ声に周りを見るけど、誰もいません。

 「誰なの

すると急に目の前がオレンジ色になり、
白い影がゆらゆらと、のんちゃんのほうに近づいてきました。
オレンジ色の空間に、穏やかな笑みの美しい女が現れ、
暖かいまなざしで、のんちゃんに声をかけてきました。
のんちゃんは驚きで倒れてしまいそうになりました。

 「私は太陽の使者よ、のんちゃんがとても哀しそうなので、
 太陽が私をのんちゃんの所に、使わして下さったのよ。
 どうしてそんなに哀しいの?」

のんちゃんは使者の声に驚きはするものの、
死にたいとまで思った気持ちが、溶けていくような気持ちになりました。

太陽の使者は、暖かい手でのんちゃんの背中をさすりました。
そして、ふわふわした胸でのんちゃんをやさしく抱きしめてくれました。

そのやさしさに、のんちゃんはぼそぼそと話し始めました。

学校で友達と喧嘩したこと。
喧嘩の途中で取っ組み合いになったこと。
その時、のんちゃんの歯が友達の顔にぶつかり、顔を傷つけたこと。
友達がのんちゃんのことを、「狂犬だー」と騒いだこと。
先生に怒られて、親を呼びに、家に戻るくように言われたこと。
学校を出る時同級生に、「狂犬病だー」とはやし立てられたこと。

 「それで今家に戻り、親を呼びに行くところだったの・・・
  でも、親になんて話したらいいか、怖くて怖くて、
  とても家に帰れないの。」

 「大変だったわねー、さー思いっきり泣いてごらん。」

太陽の使者は、ふわふわのひざにのんちゃんをのせ、
のんちゃんの気が済むまで泣かせてくれました。
しばらくすると、優しい風が吹き始め、
のんちゃんの涙をさらってくれました。

 「のんちゃん、泣いてばかりでは何も解決しないのよ、
  涙の後は、きちんと親に話しましょうね。
  そして、きちんとお友達に謝りましょうね。
  逃げたら駄目よ、苦しくても、辛くてもきちんとのんちゃんの
  思いを正直に話さなければいけないのよ。
  判ってもらうまで、とことん話すのよ。」

 「それでも誰もわかってくれなかったらどうしよう・・・」

 「のんちゃんにはいいところもいっぱいあるのよ、
 きちんと話して誤ったらきっと判ってくれますよ。
 それに、のんちゃんは一人ではないのよ。ほら見てごらんなさい。」

のんちゃんは涙を拭い、辺りを見ると
八百屋のおばさんが、自転車屋のおじさんが、
日向で話してるおじいさんやおばあさんが、
そして、赤い花が、小さな虫が、
空のには鳥さんが、草の陰からかえるさんが
皆、のんちゃんに手を振っているではないですか。

 「負けちゃだめよー」と声をかけてくれました。

のんちゃんは勇気をもらって、歩き始めました。

 「逃げたらだめ、逃げたらだめ」と歌うように・・・・・・

そしてのんちゃんは苦しい道だけど、胸を張ってを歩み始めました。
空にはきらきら輝く太陽が、
のんちゃんのほほに優しい光をたっぷり注いでいました。

 

 早春の寒さが残る朝、郵便受けに一通の手紙がことり

《年賀をいただきありがとうございました。
  残念ながら昨年母は病気を患い、療養の甲斐も無く帰らぬ人となりました》

恩師が亡くなったしらせでした。
その知らせに、のんちゃんは又涙を沢山流しました。

 のんちゃんはあれからいくつも時を過ぎたのでした。
あの時、やさしくのんちゃんを、ひざに乗せてくれた人が逝ってしまったのです。
悪い子のレッテルを貼られたのんちゃんは、
しばらく苦しんだのですが、いつものんちゃんを励ましてくれた恩師。

恩師はのんちゃんに手芸を教えてくれたり、
思ったことをノートに書くことをすすめてくれ、
書いた思いを読んでくれていました。
そして、元気すぎるのんちゃんを「良い子ね。」と頭をなでてくれました。
明るいのんちゃんが好きよと、いつも背中を押してくれました。

