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おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

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事故物件について、その恐い間取り

2022-08-30 19:57:00 | Jホラー

 自称「事故物件住みます芸人」
 松原タニシ氏のノンフィクション本が原作。

 監督は中田秀夫さん。
 案の定、不評が多いけど、その割に興収はまずまずだったらしい。

 まぁ、事故物件っていうテーマがまず良いし。
 騙されるって言い方は良くないが、身近で引きがある。

 中田監督も大分ブランド力が落ちたとはいえ。
 年々厳しくなるJホラーを撮り続けてくれるのは嬉しい。


 主演は亀梨和也さん。関西弁苦しいそうだったが。
 てか、ジャニーズの中でKAT-TUNけっこう好きw。

 野ブタとか、がっつり見てたし。
 だけん、正常に評価できん。個人的にめっちゃ好きやからw

 でも、忖度抜きで演技上手いよね。亀梨さんって。
 主役級としての自信、自覚をしっかり感じた。

 下手に怖がり過ぎたりもしないし。良い塩梅。これを求めてたw
 続編がもしあったら、さらに磨きがかかりそう。
 

 総評として、けっこう面白い
 劇場では別に見たくないけど、レンタルやサブスクで見る分には。

 ノンフィクションにストーリーをつける難しさ。
 無理矢理感もなく、まずまず綺麗に整ってはいた。

 無難というかストレート。なんだかんだ怖かったしねw
 ガッと幽霊が襲いかかるより、ゆっくり忍び寄る感じ。

 ここは一応、原作寄りではあるんかな。
 原作だって、そんなガッツリした霊障起きるわけねーしw

 俺はもっと大人しめで良かったと思う。
 逆に幽霊出さん方がより怖いと思う。少しずつ異変が起きるとか。

 それだと地味過ぎるんかね?w
 映画としてはここら辺が落とし所。引き際。よく出来てる。


 奈緒つーあの女の子が余計だった。邪魔だなぁ。
 やはり女優はホラーにとって鬼門なんすよ。

 言いたかないが、奈緒さんが何よりの事故物件やったわw
 霊感女子はテンプレとはいえ……今回はいらなかったんじゃないの?

