2016年放送のオリジナルアニメ。
YouTubeのオススメ動画で存在を知り視聴。
ストーリーは1939年。第二次世界大戦時のヨーロッパに似た異世界のお話。
ゲルマニア帝国の侵攻によって始まった大戦。欧州は瞬く間に戦火に包まれる。
アルプスの小国・エイルシュタット公国はゲルマニアとの戦いに敗北。
公国公女フィーネは捕虜となり、ゲルマニアの首都へ移送されていたが……という導入。
まず、面白いです。けっこうガッツリな戦記物で。
なんかちょっと作風は古めですね。2000年代の、古き良き深夜アニメって感じ。
イゼッタのおっぱいもプルンプルンですw
こんな直球のお色気、久々に見たな。
エロ・バトル・戦争。
男の子の好きなもの全部詰め込みました!って感じの作品でした。
全12話で話は駆け足だったけど、満足な出来。
前見た『色づく世界』とか、話の唐突さが最後まで気になって首を傾げてましたが。
今作も唐突は唐突なんすけど、上手く纏まってましたね。
纏まってるというか、唐突さや矛盾が気にならなくなる。話が馴染むような感じ。
とにかくエロバトル戦争なんで。
話にクセがなくて要素を強め。一気に最後まで駆け抜けてくれて、視聴側としても見易い作品です。
第5話の欺瞞作戦とか凝った話もやってくれて、ちゃんと見応えもあるし。
エロバトル戦争と見易さ見応え。ホント直球の面白さを追求してるアニメです。
ただ、難点を言うと、12話短い!
24話ぐらいやってほしかった。今のままでも充分面白いんだけど、もっと面白くできたやろって勿体なさがあるよな。
特にキャラの深掘りを更にやってほしかった。
キャラが個性的で好きな奴が多いだけに、消化不良感が否めない。
リッケルトはただ死ぬんじゃなく、ビアンカとの禁断の恋があったら良かったのに。
バスラーも、イゼッタとのライバル関係みたいな感じで、魔女VS戦闘機パイロット。
正直、最終話はバスラーとの因縁の決着とか、そういう展開が良かったな。
このアニメ唯一の不満かも。もうちょい魔法vs鋼鉄を打ち出してほしかった。
ゾフィーもラスボスなんは良いんだが、あっさりとした登場に退場だっだ。
ゲルマニアを乗っ取るとか、ゲルマニアを裏切って第三勢力として大戦に加わるとか。
戦記物として、もっと複雑さを増して、面白い展開に出来たんじゃね?って。
ベルクマンもコスい裏切り者で終わっちゃったし。ゾフィーとベルクマンが結託して〜とか、出来たんちゃうん?
まぁ、グチグチ言っちゃったけど、全12話で寄り道せずに真っ直ぐ突っ走てくれた、そういう良さもあるから。
勿体ないとは思うけど、2期で話が間延びしたりひっくり返ったりするよりかはコンパクトに纏まってるのが、やっぱ良いんかね。
ザ・深夜アニメって感じが久々に胸に染みました。
軍事や戦記物が好きな人にはぜひオススメしたいアニメです。
では、また。