おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

ベルサイユのばらについて、そのロココの女王

2024-06-30 22:25:00 | 漫画

 少女雑誌・マーガレットに1972年から連載された池田理代子氏の漫画。
 7年8年くらい前に買って、そのまま積ん読してた。何となく最近読み始め読了。

 積ん読が多すぎてボチボチ読んで捨てようかなと思ってたが……。
 捨てらんね〜。ベルばら面白え〜。初っ端、計画が頓挫してしまいましたw

 ストーリーは、多分言わんでも分かるでしょうけど。
 マリーアントワネットが1770年にフランス国王ルイ16世に嫁ぎ、1793年に処刑されるまでのお話。

 そこに男装の麗人たる主人公・オスカル。お付きのアンドレ。
 アントワネットとの悲恋、スウェーデン貴族のフェルゼン。

 貧しい庶民からのし上がろうとするジャンヌに、その妹のロザリー。
 フランス革命の最中、翻弄される人々を描いた作品。

 ベルばらブームとか話だけは知ってたけど、ブームになるのも分かる。
 女性が熱狂するんはともかく、世代性別を越えた話の面白さ。50年前の作品とは信じられない。間違いなく不朽の名作です。

 「パンが無ければケーキを食べればいい」でお馴染みアントワネット。
 非業の死とはいえ同情はできない。自業自得の面もありながら。

 貴族王族と一般庶民。決して相容れない生まれの違い。
 悲劇は避けれただろうけど、今から200年前の価値観。

 このもどかしい感じ。だからこそ勉強になるというか胸に突き刺さる。
 漫画という読みやすい形、読者に寄り添いながら訴えかける。これは漫画ではない。文学です。めちゃくちゃ面白かった。

 オーストリアの女帝・マリアテレジアの末娘としてフランス王太子に嫁ぎ。
 ルイ15世の愛妾・デュバリー夫人との対決。そしてポリニャック夫人への偏愛。

 ジャンヌとロザリーの姉妹。史実である首飾り事件。
 少女漫画ですが、単に女子向けで収まらない人間に対する確かな視点。

 ブームになるのも頷ける。50年前とか関係ない。名作はただそこに君臨する。
 自信に満ち溢れた作品。1970年代にベルばらを見た人の興奮。それすらこの漫画を通して伝わる。

 買って良かったです。
 何で今まで読んでなかったんだろうw

 では、また。


魔女の旅々について、そのニケの冒険譚

2024-06-29 21:29:00 | アニメ

 白石定規氏のライトノベル原作。
 白石氏の自費出版小説からスタートという変わった経歴の作品。

 アニメは特に海外で高い評価を受けています。
 俺もずっと見たくて……やっと視聴できた。

 ストーリーは、魔女の冒険小説に憧れるイレイナが憧れを現実にし、魔女になって色々な国を旅するファンタジー。
 キノの旅みたいなもの想像していただければ。まぁ、キノの旅を想像してたらつまんない作品ですけどw

 まぁ、魔女旅は魔女旅だから、その作品それぞれの良さがあるとして、別にええんやが。
 正直そもそもがそんな大した作品ではないなとは思う。

 まずイレイナが達観しすぎというか、イレイナがあんま好きになれんかった。
 18才にしてはね。100才200才だったらまだしも。俺はそういうの想像してた。

 フリーレンも1000歳だから許せるキャラだったりするやろ?w
 歳相応ちゅーならサヤが主人公の方が良くね?とも思った。

 作風というか世界観やら。
 全体的にイレイナの言動と結び付いてない。存在がフワフワしてる。

 第三者、傍観者的立ち位置。旅人。
 まぁ、分かるんやが。それならもうちょい寓話っぽくしてほしかったよね。

 てか、魔女になるんが試験・資格制なんも微妙。魔法バトルの練習してるとこで何か嫌な予感はしたぞ。
 そういう現実的なポイントがあるからか視点が定まらん。もうちょいおとぎ話的な展開を楽しみたいのに。

 異世界転生モノみたく割り切ったジャンルなら良いんだが。
 3話4話あたりは本当は怖いグリム童話みたいで面白かったけど。

 9話とかも面白いは面白いけど、唐突なんだよな〜。
 別に作風に一本筋が通ってるわけじゃないから。確立されてないのにこういうのするんか〜っていう。

 だったら10話でフランシーラがレ○プされるとか胸糞エロ展開もやってくれよ!
 イレイナ・ヴィクトリカが売りで日銭稼ぐとかエロ同人みたいな展開やってくれよ!