 ヒロインは瀬戸康史さんでええわw
 てか、仮面ライダーキバやん。久々に見たな~。

 それか池田エライザ連れてこい。いっそ貞子と話繋げろw

 ホラーに限らず、映画はこれからマルチバースやクロスオーバー。
 世界観を広げて、見所を増やすのが一番かと。

 死霊館ともコラボすりゃいい。あの黒衣の奴、もうヴァラクじゃんw
 本当にヴァラクだったら、むちゃんこ熱い展開だがな~。

 まぁ、死神みたいな存在なんだろうけど。
 あーいう安易にラスボスを据えるのも微妙。物語が安っぽくなる。
 

 まぁ、ともかく。久々のワクワク感。
 続編があったらと素直に楽しめる作品ではあったかな。

 では、また。




オーディションについて、そのキリキリキリ

2022-08-23 12:14:00 | Jホラー

 薄利多売でお馴染み、三池崇史監督作。
 村上龍氏の小説の実写化。

 ストーリーは、

 制作会社に勤める青山は妻と死別し、息子と二人暮らし。
 7年後、青山は再婚を決意。友人の吉川に相談する。

 そこで吉川は映画オーディションの開催を提案。
 そのオーディションの中で女性を選べと、吉川に勧める。

 最初は乗り気ではない青山だったが……
 オーディションで出会った『麻美』に心惹かれる。

 途中退出者続出のサイコホラー。
 まぁ、三池崇史節だよね。慣れてないとシンドい作品だと思う。

 痛い! グロい! キモい!w

 主演は石橋凌さん。普通のおじさんって感じが良い。
 ちょっとトレンディ臭もするがw

 國村隼さん。ホラーにおると本当に心強い。バシッと決まる。 
 この人の強面見ると何かしらのセンサーが反応するようになったw

 ヒロインの椎名英姫さん。切れ長の目が印象的。
 サイコパスを見事に演じてたと思う。


 内容的には白石晃士監督の『グロテスク』に似てるかな。
 一つ違うとしたら、グロテスクは各国で放送禁止ってとこかw

 オーディションはアマプラやその他サブスクでも見れる。
 俺からしたら何が違うのか、よく分かんないけどねw

 グロテスクは、
 「ソウのジグソーのような成長が見えない。ただの暴力」

 というのが禁止の理由みたいだが……
 その殺人鬼に相当する麻美に、成長なんてあったか?

 成長はないけど、ただただミステリアス
 そこまでの過程を見せる演出、芸術性が評価の分かれ目なんかね。

 恐怖と胸糞の違いですね。
 『震える舌』にもちょっと似てる。感染』のエッセンスも。

 2000年代のJホラーのテイストって感じ。
 てか、失礼だけど、三池監督がこんなん作れたとはw 

 物語が破綻してるわけでもなし。そこまで叩かれるほどじゃない。
 俺は正直面白いと思った。三池監督作の中でも傑作の部類に入る。

 ちょっと人にはオススメできないけどw
 では、また。




牛首村について、その牛の首

2022-08-22 06:56:00 | Jホラー


 結局、見に行きませんでした!w

 てか、2月にウダウダ言ってたのがもう8月とかw
 時の流れは早いなぁ。レンタルのリリースも早い。

 清水崇監督の村三部作。その最終章。
 犬鳴村から始まり、シリーズを追いかけた身としては感慨深い。

 いや、特にそうでもないかw
 でも、楽しみに待ってましたよ。何気に評価も高いですし。

 これ意外やったな。いつもなら☆3以下になりそうなもんを。
 ホラーは☆3以上なら、まず面白さは間違いないですからね。

 見た感じ、評判は悪くないね。
 そうなってくると、逆に心配になってくるけどw

 期待の完結編。早速、レビューしていきましょう。


 まず総評としては、ふ~ん、微妙w
 俺は樹海村の方が好みだったなぁ。

 舞台は富山に実在するホラースポット・坪野鉱泉ってことで。
 なんか、あんま関係ないよね。牛首村と。

 樹海村は富士樹海とコトリバコのコンボがよく効いてたけど。
 今作は坪野鉱泉と牛首村と、全く別の話だからね。

 もうちょっと2つを絡めて欲しかったよな。
 坪野鉱泉は前フリに使われてるだけ。後は牛首村の過去話。

 ちなみに牛首村はオリジナルの怪談つーことで。
 これも良くない。あんまのめり込めなかったよな~。

 村の因習。ありきたりだしな~。薄いよ。
 アヤちゃんはなんで坪野に出没してたんですかね?

 村の祠の跡地に坪野ホテルが出来ていたとか。
 そーいう理由だったら分かるんだけど。別にそーいう訳じゃなし。

 後半はゾクッとはした。清水節のパラレルワールド。
 でも、短いな!w 中盤くらいから、あーいう展開で良かったのに。

 完結編としては盛り上がりに欠ける。
 誰が高評価してんだ? Kokiの回し者か?w


 それで懸念されていたKokiさんですが……
 全体を通して悪くはなかったですね。

 てか、いきなり1人2役とか、かわいそうにw
 清水監督も酷な事をさせるw まぁ、期待に応える働きでしたかね。

 本当に両親にそっくり。美人というよりかはエキゾチックな。
 パワーを感じる面構え。これからやっぱ偉くなってくんでしょうね。


 う~ん、でも、全体的に消化不良は否めない。
 俺は完結とは認めない!!

