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おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

終末のイゼッタについて、そのヴァイスエクセ

2025-06-14 08:11:00 | アニメ

 2016年放送のオリジナルアニメ。
 YouTubeのオススメ動画で存在を知り視聴。

 ストーリーは1939年。第二次世界大戦時のヨーロッパに似た異世界のお話。
 ゲルマニア帝国の侵攻によって始まった大戦。欧州は瞬く間に戦火に包まれる。

 アルプスの小国・エイルシュタット公国はゲルマニアとの戦いに敗北。
 公国公女フィーネは捕虜となり、ゲルマニアの首都へ移送されていたが……という導入。


 まず、面白いです。けっこうガッツリな戦記物で。
 なんかちょっと作風は古めですね。2000年代の、古き良き深夜アニメって感じ。

 イゼッタのおっぱいもプルンプルンですw
 こんな直球のお色気、久々に見たな。

 エロ・バトル・戦争。
 男の子の好きなもの全部詰め込みました!って感じの作品でした。

 全12話で話は駆け足だったけど、満足な出来。
 前見た『色づく世界』とか、話の唐突さが最後まで気になって首を傾げてましたが。

 今作も唐突は唐突なんすけど、上手く纏まってましたね。
 纏まってるというか、唐突さや矛盾が気にならなくなる。話が馴染むような感じ。

 とにかくエロバトル戦争なんで。
 話にクセがなくて要素を強め。一気に最後まで駆け抜けてくれて、視聴側としても見易い作品です。

 第5話の欺瞞作戦とか凝った話もやってくれて、ちゃんと見応えもあるし。
 エロバトル戦争と見易さ見応え。ホント直球の面白さを追求してるアニメです。

 ただ、難点を言うと、12話短い!
 24話ぐらいやってほしかった。今のままでも充分面白いんだけど、もっと面白くできたやろって勿体なさがあるよな。
 
 特にキャラの深掘りを更にやってほしかった。
 キャラが個性的で好きな奴が多いだけに、消化不良感が否めない。

 リッケルトはただ死ぬんじゃなく、ビアンカとの禁断の恋があったら良かったのに。
 バスラーも、イゼッタとのライバル関係みたいな感じで、魔女VS戦闘機パイロット。

 正直、最終話はバスラーとの因縁の決着とか、そういう展開が良かったな。
 このアニメ唯一の不満かも。もうちょい魔法vs鋼鉄を打ち出してほしかった。

 ゾフィーもラスボスなんは良いんだが、あっさりとした登場に退場だっだ。
 ゲルマニアを乗っ取るとか、ゲルマニアを裏切って第三勢力として大戦に加わるとか。

 戦記物として、もっと複雑さを増して、面白い展開に出来たんじゃね?って。
 ベルクマンもコスい裏切り者で終わっちゃったし。ゾフィーとベルクマンが結託して〜とか、出来たんちゃうん?

 まぁ、グチグチ言っちゃったけど、全12話で寄り道せずに真っ直ぐ突っ走てくれた、そういう良さもあるから。

 勿体ないとは思うけど、2期で話が間延びしたりひっくり返ったりするよりかはコンパクトに纏まってるのが、やっぱ良いんかね。

 ザ・深夜アニメって感じが久々に胸に染みました。
 軍事や戦記物が好きな人にはぜひオススメしたいアニメです。

 では、また。



色づく世界の明日からについて、その星砂時計

2025-06-07 10:52:00 | アニメ

 2018年放送。PAWORKS制作のオリジナルアニメ。
 知る人とぞ知る傑作らしいとの噂を聞き、視聴。

 舞台は長崎市。魔法や魔法使いが日常に存在するという世界設定。
 突如として祖母・月白琥珀に魔法をかけられ、2078年から2018年の過去へタイムスリップさせられた月白瞳美の物語。

 正直、ちょっと話が唐突で困惑した。
 まぁ、全13話見て面白い作品ではもちろんあったけど、

 初っ端の唐突さから、どんどん話が渋滞していって、消化不良だったり尻すぼみな内容だったかな。
 まぁ、面白いんだけどね〜…と、歯に物が挟まる感じw

 瞳美がなぜ色盲になってしまったのかとか。
 周囲を拒絶するようになった瞳美が、過去の人々と触れ合い成長する物語の、その根幹がね。

 う~ん、ちょっと納得はし辛いかなと。

 代々魔法使いの家系である月白家。
 しかし、瞳美の母は魔法の才がなく、それを苦にして瞳美を置いて出ていってしまった。
  
 瞳美はそのショックで色盲になり塞ぎ込むようになってしまい、見かねた琥珀が時間魔法を使ってタイムスリップさせたと。
 そういう理由が後半に明かされるんやが、それ聞くと、なんか違うくね?と思ってしまう。