あれから、のんちゃんは恩師と年賀の交流を続けていました。
のんちゃんの進む道に光を与えてくれていたのです。

恩師は太陽の使者だったのです。

そして恩師はついに太陽のところに帰っていったのです。

太陽の光が、のんちゃんに語りかけてきました。

 「のんちゃんのんちゃん
  今度はのんちゃんが太陽の使者になるんですよ~」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・終わり

 お知らせ 

8月9日~17日まで、オズ美容室は休業いたします。
日ごろご利用いただいてます皆様には、
大変ご迷惑をおかけすることを、お許し下さい。

又ブログもお休みしますが、もし良かったら前記事でも
ご覧になっていただけると、うれしいのですが。
訪問してくださってる方々、一週間後にお会いしましょう。

 

 





 

 


剱岳 点の記

2009-07-27 18:51:26 | 小説

夫と『剱岳 点の記』を見てきました。

夏休みに入ってたので、映画館はもの凄く混んでて、
あまり良い席は取れませんでした。

それでも久々に映画の映像に魅了されてしまいました。
夫も同じ事を言ってました。
装備などおぼつかない時代に、
果敢に挑んだ先人に、頭が下がる思いでした。
そして剱岳に行ってみたくなりました。

映画を見ながら、自分のしていることの意味を考えてみたり、
無意味だろうと思われることでも、遂行しなければいけない、
そんな時代背景にも憤慨したり、
自然の無常さを感じました。

私は歴史に残るような人生を歩んできたわけでは在りませんが、
自分の人生を重ね合せてしまいました。

そんな思いを詩にしてみました。
(どうせのろけと思ってる方は、ここでお帰り下さいませ~)

・・・・・頂のむこう ・・・・・・・・・・・・・

はちきれそうな若さの時

朝もやにけむる 頂きになにがあるのだろう

不安を胸に 二人で登り始めたの

息切れで苦しかった
歩けないと涙した
雪に足をとられ 後悔したあの日

雨に冷えるからだを 投げ出したくなったとき
雲海に 感動したとき
息づいている自然に 勇気つけられたあの日

いくつも いくつも 苦楽を共にしながら

あなたに 守られながら

時には 叱咤されながら

あなたの側で 私をさらけだしながら

それでも登ってきたの

登る意味を問うてみたとき
緑の風に 埋もれたとき
過ちの道を たどったあの日

突風にふらついたとき
朝焼けに心奪われたとき
愛に包まれながら 登ってきたあの日

あー頂は 何と遠いのだろう・・・・・・

まだ見えていない あの頂の向こう

苦しく 悲しく せつなく

頂の向こうには 幸ありと信じて
登り続けるの 頂の向こう目指して

もう はちきれそうな若さは無いの
ゆっくり ゆっくり 登ろう
もやの晴れ間を縫って

まだ見えない頂の向こう目指して

夕日のぬくもりに包まれながら

愛ある限り・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

  おまけの映像 

  
 新婚の頃の二人です。
 初心を忘れぬように、免許証入れに忍ばしています。
 ちなみに、夫が着てるベストは私が編んであげたものです。フフフ

あ~ら、のろけと知りつつ、また最後まで見たんですね
お粗末様でございました~

 


空のファンタジー

2009-04-13 19:41:59 | 小説


   

   ・・・・・・・・・・ 愛の語らい ・・・・・・・・・・・・・・・

    ほら あなたへの想いがあふれます

    胸に秘めた宝箱から

    音を立てて 光の中に飛びだすのです

    私の、愛のハーモーにーをうけとめて

    共に歌って 語って いつまでも

    光の中でふりかえると

    いつもあなたがいて

    ささやかな願い 今伝えます

    まぶしいくらいの思いを・・・・・・

    光の中で リズミカルに リズミカルに

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ボーっと空を見てたら、見つけました。

強引に愛の語らいに見えてしまったので、詩にしてみました。

(私欲求不満なのかなー)