 何本でも作ればええがぁ。
 まぁ、次の新シリーズに期待ってとこですか。

 では、また。




樹海村について、そのコトリバコ

2022-02-23 21:57:00 | Jホラー

 お待たせしましたでしょうか? 2022年出航の映画レビュー。
 『樹海村のご登場です。

 最近、三部作完結の『牛首村が公開されたばかり。
 俺このシリーズ結構好きなんで。時間が許せば劇場へ見に行きたいとこではあります。

 その前にまずこの樹海村を見んことには始まらないと。
 ただまぁ、タイトル聞いた時はめちゃめちゃ心配しましたけどね。

 第一作の犬鳴村は超有名な都市伝説ってことで話が分かりやすかったけど、樹海村……富士樹海……う~ん?
 漠然としててパッとしない。でも、そもそもの犬鳴村が期待値の割にそこまで面白い作品じゃなかったしねw

 そこは気楽に見れました。
 冒頭のいきなりYouTuberが餌食になるテンプレはファンへのサービスかな?w 様式美です。

 全部見て通しての最初の感想は「思ってたのとはちょっと違ったかな~?」という。
 シャマラン監督の「ヴィレッジ」みたいなの想像してたんですが……でも、良い意味で一捻りはあった。

 ストーリーは主人公の姉妹がいて、その知り合いの夫婦の引っ越しを手伝ってた時に偶然、家の軒下から『を見つけてしまい……

 この箱が2ちゃんで有名な怪談コトリバコ。

 俺は映画見て初めて知った話なんですが。
 曰く、箱の中に動物の血と子供の指を入れ、自分が殺したい相手へ送り呪い殺すという儀式。

 映画では設定がほとんど引き継がれてましたね。
 ここだけ聞くとなんだか安っぽく聞こえますけど、これが中々面白かったです。

 心霊スポットと怪談の融合。完成度は高い。
 呪いに翻弄される人間を良く描けていたと思う。

 テーマは呪いです。

 そこを勘違いしてると低評価になっちゃうんかな。心理描写というか人間の心の闇が主軸。映画版サイレンみたいな感じ。
 作中で妹の響が統失の診断を受けて、そこから精神病の視点やら幻想的な雰囲気が醸す。

 途中まで意味分からんカメラワーク多くて辟易したが、通して見ると納得。
 風情というか今までにない。なんかオシャレなMVみたい。水曜日のカンパネラ的なw


 毎度、ホラーで懸念される役者陣も今回は安定してました。
 
 妹・響役の山田杏奈さんちょっと荒んでる今風の女の子をよく演じられてた。
 まぁ、そもそものキャラがただのオカルト好きなのか霊感があるのか、よく分からない設定だったから、分からないなりに頑張ってたと思う。

 姉・鳴役の山口まゆさん。一応、主人公は妹のはずなんだが、そう見せかけての実は姉というw
 そう言っても良いくらい磐石の演技だった。

 山田山口共に子役から経験を積んでるだけあって、違和感がとにかくない。
 大げさ、わざとらしい演技が1つもない。特に山口さんは別格完璧。清水監督はええの連れてきたわ。

 後のベテラン勢も最高。
 安達祐実さんの存在感。名優がどっしり構えてるのは心強い。

 國村隼さんが出てきた時のコクソン感は半端ねえw
 出口はもうちょい関わっても良かったな。結局、何者やったんやろ? まぁ、普通のNPOのおっちゃんだったっぽいね。勘繰って損したw

 
 こんな風に、自分は凄い楽しめた映画だったんだけど、案の定、評価はあんま高くないのが残念。
 映画としては面白いんだけどホラーは……ってとこ。これ毎度言うけど、ホラーとしては全く怖くないw

 俺からしたらホラーと映画は別物だってこと、理解してほしいんだがな。
 ホラーを求めてる人、怖くないって言ってる人はいい加減諦めてほしい。

 
 ホラーなんてもう無理なんだから!!
 心霊スポットでも勝手に行けバカw
 

 ただ、核心の部分はボカしてるのかなとは思う。
 気にならない程度にはなってるんだが。 

 そもそも結局、何が原因なの?