 なんかな〜。それだったら、瞳美母の学生時代にタイムスリップするのがええんじゃね?
 てか、琥珀よ。お前が過去に行けよw

 これって瞳美のせいなんか? 誰のせいってことではないけどさ〜。
 瞳美母が出ていったの、瞳美と瞳美母の間より、琥珀と瞳美母と間に問題があったからじゃないの?

 で、その答えがタイムスリップ? 納得いかんのう。
 まぁ、この経験を機に、瞳美自身が前向きに生きれるようになった、ハッピーエンドなんは良いが。

 それとこれとタイムスリップさせた意味。
 行方知れずの母との問題は解決してないし、

 タイムスリップも実は危険な魔法で、危うく瞳美は存在ごと消えてしまう可能性もあったわけで。
 そんな危険を賭けてまですることだったか?

 なんか琥珀と瞳美母の問題を、瞳美の責任にして押し付けてるような気がしてね。
 もちろん琥珀に悪気がないのは分かるし、琥珀と瞳美母にも親子としての事情があるのも分かるが、外野からはそう見えちゃう。

 やっぱ、最終的に「なんで?」と思ってしまう。釈然としない話やった。

 唯翔との恋愛もざっくりな終わり方だし。
 11話の紙飛行機のシーンはドキドキして良い場面やったな。それだけにシレッと終わっちゃって。勿体ない。

 美術部の友情物としても微妙。
 9話で部長が告白してきた時はめっちゃ盛り上がったけどw

 瞳美のサークルクラッシャーぶりは見てて面白かった。
 このままあさぎ唯翔混ぜて四角関係になったらさらに良かったのに、ここもサクッと流されたな。

 てっきり60年後に再会するかと思ったが。
 タイムカプセル掘り出す時に部員が集まったとかなら感動したやろに、そういうのもないし!

 それと、もうちょい瞳美と琥珀のぶつかり合いがあっても良かったな。
 瞳美は琥珀に対して思うとこなかったんかね? 瞳美母が出ていった時も当事者だった訳で。

 瞳美・瞳美母・琥珀の家族間で区切りが付く、和解するみたいな話が見たかったな。

 恋愛・友情・家族愛。結局、全部中途半端だった気がする。 
 色んな要素詰め込んで、青春物の雰囲気だけで最後まで突っ切った感じ。

 まぁ、個人的に納得出来ない部分あったけど、見応えはあったからね。
 青春アニメとしては面白いし、そういうの見たいって人にも凄くオススメです。

 ただ、深く考えちゃダメだなw
 雰囲気だけを楽しむ。アロマみたいに香りだけ楽しむようにしてください。

 では、また。



灰と幻想のグリムガルについて、その赤い月

2025-05-31 16:24:00 | アニメ

 2016年放送。十文字青氏のラノベ原作。
 現在、既刊23巻。シリーズ累計120万部突破の人気シリーズなんだとか。

 まぁ、初めて存在を知りましたw
 原作は勿論のこと、アニメもかなり面白いらしく第2期が未だに期待されてる作品。

 ストーリーは、いわゆる異世界転生モノ。
 名前以外の記憶を無くした少年少女が異世界で生きていくというお話。

 ちょっとそこらの異世界モノとは違う雰囲気がある。
 実際見てみたら、独特な作品で非常に面白かった。

 とにかく丁寧です。1から徐々に進めていくような。
 てか、全12話。ゴブリンとコボルトの戦いで終わりますw

 異世界転生の作品は沢山あるわけですけど、今まで無視されがちな所にスポットを当ててる。

 例えば、今、あなたの目の前に鶏がいます。

 それを殺して捌いてください。
 火をつけて焼いて食べてください。売ってお金にしてください。

 と言われたら、どうしますか?