 

 

 


アップ100回目

2008-11-12 12:31:17 | 小説

ついに私のブログも100回に到達しましたー

そこで記念に、夫宛のラブレターを公開します。
夫の誕生日のプレゼントに渡そうと思って書いたものです。

人のラブレターなど見たくもない、と思われる方は、
ここでお帰りになってください。

でもちょっと興味のある方はお進みくださいませ・・・・

 

        あなたに

・・・・・・・・・恋のはじまり・・・・・・・

恋がはじまったのです
 小さな庭の中から
恋が顔をのぞかせたのです

 私は23歳

大好きなものを見つけた子供みたいに
胸が騒ぐのです

つぼみの中には はちきれそうな想いが
   いまか いまかと
飛び出すのを 待ってます

どんな花が咲くか
誰にも分からないのです・・・・・

風に揺れる姿は
きっと恋色で染まるのよ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この詩は私があなたに初めて出会ってからの想いを書いたのよ

あれから33年・・・・

いろんなことがありましたねー
あなたに送るラブレター
二人だけの秘密にとも思いましたが、
これから長い人生を歩む子供達に教えたくなりました。

ごめんなさいね公開して、

・・・・・・・・あなたと二人・・・・・・・・・・

いつの間にか 白いものが増えてしまった二人

いつの間にか いたわりあうようになった二人

いつの間にか 時が過ぎていた・・・・

どうして あんなに怒っていたのか

どうして あんなに泣いたのか

あの小さな庭で めばえたえた恋が

いくつも いくつも 時を重ね

いろんな色に咲いて いろんな顔を見せてくれた

強い風に 折れそうになった時も

虹を見て 幸せ色に染まった時も

明日こそはと 期待を抱きながら

もう忘れましょうね いやなことは

あなたと二人 こえたい青い青い山を

あなたと二人 歩きたいいつまでも いつまでも

あなたと二人 愛したいすべてのものを・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今の思いを詩にしてみました。

子供達も成長して、私達の役目もそろそろ卒業ですね、
結婚してからずーっと離れての生活で、
意思が通じない時もありました。
でもそれも、後何年かの辛抱ですね。

お互い体力が衰え始めて、なえる時もあるでしょうが
支えあって、生きましょうね。

結婚式の誓いの言葉どおり

共に白髪の生えるまで・・・・
死が二人を分かつまで・・・・

をこれからも律儀に守っていきましょうね。

 

  

 最後まで見てしまったようですねー

見てしまった方にお断り

この記事を読んだことにより、どのような事態に陥っても
 当局では一切関知致しませんのであしからず。

自己責任ということでして・・・・・

 


秋空の下で

2008-10-06 00:25:11 | 小説

 

         

           澄んだ青空にすっかり秋雲

           秋空の下に思いにふける人がいる
           秋空の下に汗を流してる人がいる
           秋空の下に愛する人がいる

 

・・・・・・・・悲しがりやのハトから
           寂しがりやのブタへ・・・・・・・・

土の匂いと草の香りはすきだけれど
月を見ては寂しくて思い出す・・・・・

      (寂しがりやのブタより)

届きました 寂しがりやのブタさん

空は広いのね

あなたを尋ねてみたくても あまりに遠く

私の羽根では行けません

春は菜の花畑を

夏は青い海原に

秋は二人でおいもをかじる

冬は初雪舞う公園を・・・・・

いつも夢で涙が出ます

日焼けしたあなたの写真を胸に

悲しくて 夕暮れを見ています

でもね 寂しがりやのブタさん

寂しいことや悲しい事ばかりではないわ

あなたの汗が

私の涙が

いつか・・・・・・・・・・ね

    (悲しがりやのハトより)

秋は寂しいと言うので(誰が言ったかは想像にお任せします)

励ましになればと思い

随分昔書いた詩を載せてみました。

 

 


