小安中学校第10期生 Version 2

自然豊かな栗駒山麓にたたずむ学び舎から巣立った、我等40人の恋と涙と心の交流を綴るサイトである。

“ある社長の話”

2010年09月19日 | 社長シリーズ

 

今日は私の知っている社長の話をします。
建設会社のある現場での話しです。(昔のことなのでいつ頃か忘れた)

現場内が散らかっていたので、あるヘルメットをかぶった男が片付けていました。

燃えるゴミ・金属類など一生懸命ゴミを仕分けしていました。そこへ下請職人が通って

職  人 「向こうも散らかっているから片付けておけ!」

あ る 男 「はい、わかりました」

それから一時間後、職長会議(ツールボックスミーテング)です。

現場所長 「今日はわが社の社長が見えています、会議の前に社長一言お願いします」

社  長 「毎日の仕事ご苦労さんです、気がついた点を述べてみたいと思います。
      現場内が散らかっています、怪我する原因です。足元をきれいにして
      安全作業で能率を上げてください」


職  人 「あっ、しまった」と声をあげた。

そうです、下請職人は元請の社長を知らないで、片付けの人夫と思って命令したのだった。
社長も人が悪い「はい、わかりました」と言って最後まできれいに片付けました。
職長会議終了(30分)まで、職人は顔を上げることが出来ず下を向いたまま過ごした。

普通ヘルメットには会社名だけでなく、その人の地位を示す横線が入っています。

横線がないのが、職人または一般作業員です。横線が入っていると現場監督です。

また建設会社の役員は、線を太くするか色を変えているのが普通です。

ヘルメットが無印だと誰もお偉方だとは気がつきません。

ここで一句 「知らないと 社長にまで 命令す」 元職人

追記 この職人は私ではありません。

   「いや、お前なら言いかねないって」←(影の声)

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