腰痛で退屈なので映画を観にいった。
娘が読んでいる、よしながふみの「大奥」を大2巻まで読んだ。
その後は面倒くさいのでそのままでいたが、今日映画「大奥」を見て来た。
物語の概要は、男子の突然の減少により男女の立場が入れ替わった、男女逆転世界である。
歴史上の概念はそのままで、社会運営の根幹や権力は男から女へと移っていく。
若い男の子だけにかかる不思議な病気である。小さい男の子や少年が高熱を出し、
真っ赤な発疹が全身に広がり、爛れ膨れ上がって死んでいった。
この伝染病の感染は若い男ばかりだった。
病は『赤面疱瘡(あかづらほうそう)』という名で国に根付いていた。
凄まじい勢いで減っていった男子の人口は、女子の約4分の1で安定した。
そして男子はその生存率の低さから子種を持つ宝として大切に育てられ、
女子があらゆる労働力の担い手となっていくのであった。
江戸城でも、3代将軍徳川家光以降、将軍職は女子へと引き継がれていった。
そして、大奥は、ただでさえ男子が少ない中で美男3000人が将軍に仕える女人禁制の
男の城となっていた。男女の逆転した歴史絵巻である。
いきなり映画をみると分かりにくいと思う。私は第2巻まで読んでから映画に行ったので
スムースに入っていけたが、これから映画を観るかたにはネットで大体の概要を理解して
から映画館にいければいいと思う。
ストーリーをここで述べてしまうと、面白さが半減すると思うのでぜひ映画館に
行くことを薦めます。
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