前回の『スマイル2』に続き、こちらも去年公開のホラー映画。
『ジョーカー フォリアドゥ』とのピエロ対決を制し全米1位へ躍り出てるという快挙を成し遂げた本作。
興行収入も9000万ドル越えの大ヒット。
製作費が200万ドルとのことで、その落差やコスパの良さも話題になりました。
なんかこれも急に配信が来ててビックリ。
面白い作品が並んで、映画見るのに忙しいw
前作が正直微妙だったけど。
まぁ、完結は見届けようかなと。早速視聴。
ストーリーは、前作の5年後。
殺人鬼・アートザクラウンとの戦いを終え、心に深い傷を負った前作主人公のシエナ。
精神病院へ入院していたが、やっと退院することができ、親戚の家で新しい生活を始めようとしたが…という導入。
まず出だしは良かったかな。
人間をサクサク殺してってテンポ良い。
前作は単純にキル数が少なった気がする。
やっぱクラウンが人殺してくシーン目的でこの映画見てるんだしw
子供にも容赦ないの良い。
ゴアを避けてヌルい展開にすんのホントつまんねえからよ。
そこは突切ってて爽快。銃や爆弾、液体窒素にネズミと、
殺しにも緩急やバリエーションがあって見応えがありました。
前作の不満点は大まか解消されてたかな。
そういやペイルガールとかいう奴はどこ行った? 前作で倒したんだっけ? 覚えてないなw
訳分からん存在やったペイルガールはおらんくなって。
その代わりに、第1作目の顔面崩壊女・ビクトリアが参戦。
このビクトリアが良いキャラしてましたね。
再登場のインパクトも凄かったし、話をどんどん盛り上げていって。
クラウンの相方としてベストやったと思う。
まぁ、地獄へ叩き落とされましたがw ちょっと勿体なかったな。もっと人殺す所見たかった。
とりあえず全体的に見て、非常に面白かったです。
大まか、前作や前々作を補強したりボリュームアップしてて満足感のある作品。
ただ、やっぱラストかな。ラストが間延びして長かったわ。
シエナvsクラウンのバトル。前作でも思ったけど、この2人の戦いつまんねw
途中までの流れは良かったのに。叔母さんの死に様とか。
喉にパイプ突っ込みネズミ投入で殺し方が凝ってたし、
家族をシエナの目の前で殺す胸糞感も、物語が佳境に迫るボルテージを高めてた。
けど、ラストバトルで一気にそのボルテージが萎んじゃうw
まず、クラウンがシエナ相手やと弱体化して、そもそも舐めプなんだよな。それが嫌。
いたぶって殺したいクラウンの趣向なんは分かるが。
若干、脚本の都合というか、「シエナ絶対死なんやろ」ってのが透けて見えるんが冷める。
銃や爆弾でサクッと殺したり、殺人なら何でもありの手段を選ばん奴が、急にチェンソーで鍔迫り合いしてもさ。
なんか今までの話とキャラが違う、辻褄が合わない気がして。
無理やり主人公と殺人鬼の戦いへ持っていってるような気がしてね。この流れが単純につまらんのよ。
もっと絶望感欲しい。クラウンには誰も勝てないくらいで丁度良いのに。
せめて、シエナは殺されてガビに主人公交代ならまだ説得力あったが。
どうやらあの謎剣には治癒能力?みたいなんがあって。
だけん、シエナはボコボコにされてるのにやたら防御力高いんも、あの剣のおかげってことらしいが。
あの剣はどこから来たのか、クラウンの正体や地獄や悪魔。
もうちょい設定を説明したり明らかにしても良かったかな。
そしたらラストバトルも納得して見れたと思う。
いい加減、引っ張るほどの設定じゃないやろし。
謎剣でバシバシ戦われても、見てるこっちが困るんよな。
それに叔父さんやジョナサンの死がカットされてガッカリ。
ラストバトル長すぎやし。カットするならそこカットしてくれよ!
クラウンが人殺してく所は面白かったけど、ラストが不満タラタラだった。
もうシエナとの戦いはいらん。けど、次作は地獄で決着ってことか?
今作で完結のはずだったんですが。
テリファーの生みの親・ダミアンレオーネ監督が『テリファー4』の製作を示唆。
まだ本決まりではないらしいけど。
でも、こんだけヒットしたらね。作るは作るんやろな。
次作を期待したいし、次作も見てみたくなるような作品なんは間違いないんだが。
前作から続いてる一抹の不安感は拭い切れんかったな。
頼むから次作こそスカッと終わってくれよ。
文句言いながらも見ますから!w
では、また。