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おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

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ほんとうにあった怖い話について、その変な間取り

2025-07-12 07:34:00 | Jホラー

 去年公開のホラー映画。
 視聴者が実際に体験した怪談を映像化したという体の作品。

 TV特番でやってる、いわゆる有名な本怖とは一切関係ないらしい。
 『ほんとうにあった怖い話』『ほんとにあった!呪いのビデオ』などを手掛けてる製作会社の映画作品。
 
 よくレンタルビデオやサブスクでズラッと並んどる、あのシリーズ。
 ちょっと所在不明で、タイトルもアレだしでフワフワした作品ですが。

 ただ、レビューでは結構な高評価で面白いとの噂。
 色んな意味で怖いもの見たさというかw 気になったんで視聴。

 今作はオムニバスで3話構成。
 1話目がある民宿に訪れた姉妹、2話目が妻を失った旦那、3話目が一家心中の謎を追う心霊YouTuber。

 それぞれ独立したお話ながら、実はこの3話は同じの家で起きた事件に繋がってて。
 その謎に迫り、その末に行き着く恐怖を描いてる。

 で、一言まず言わせてもらうと、めちゃくちゃ面白え。
 久々に胸が空く、完璧なJホラーに出会ったぜい!

 怖いし面白いし。傑作やん。
 3話で2002年、2023年、2018年と時系列が移っていくんですが、このストーリーがとにかく面白い。

 役者もゆきぽよ・ゆみちぃの姉妹。マユリカの坂本さん。
 ちょっと、みなみかわが微妙だったけどな〜w

 概ね演技は満足。特にゆきぽよ。怖かった!
 演技上手いんやね。第1話から掴みバッチリだった。

 第2話が再現ドラマになってて。
 おしゃべりAIという現代テイストな内容。世にも奇妙なみたいな話で面白かった。

 で、第3話が完結編。民家で起きた事件の謎が明かされる。
 かげろう調査団という心霊系YouTuberが撮影をしてる体、設定のPOVホラー。

 ここは最高やったな。俺、POVホラー大好きやからw
 第1話第2話と話が繋がって、そっから一気に盛り上がってラストまで駆け上がってくる。

 ダレることなく最後まで面白かった。
 全く期待してなかった分、目を見張ったな。

 『雉岳山』で荒んだ心を癒してくれたw
 ありがたいありがたい。裏拍手裏拍手w

 では、また。




 P.S.

 ふと思ったけど、そういや副題の『変な間取り』ってのはどういう意味なんやろ?
 映画に集中してて、すっかり忘れてた。家がテーマってだけで、間取りとか何の関係もないようなw

 映画の唯一の欠点だな。この副題は余計だったかも。


編集霊について、そのdeleted

2025-04-19 11:30:00 | Jホラー

 2023年公開のJホラー。

 撮影が終わった映画作品。その製作の仕上げとなる編集作業に勤しむ映像会社のスタッフ。
 しかし、その編集中、奇妙なものが画面に写り込み……という導入。

 YouTubeのおすすめ動画を見て視聴を決意。

 あまりストーリーやら作品自体の出来はそないでもないらしいが、
 グロ表現が結構良いとのことで、そこだけ期待してる感じw

 実際のホラー映画の撮影に、マジの幽霊が写り込むみたいな、よく聞く怪談をテーマにした作品。
 で、今作品に出てくる怨霊は自分が写り込んだシーンに関わる人を次々呪い殺すという設定。

 呪い殺すと言っても結構な物理攻撃。いきなり顔面を抉ってきたりw
 ガッツリ姿を現わしてアグレッシブな霊。Jホラー的な趣はゼロながら、中々不気味な佇まいで、そこは好印象。

 とりあえず全部見た感想は、面白いっす。
 まぁ、自分で評価のハードルを下げてるというか、甘く付けてる自覚はあれどw

 でも、悪いとこがないっちゃないんすよね。
 尺が1時間でサクッて見れて、テンポも良い。

 役者も、聞いたことない人達ばっかなんですけど、演技が臭みなしで話に集中できる。
 特に吉武千颯さん。殺され役なんすが、死に様がイカしてるw 夢に出てきそうw

 それと怨霊に愛嬌があるというか、好きなキャラですね。
 ようホラーにある、非業の死を遂げ恨みを抱いて〜みたいな、そういう悲痛なバックボーンが今作の怨霊にはなくて。