 そういう現実的な、もし異世界に転生したら、人は何から始めてどう生きるのか。
 RPGならゴブリンやコボルトは雑魚モンスターだけど、実際倒すとしたらどうですか?という。

 異世界で生きる、生活すること。生々しく繊細に描いてる作品。
 かなり盲点というか、異世界系が好きな人ほどハマるんじゃないか。意表を突いてます。

 ちょっと、主人公のハルヒロ役。
 細谷佳正さん、あんま役柄には合ってなかったかなw
 
 アニメ見ててそこだけ気になりましたw
 まず少年役が珍しいんじゃないすか? てか、「止まるんじゃねぇぞ」のイメージが強すぎてw

 まあ、見てたら慣れますけど。
 それに何よりストーリーが面白いっすね。

 特にマナトの死から一気に面白くなる。
 そっからリーダーを託されたハルヒロの苦悩やメリイの過去。

 ファンタジーアニメとして、本当に見応えがありましたね。
 惜しむらくは、丁寧なんすけど、丁寧すぎて序章完!ってとこで終わった。

 こっから面白くなりそうなのに!ってとこでw
 まぁ、仕方ないすけど。それに話を聞くと今後の展開がかなり複雑らしい。

 詳しくは知らんけど、今はグリムガムって世界に転生したけど、そっからまた他の異世界へ2つ3つ渡り歩くとか。
 原作の最新刊あたりだと、もうアニメのキャラ達じゃなく世代交代して、その子孫が活躍するとか。

 へえ~、そんな特殊な展開になってんか。
 ちょっと途方もなくて想像し辛いが、まぁ、アニメの続編を待てばいいかなw
 
 では、また。
 


魔法使いになれなかった女の子の話について、そのマ組

2025-05-17 07:22:00 | アニメ

 魔法使いに憧れる少女・クルミ。
 その夢を実現するため、クルミは名門校・レットラン魔法学校、国家魔法師養成専門学科を受験。

 しかし、試験は不合格。
 敢え無く夢は破れ、泣く泣く普通科へ進学することになるが……。

 
 去年の秋アニメ。

 小説投稿サイト『エブリスタ』にて連載されていた赤坂優月氏のネット小説が原作。
 エブリスタ内で開催されたアニメ原案コンテストにて見事受賞し、晴れてアニメ化。

 中々変わった成り立ちの作品で興味深い。
 とりあえず面白そうですし、早速視聴。

 とにかく独特な作品です。
 作画が絵本タッチ、パステル調で綺麗。プリキュア風の雰囲気。

 所謂、ハリポタみたいな魔法学校での日常や事件や問題を解決する系。
 でも、テンプレではない、上手くズラしてて予想の斜め上というか。

 主題歌をPUFFYが歌ってたり。これ知った時ビックリしましたがw
 作品全体で不思議な世界観。特徴が際立って、そこは良い部分だと思う。

 ただ、そない引き付けられるような内容でもないというw
 ミナミ先生の目的や、現代と古代の魔法、レットラン七不思議。この3つを焦点として話が進んでくんですが、そない興味を引くような内容じゃない。

 特徴はあれど個性はないみたいな。
 世界観がしっかりしてて、最後まで飽きずには見れたけど、のめり込むような面白さはなかったな。

 最終話の下りも唐突。
 人の生命力を使う現代魔法と、自然界の魔素を使う古代魔法との矛盾と対立。

 核心に迫るような話でもなかったから、2期待ちなんかね?
 何だかだ12話最後まで見れたし、魅力的な作品なんは確かだが。

 その魅力が2期でさらに輝くのか。
 ちょっと先行きは分からんが、楽しみにしときます。

 では、また。



デカダンスについて、その本物の刺激

2025-02-11 19:56:00 | アニメ

 2020年放送のアニメ。

 西暦2400年代、生命体ガドルという怪物により崩壊した世界。
 人類は移動要塞『デカダンス』に籠ることで辛うじて存続していた……という導入。

 知名度はないけど、傑作という評価やオススメに上げる人が多い作品。
 俺は名前だけは聞いてたけど、内容は全く知らん。今回、満を持して見てみようと。

 あらすじだけ聞くと『シドニアの騎士』みたいで、中々ソソられます。
 後、進撃の巨人の立体機動みたいな奴で空飛んだり。デカダンスもただ動くだけじゃなくマクロスみたく変形して戦う。