 無論、呪いが人を殺してるってことなんでしょうが。
 幽霊の怨念が原因なのか、人の狂気が呼び起こされてるのか、どっちなん?

 自分で木登って串刺しになってるって考えるとすっげーマヌケw
 統失ってワードを出したのは画期的だったし、精神異常を描くなら、アウトラストみたいな世界観。樹海にガチで人が住んでるって設定で良かったんじゃないか。

 指切ったら大丈夫というルールも謎。
 犬鳴村でもあったが、幽霊が普通に会話してきて、現世の人間に物理的な干渉をしてくるという。その説明を何もしてくれないんだよね。

 大体、樹海でGPS・コンパスが効かないってのは大嘘やし。
 現実方面へ行くなら、もっと警察が関わらなあかん。呪い方面へ行くなら、真二郎パパの活躍が欠かせない。そういう物語の方向性や細部が物足りない。

 後、これを言ったらお仕舞いだけど、なんで安達さん演じる母親は姉妹連れて樹海に行っちゃったの? 全ての元凶やろw

 フツーは子供連れていかんと思う。
 最後、満を持して樹海に取り込まれた響も結局、呪いを止めきれなかったし。

 まぁ、後半やエンディングでお茶を濁された感じはあれど、俺としては太鼓判を押す傑作という評価、揺るがない。

 これも前回言ったような気がするけど。
 ほんっっっとうに!! 幽霊では怖がらない時代。

 色々、齟齬みたいな物はあっても、それも全て、時代を真剣に突き詰めた結果なんだと。

 ストーリー性を極限まで高めた、新しい、これからのホラーの主軸や模範を担うべき柱、そんな映画です。

 俄然、こうなると牛首村、気になる所。期待しかない。
 では、また。


 犬鳴村↓









 期待しかない。
 だと言うのに何で牛首村、即見に行かないかと言うと、やはりkokiの存在ですよね~w

 キムタクの娘さん。不安しかないよ~w
 でも、YouTubeに上がってたインタビューを見ると、すげーハキハキしてて、良さげな雰囲気ではある。

 やはり大スターの2世なだけあって、肝っ玉も受け継いでんすかね?
 こうしてレビューも追い付いた訳だし、見るとしたら今がベストなタイミング。行くしかないか……

 行かなかったらごめんなさいw
 ぶっちゃけ牛首村見るくらいならウエストサイドストーリーの方が見たいしw



感染について、その塩化カリウム

2020-11-05 13:22:00 | Jホラー

 器具すら底をつくほど経営が傾いた病院。
 そこへ突如運ばれた謎の感染症患者。最悪の一夜の始まり。



 結構有名な映画だけど、今まで見てなかった。
 2004年公開ということでᒍホラー沸騰期。怖いし面白い。

 元々はJホラーシアターっていうシリーズ化を目的とした映画らしい。
 これとセットの「予言」も怖くて面白かった。今は亡きノリピーも見れるしなw

 結局「感染」「予言」の2作しか公開されんかったけど、後に続く作品はなかったんかね?
 もっとしっかりプロデュースされてたらブランドとして確立されてたんじゃね? 惜しいことをしたもんや。

 幽霊よりかはリアル路線。震える舌とかそんなん。後、カルト系。
 結末はちょい投槍なのが玉に瑕やが、十分な内容。

 てか、役者陣が豪華なおかげで妙な説得力・納得感がある。
 子役ですら須賀健太やもんなw

 やっぱホラーは演技力。
 ᒍホラーが失速したのは、こういう有名・実力のある役者を起用しなくなったから。結論が出ましたw

 設定・脚本がかなり尖ってるから尚更。 

 監督の落合正幸って人は世にも奇妙な物語を多数手掛けてるディレクターってことで。
 この映画も世にも奇妙なの一編『急患』が原作らしい。

 てか、佐野史郎は原作の方にも出てるというw

 雰囲気とか、ならではの作品。 
 唯一無二の怖さだと思う。

 では、また。