 怨霊本人が不幸ではあれど、ある種、逆恨みな理由でバタバタを人を殺していく。そこが理不尽でなんか好きw
 人間味あるのが良い。妙な納得感があって胸にストンと落ちる。

 キャラ造詣や話の構成、役者の演技。
 バランス良くて、改めて面白かったです。

 掘り出し物を見つけた感。この感覚は『高速ばぁば』以来ですね。
 ちょっと評価低すぎやと思う。俺も甘めに付けてるとは言ったけど、そないにつまらんか?とも思う。

 Jホラーに当たりが強いというか、低評価付けとけばいいみたいな連中が多いからな。
 そんな奴は祟らればいいんだよ。怨霊さんに顔抉られてしまえw

 では、また。



コープスパーティーについて、その天神小学校

2024-12-21 15:10:00 | Jホラー

 祁答院慎氏が製作した2Dゲーム『コープスパーティー』。
 1996年に第1作が発表され、今尚続いてる人気シリーズ。

 漫画アニメとメディア展開され、2015年16年には映画が2作公開。
 最近この作品の存在を知り、今回はその映画を見てみました。

 所謂、青鬼やゆめにっきのような2Dのホラーゲーム。
 けっこう、そういうゲーム実況とか見てる方なんやが、このコープスパーティーというタイトルは全く知らんかった。

 前情報やらは調べんで、とりあえず視聴。
 舞台は如月学園という高校。秋の文化祭へ向け生徒達が準備を進める中、学校に伝わる怪談が話題になり……という導入。

 幸せのサチコさんというこっくりさんっぽい儀式をしたら、異空間へ飛ばされて〜という学園ホラー。
 なんか如何にもフリーホラゲみたいな内容。いいですね、最初の掴みから興味がそそられる。

 結論から言うと、面白いっす。
 拙い役者とか、いつものJホラーの欠点はあるものの気になるのはそれくらいで。雰囲気作りやグロ描写も凝ってて話も面白い。

 サチコが黒幕かと思いきや、そこからさらに真相があり、話が二転三転して見応えありました。用務員さんかわいそうw
 ラストも読めた展開とはいえ、衝撃度が高くて良いエンディングやと思う。

 惜しむらくは、本当に、もう少し演技上手い役者揃えたら完璧だったのに。
 後半につれ慣れては来るけど。何と言っても話が面白いから。それに救われてる感じ。


 続いて2作目。続編となっております。
 前作を生き残った生徒が再び儀式を行い、異空間へ取り残された人達を助けに行くという展開。

 初っ端、原作ゲーム声優の杉田智和さんが死体役で出演w
 出だしは不穏な雰囲気とオマケシーンで、見応えを感じさせる好スタート。

 で、杉田さんがゲームで演じてる刻命裕也が実写本作に登場。
 原作でかなりの人気キャラで、映画でも大暴れですw

 サイコパスと殺人怨念に挟まれた直美の運命はいかに。
 グロも前作よりパワーアップ。正統続編として数段作品のグレードが上がってる。

 ただ、前作よか心は掴まれなかったかな。
 内容は退屈だったかも。影本が結局なんだったのか分かんないし。

 もう1作、完結編が欲しいとも思うが。
 まぁ、丁度いいとこで終わったなとも思うw

 原作付き、Jホラー、大根役者と。
 様々のハードルがありながら、無難に楽しめる作品に仕上げたんは絶賛できる。

 原作ゲームも気になりますね。
 では、また。



変な家について、その間取り図

2024-12-14 07:12:00 | Jホラー

 今年3月公開の話題作。

 YouTuber・雨穴さんの動画が原作となった異色作品。『変な家』。
 名前ぐらいは知ってたけど、小説・漫画にもなってたんか。手広くメディア展開されてて、実写映画は必然だったんかね。

 雨穴さんは「小説は全4章。映画は第5章」とコメントされてて。
 映画は新章、映画オリジナルのエピソードってこと? 何にせよ、配信されるのを楽しみに待ってました。

 ただ、評判は良くないらしいw まぁ、なんかこの手の映画にありがちな感じよね。
 視聴者の評価というよりかは、雨穴さんがこの映画を快く思ってなくて、ツイッターで苦言を呈してとか。