 そういう崩壊世界やらSF系の作品。
 原作付きじゃないオリジナルアニメってことらしく、そういうの見るの久々かも。期待大で視聴。
 
 見始めはちょっとイラつくw
 主人公がナツメって女子で、猪突猛進な性格とか、あんま好きなタイプじゃないね〜。まぁ、これは俺の好みの問題だが。

 1話序盤はようある展開で退屈だったけど、カブラギの怪しげな行動であったり。
 別世界があるみたいな描写で、1話だけで結構詰め込まれて面白そうですね。

 で、2話から「∑(゚Д゚)ファッ!!?」ってなるw
 1話の匂わせが一気に露わに。まぁ、察する所あったとはいえ、いきなりだな。話早い。

 言うたら、映画のアバターみたいな話なんすね。
 色んな作品の設定のごった煮で、最初は話を理解するまで混乱しました。

 キルラキルとか。後『オバロ』成分もちょっとありますよね。大企業が世界を支配してる所とか。
 ただ、ごった煮の割には味が凄い整ってます。

 デカダンスとソリッドクエイク社。二つのディストピアがある、複雑な内容ですが、とにかく違和感がないし、話のテンポも良い。
 秩序に対する抵抗や最後まで戦い続けるという強いメッセージ性。

 最初ナツメにイラついてたけど、段々と気にならなくなるし。それにカブラギとのW主人公で、コンビで完成してて見易いです。
 カブラギ役は小西克幸さん。名脇役ってイメージだったけど、堂々の主演作にして代表作。小西さん、結構好きな声優なんで感慨深い。本当に見れて良かった。

 まぁ、とにかく面白いっす。
 勢いすごくて熱い。グレンラガンやキルラキルとか、トリガーの作品好きな人はハマると思います。

 でも、悪い所はないんですが、一つ注文があるとしたら、続編作ってくれよ。
 この12話では……ハッピーエンドで俺も好きな終わり方なんだけど、『ユーラシア編完!』みたいな。

 人間とサイボーグの和解や共存を目指す、良いラストやけど、荒廃した地球の根本的な解決にはなってないし。
 統治システムはどうなったんかとかさ。後、ヨーロッパや北米やら、他の地域ではどうなってんの?とか。

 話の勢いは凄かったけど、話自体がオチてはないよなと。
 まぁ、全ては面白さ故です。2期3期ぐらいやって、地球や人類が本当に一つになって再生へ向かっていく話をやってほしいなと個人的には思いました。

 いや、でも、とにかく面白い作品でした。
 なんかアニメ好きが通ブリたくて言ってるだけだと思ってましたw

 皆が傑作言う理由が分かりました。
 人のオススメには素直に従わなきゃダメw

 では、また。




 P.S.

 たまたま見た作品ですが、なんか天啓とか運命的なものを感じました。
 単純に面白いからだけじゃなく、今こそ見るべき作品やとも。

 ナルトの時も思ったが、最近は見る作品見る作品に、何か運命を感じるようになった。
 まぁ、偶然だし妄想なんでしょうけどw

 でも、このデカダンスという作品。
 今を反映してるというか、普遍的な内容なんじゃないか。共感できる所が多いから、面白いんだと思うんです。

 やはり、いつの時代にも支配や秩序、抑圧に対する疑問や抵抗は、誰しもが持つ感情や考え方だと思う。
 でも、劇中でミナトやフェイが言うように「支配の何が問題なんだ、楽だし楽しければいいじゃないか」とか、「今が幸せなら、変化なんて求めなくてもいいんじゃないか」とか。

 支配や秩序に対する見方の両面を描いてるのが凄い良い。
 現実でも、石破さんが嫌いだの、今の日本社会に疑問を持ってても、実際に行動には移さないじゃん。

 メンドイじゃん、そういうの。そもそも選挙とかデモとか、本当に意味あるの?とか。
 それに今が良ければそれでいいじゃん。政府や政治家に従ってる方が楽でいいじゃんって。

 メンドイと感じたり、楽って思ったり。それもそれで俺は大事な考えだと思うし。
 デカダンスはそこら辺、綺麗事じゃない所が良いんですよね。

 だけど、カブラギやナツメの、前も向いて進んでいく姿もカッコ良いし羨ましい。
 作品全体で、視聴者に対するエールやメッセージにもなってる。

 別に、アニメ見て何かが変わったりすることはないがw
 ないんだけど、でも、自分の心が前向きになる。力になる感じ。

 やっぱ改めて面白いっすね。
 本当に、今見るべき作品だと思います。