
2018年放送。PAWORKS制作のオリジナルアニメ。
知る人とぞ知る傑作らしいとの噂を聞き、視聴。
舞台は長崎市。魔法や魔法使いが日常に存在するという世界設定。
突如として祖母・月白琥珀に魔法をかけられ、2078年から2018年の過去へタイムスリップさせられた月白瞳美の物語。
正直、ちょっと話が唐突で困惑した。
まぁ、全13話見て面白い作品ではもちろんあったけど、
初っ端の唐突さから、どんどん話が渋滞していって、消化不良だったり尻すぼみな内容だったかな。
まぁ、面白いんだけどね〜…と、歯に物が挟まる感じw
瞳美がなぜ色盲になってしまったのかとか。
周囲を拒絶するようになった瞳美が、過去の人々と触れ合い成長する物語の、その根幹がね。
う~ん、ちょっと納得はし辛いかなと。
代々魔法使いの家系である月白家。
しかし、瞳美の母は魔法の才がなく、それを苦にして瞳美を置いて出ていってしまった。
瞳美はそのショックで色盲になり塞ぎ込むようになってしまい、見かねた琥珀が時間魔法を使ってタイムスリップさせたと。
そういう理由が後半に明かされるんやが、それ聞くと、なんか違うくね?と思ってしまう。
なんかな〜。それだったら、瞳美母の学生時代にタイムスリップするのがええんじゃね?
てか、琥珀よ。お前が過去に行けよw
これって瞳美のせいなんか? 誰のせいってことではないけどさ〜。
瞳美母が出ていったの、瞳美と瞳美母の間より、琥珀と瞳美母と間に問題があったからじゃないの?
で、その答えがタイムスリップ? 納得いかんのう。
まぁ、この経験を機に、瞳美自身が前向きに生きれるようになった、ハッピーエンドなんは良いが。
それとこれとタイムスリップさせた意味。
行方知れずの母との問題は解決してないし、
タイムスリップも実は危険な魔法で、危うく瞳美は存在ごと消えてしまう可能性もあったわけで。
そんな危険を賭けてまですることだったか?
なんか琥珀と瞳美母の問題を、瞳美の責任にして押し付けてるような気がしてね。
もちろん琥珀に悪気がないのは分かるし、琥珀と瞳美母にも親子としての事情があるのも分かるが、外野からはそう見えちゃう。
やっぱ、最終的に「なんで?」と思ってしまう。釈然としない話やった。
唯翔との恋愛もざっくりな終わり方だし。
11話の紙飛行機のシーンはドキドキして良い場面やったな。それだけにシレッと終わっちゃって。勿体ない。
美術部の友情物としても微妙。
9話で部長が告白してきた時はめっちゃ盛り上がったけどw
瞳美のサークルクラッシャーぶりは見てて面白かった。
このままあさぎ唯翔混ぜて四角関係になったらさらに良かったのに、ここもサクッと流されたな。
てっきり60年後に再会するかと思ったが。
タイムカプセル掘り出す時に部員が集まったとかなら感動したやろに、そういうのもないし!
それと、もうちょい瞳美と琥珀のぶつかり合いがあっても良かったな。
瞳美は琥珀に対して思うとこなかったんかね? 瞳美母が出ていった時も当事者だった訳で。
瞳美・瞳美母・琥珀の家族間で区切りが付く、和解するみたいな話が見たかったな。
恋愛・友情・家族愛。結局、全部中途半端だった気がする。
色んな要素詰め込んで、青春物の雰囲気だけで最後まで突っ切った感じ。
まぁ、個人的に納得出来ない部分あったけど、見応えはあったからね。
青春アニメとしては面白いし、そういうの見たいって人にも凄くオススメです。
ただ、深く考えちゃダメだなw
雰囲気だけを楽しむ。アロマみたいに香りだけ楽しむようにしてください。
では、また。
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