 殺しをやるんならエロもやってよ〜。
 もしくは第7話みたいな馬鹿馬鹿しいのとか。12話みたいな不思議な話とか。

 貫いてる訳じゃないからな。
 話がポンと置かれてるだけで、話ごとにあんま接点がない。

 異世界転生モノみたく振り切れてる作品の方が面白かったりすんのかね。
 比べるもんではないんだろうけど。微妙だなホントw

 まぁ、見て満足したわ。
 では、また。



トークトゥミーについて、その入るを許す

2024-06-25 09:44:00 | ホラー映画

 雨穴さんが原作となった映画『変な家』とか。
 Youtuberが役者をしたり、最近はYoutuberの他分野への進出が多くなってますが。

 それは海外も同じようで、《RackaRacka》登録者700万人のチャンネル。
 フィリッポウ兄弟という双子のYoutuberが監督をしたオーストラリア産のホラー映画。

 偏見で悪いけど地雷臭プンプンw
 普通なら見ない。でも、どうしても気になりすぎて。地雷覚悟で見てみました。

 ストーリーは、

 若者の間で流行っている”憑依チャレンジ“。
 剥製の手と握手をし自身の体に霊魂を憑依させるという遊び。

 出回っている動画を見て、興味本位でその憑依チャレンジが催されているパーティーに参加したミアとジェイドだったが……。

 
 監督がYoutuberで無論素人ですが、製作は大手であるA24。
 どういう経緯の抜擢かはよく分かりませんし、兄弟の手腕も実際のとこ分かりませんが、とりあえずこの作品は面白かったですね。

 意外とと言ったら失礼だが、ヌルい作品ではなかった。
 ウィジャボード的な遊び、剥製の手や90秒とルールのよく分からなさ。設定は軽いけど、中身は詰まってる。

 見どころは主人公ミアのどうしようもなさかな。
 最近の作品って観客を苛つかせないようにか、主人公がしっかりしてる奴多いじゃないすか。

 昔のホラー映画とか、主人公がもっと馬鹿だったでしょ?w
 行くな言うとこ行ったり、やるな言うことやったり。まぁ、そうじゃなきゃ話が進まないからね〜。

 ただ、この作品に関しては単純にミアが馬鹿って訳じゃなく。
 ミアは高校生で母親が自殺して父親と疎遠になったり、未成年の繊細な部分を憑依チャレンジという設定に乗せてる。
  
 判断が未熟で、悪い方へ行ってると分かってるのに止まれない。ドツボへハマっていく。
 後にそれが取り返しのつかない失敗。破滅へと繋がっていく。

 怖くないはないけど、ホラーとして話がよく出来てました。
 主人公にしっかり罰が下り、容赦ないとこも良い。

 無駄のないスマートでキレのある映画。
 改めて面白かったです。感服いたしました。
 
 では、また。



ニューオーダーについて、その80万ペソ

2024-06-23 04:37:00 | ディザスター・テロ

 『カンヌの申し子』と称されるメキシコ人監督ミシェルフランコ氏の最新作。
 ドギツイ、バッドエンドやシリアス展開を撮るので有名だそう。

 かなり怖い内容の作品らしいが。ホラー映画好きとしては避けて通れない。早速視聴。
 見てみたら、こりゃ凄い。なるほどなあ。怖いってそういう意味かよ。

 ストーリーは、貧困層のデモが暴徒化、それに乗じてメキシコ軍が蜂起。軍事政権樹立。
 その混乱に呑まれた、金持ちの夫婦と、その夫婦が住む家で召使いをしていた親子のお話。  

 要は人怖。それとビックリするくらいの胸糞です。
 グロとかそういうんじゃなしに、あっさり人を殺します。

 虐待とかしない。用が済んだら殺す。
 人間を物みたいに、この無機質さ。命の軽さ。

 金持ちは騙され貧乏人は死ぬ。社会の無情。ようこんな話思いつくなって。
 胸糞では一番かもしらん。完璧に胸を撃ち抜かれたわ。

 人には勧めませんw
 では、また。




あそびあそばせについて、その遊び人研究会

2024-06-22 06:31:00 | アニメ

 発行部数200万部突破、涼川りん氏の人気漫画原作。
 全15巻、2022年に完結。ちょっと前に流行ってたよねと思ったら、アニメは2018年なんすね。

 それが何気に恐怖w 時の流れ早すぎ。
 見る前鬱だったけど、このアニメのおかげで救われました。

 ストーリーは中学2年生、華子オリヴィア香純の3人娘のドタバタコメディです。
 久々にアニメで大笑いしました。1話のコナンとか、初っ端ギャグセンが高レベルw

 9話の手紙回しとか、思わず「なんで?」って言ってしまったw
 全員ボケでツッコミなん最高やな。男キャラもオリヴィアの兄とか好き。

 きららアニメとか日常とか。
 女子学生のギャグ作品は他にあるけど、あそびあそばせが一番じゃないかね? あずまんが以来の衝撃やわ。

 続編ないのが悲しい。
 OVAはあるらしいが……あそびあそばせロスだ、鬱だ……

 では、また。