親子の面会交流を実現する全国ネットワーク(OB)

親子が自由に交流出来るよう、面会交流権の拡大や共同親権・共同監護社会の実現を目指して活動しています。

●離婚と子どもをめぐるニュース番組(NHK総合 首都圏ネットワーク)

2010年02月01日 09時26分57秒 | Weblog
明日2月2日、NHKの首都圏ネットワーク(18:10~19:00/総合)で、離婚と子どもをめぐる状況についての内容の番組が放映されます。

親子ネットは定例の運営会議の様子の取材を受け、また、先日の国会勉強会では記者の方が開始前から来て下さり、終了後まで綿密な取材をしてくれました。

ニュース枠なので、急なニュースが入らない限り、予定どおり放映されるとの事です。


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番組HPで、NPO法人びじっとと親子ネットの連絡先が掲載されてます。


http://www.nhk.or.jp/shutoken/net/

2月 2日(火) ●問い合わせ
▼リポート「シリーズ 子どもたちの現場 ~離婚した親子の再会」

○「別れた親子の面会の仲介」について
「NPO法人 びじっと」
 電話:090-9806-1729
    045-263-6562
○親子交流についての
        法整備を求めるグループ
「親子ネット」
 電話:047-342-8287

●第14回 国会勉強会 レポート

2010年02月01日 08時29分21秒 | Weblog
27日に行われた国会勉強会へ参加なさった方、趣旨に賛同してくださった方、応援してくださった方々、ありがとうございました。

当日の参加者は136名と過去最大で、国会議員関係の参加は43名(議員11名、秘書32名)、マスコミ関係もNHK、日本テレビをはじめ、NBCニュース、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞から6社11名の参加がありました。

勉強会は下村議員の挨拶からはじまり、当日配布された棚瀬先生の共同養育法(試案)や講演も素晴らしい内容のもので、質疑応答では参加者との間で熱いやりとりがなされました。
勉強会終了後は、赤坂の居酒屋で懇親会が行われ、棚瀬御夫妻をはじめ、30名の参加がありました。
ここで下村議員より届けられたメッセージ文は、当事者にとって強く胸を打つ内容のものでした。

親子ネット幹事・加太さんから、国会勉強会(2010.1.27)の詳細レポートを頂きましたので、以下に掲載します。

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国会での勉強会も14回ということですが、今回は棚瀬先生の「離婚後共同養育法」についての提案があるとのことで大変期待して参加しました。予想どおり、時間になると続々と参加者が詰めかけ立ち見の方々も出て、皆様の熱気でエアコンをMaxにしても熱いぐらいとなっていました。

下村議員の開会ご挨拶においては、離婚家庭での子どもの貧困の問題、あるいは、ハーグ条約を批准していないことによる国際間の子どもの連れ去り増加の問題等について等のお話があり、これらに対処していくためには、与党も野党もなく共通認識をもち、子ども・非監護親が「まず、会えるようにする」事を国会の中でも議論していきたい旨の、大変心強いお言葉を頂きました。

棚瀬先生からは、現代の深刻かつ大変問題の多い状況を国内外の状況を含めた背景からご説明頂き、その為にどのような法律を持つべきか、引き離された親や子どもにとって、本当に助けとなる法律案とはどのようなものなのかを分かりやすくご説明頂きました。

そして、日本国内では親子の交流を認めない例外事由が一般的であると認められていること、別居の直後から子どもに「会いたい」と言ってはいけない抑圧が加えられることなど、当事者として体験しなければ、中々理解しがたい現状についてもご説明頂き、各議員さんにも現状を良くご理解いただき、問題意識を持っていただけたものと思います。

また、従来からキーワードとして良く使われ、かつ目指すべきところと捉えられていた「共同親権」という言葉と実際に共同親権を採用している諸外国の現状についてもご説明いただきました。共同親権を選択可能な米国・ドイツでも多くは単独親権でありながら親子の交流が確保されている事は意外でしたが、この事からも、目指すべきは「共同養育」である事が良く理解できました。

今回の棚瀬先生のご説明の中で特に印象に残ったのは、「子どもの連れ去りは、子ども自身、そして、連れ去られた者の人間としての尊厳を傷つける行為なのだ。」という箇所です。(実際には連れ去った者の人格を傷つけることにもなるでしょうが・・。)

子の連れ去りが原因で、多くの事件が発生している事は周知の事実であり、今の調停・審判をはじめとする司法の現場、あるいは、DV法を利用した「政策」により誘発されている、相手を貶めて自己の権利を保全・拡大しようとする方向性は誤りであるとの認識を強くしました。

質疑応答の時間においても、国会議員さんをはじめとしてご出席者の方々から様々な質問があり、養育費の問題、司法の守旧性に関わる問題等についても明確で、わかりやすいご説明を頂き大変役に立ちました。

今後は、ぜひさらに多くの国会議員・地方議員の方々にご参加頂き、法案成立にむけて、一歩一歩前進することができれば良いと思います。皆様もぜひ、次回勉強会にご参加頂き、本法律案についてご検討頂き、子ども達のために、より暖かい社会が実現できるようご協力いただければと思います。

(親子ネット 監事 加太)