星のいたずら

2008-09-28 15:05:31 | 小説

     星のいたずら 

空気がキーンと冷たい夜、なにやらざわざわと話し声、

    どこー どこー

誰が話しているの
耳を澄ましてみると、聞こえます

「ねーねー、あの列車に乗りたくない

「いいねいいね

「いこーいこー

「はやくはやく 

それは夜空に輝く星たちの話し声

のんちゃんが、夜行列車に乗って空を見上げていたら聞こえたのです。

一つの星が急に降りてきました。

またひとつまたひとつ はやくはやくと大急ぎで

    するとー

寂しかった列車が急に輝き始めました。

あまりに星たちがたくさん乗ってきたので、
列車は急に空に浮かび上がったのです。

    くらーい空に

のんちゃんと星たちが乗った列車は、
光を放ちながら、空を走り続けました。

ちょっと寂しかったのんちゃんは、窓に顔を押し付け
星の輝きで光る風景を見つめていると・・・

川の流れが光って笑いかけました。

魚がはねてあいさつしてました。

山の木々が手を振ってくれました。

田んぼで稲が合唱しはじめました。

「私は一人ぼっちじゃないんだー」
           とうれしくなりました。

星たちのささやかないたずらでした。 

 

今日は私の誕生日です。

記念にと思いちょっとこんな童話を書いてみました。

いつかー孫に話して聞かせたいと思いました。
(まだ孫はいませんけどフフフ) 

 


続アップ満一歳

2008-09-20 01:31:45 | 小説
ですぅ

この記事はアップ満一歳を読んでから読んでくださいね

超、短、短編小説
    
    タイムトラベル

 どろどろと深い眠りに吸い込まれていた私・・・

コーヒーの香りに誘われ目覚めると何故か,

顔がパタパタと右から左へ移動いているのです。

事態を把握できずにおろおろしていますと、

白髪の老女が私を見つめているではないですか。

「あれ~何よー、私雑誌になっているの・・・ワオー」

寝ぼけていた私の頭脳は一気にライトオン状態になってしまいました。

もしかして昨夜寝床で読んでいた『〷』の雑誌になってしまったの?

どうしましょう・・・

考える暇もなく、又顔が右から左へ動かされる。

「ちょっとー!!めまいがするのでゆっくりめくってくださいなー」

そんな声も老女には届くはずもなく、容赦なく顔を動かされる。

ところで、めくっている老女は誰?

かなり高齢で、90歳位かなーセンスのいい眼鏡をかけて、

着ている服もセンス抜群だし・・・

そんなことを思い巡らせていると、私の顔がとまりました。

「あれ?私が雑誌の記事になっているー」

『〷』の雑誌は熟年向けの雑誌で私はこの雑誌に、
掲載されている方の人生に触れることが出来るので、
よく購読していました。

自分にない人生に触れることで、私の生き方の師になっていました。

私もいつかこの雑誌に掲載されるような人になりたいと、

思いつつ生活していました。

 どうやらその願いがかなったみたいです。

雑誌に掲載された事が、嬉しくて震えていると、

急にパタンとテーブルに顔を押し付けられてしまいました。

「痛いのですけどーもっとやさしくしてくださいよ。

 そんなに若くないのだから!!」とぶつぶつ・・・

窓から入るここちよい風で、私の顔は右から左へ動かされる。

白髪の老女はどこに行ったのでしょうか、私はどうなるのでしょうか?

半泣き状態のまま、顔はパラパラと動かされている。

雑誌のタイトルが太字で、『90歳で現役美容師☆オズ』と書かれていた。

写真が掲載されていて、それは先ほどの老女でした。

生き生きとした姿に朝日が差し込み、人生に光を添えているようでした。

「いらっしゃいませー」

接客をしながら、あの老女は私であった事を思いにやにやしていると、

「オズさん何ニヤニヤしているの?」

とお客様に言われ、現実に戻されてしまいました。



最後まで読んでくださりありがとうございます

これからも訪問コメントを、お待ちしています。