新しいものと古いもの
新しいものを
取り入れるためには、
まず古いものを捨てなければ
ならないということです。
まず古いものを捨てて
場所を空けないと、
新しいものは入らないのです。
一流たちの金言[松井道夫]
一般的には名言である。
上記の金言は松井証券の社長の言葉である。
反論すると、私には当てはまらないのだ。
古いものにもそれなりに理由がある、建築の世界では特にそう思う。
長い年月に耐えて、その居住空間や文化的な事業も
行いその時代の代表作となったものだと思う。
世界遺産に登録されているものは例外として、我々の身近のものでもそう思う。
その地域とその環境に合理的な判断の元に構成されていると思う。
ただ老朽化して危険であれば即解体すべきだろう。
解体される前にひとつだけ言いたい、
その建造物をデータ化すべきと思う。
データ化とはcadで図面化して残すと言う事だ。
特にこれからは、老朽化した「城・神社・仏閣・五重塔・蔵」
など簡単には再建されないものばかりだ。
いや再建したいが、技術的に無理なのだ。
私は、これらの知識をかなり頭の中にある。
暇なときに整理しようと思うが暇がない。
つまり、建築で前に進む時は古い建物を調べる。
言葉を変えれば「類似建物の調査」ということになる。
スカイツリーも五重塔の構造調査から始めた。
(タカハシ)
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