 そこら辺のトラブルが尾を引いてって感じ。
 とはいえ、興収は50億突破の好成績。原作者との衝突がありつつ、作品自体にポテンシャルはあったんかなと。

 まずは見てみんことには始まらないから、とりあえず視聴。
 まず総評を言うと、面白い。これは強く言わせてもらう。

 建物の間取り図をテーマに物語仕立て。出来栄えはクオリティ高い。
 ジワジワ怖さが来る。雨宮×栗原のバディ物としても見易く作られてる。

 バラバラ殺人から端を発するミステリーホラーとして、完成された作品やと思う。
 まぁ、村の因習やら、ホラー映画のテンプレに繋げちゃうのは安易とはいえ、お釣りが来るぐらいの面白さ。

 ただ、その面白さが雨穴さんとの衝突の原因らしい。
 あくまで『変な家』はミステリーである、というのが雨穴さんのスタンス。

 映画はそれをどう解釈したんかホラー要素強め。人怖系です。
 原作とのミスマッチは、動画はともかく、雨穴さん本人が書いた小説がどういう物語なんか。それ次第かな。

 まぁ、原作者がわざわざ言及するくらいだから、全然違うんかね?
 本読んでまで検証するつもりはないから、これ以上何とも言い難い。その上での個人的な感想。

 そういう、雨穴さんと製作陣のトラブルを見ちゃうと、ファンは嫌悪感が出るの当然と思うが。
 俺は雨穴さんのファンでもないんで。ただの映画として見ると、シンプルに面白いと思った。

 セクシー田中さんの事件から、原作者と製作陣の対立が問題になってて、俺もそりゃ原作者を第一に考えるべきだと、勿論思う。
 ただ、それを踏まえて、それは置いといて。この映画がそれほど原作を貶めてるとまでは感じない。

 最近は0か100か、信者とアンチみたいな、とにかく相手をバチバチに叩けばいい風潮が蔓延ってますが。
 良くないと思う、ホントに。そんなん続けてたら互いに滅ぼし合って、後に何も残らなくなるんじゃないか。

 まぁ、今作は雨穴さんと製作の対立が決定的になったから、もう続編は望めないやろが。
 それでいいじゃない。映画もボチボチヒットして、もう互いに関わらない。それでいいじゃない。

 作品に罪はない。
 では、また。



あのコはだぁれ?について、その魂の音

2024-11-10 08:50:00 | Jホラー

 今年7月に公開された清水崇監督最新作。
 去年公開『ミンナのウタ』の続編とのこと。

 ミンウタ、あのコ両作ともに高評価という近年稀なJホラーの当たり作品。
 UNEXT解禁とのことで早速視聴。劇場で見ようか思ってたが近所でやってなくて。本当に楽しみにしてましたよ。

 まぁ、総評から言うと、そないでもなかったなとw
 中の下くらい? ミンウタは文句無しやったが、今作はちょっと持て囃されすぎかな。

 ストーリーは、GENERATIONSメンバー失踪事件の後。まんま後日談すね。
 で、その失踪事件の犯人、死際録音女の怨霊・高谷さなが再び降臨。学校で大暴れの巻。

 今作は言うたら、ミンウタの完結編みたいな感じ。
 1992年、ミンウタでも描かれた転落事故から端を発し現代2024年。さなの怨念が蘇る。

 前作で成仏したかと思ったら、まだ未練が残ってたんやね。
 まぁ、さなは他人を恨んでるんじゃなく、生物が死ぬ間際を録音したいだけの変態さんなんで。厄介な女なんですよホントw

 そこは令和のホラークイーンとして、作品の持つ特色だから別に良いんだが。
 今作は特にさな祭りです。高谷家も総出演でわっしょい神輿担いでどんちゃん騒ぎ。

 さなが使ってるテープレコーダーは日付と名前を吹き込むとその人間が死ぬという、デスノートばりの特級呪物だと分かり。
 とにかくさな推しが徹底してて、ここら辺は見てて面白い、好きな所ではあるかな。

 ただ、ホラーとしてはってとこ。怖くないのは相変わらずやし、話もそない盛り上がってないのがな。
 前作の補完に終始してて、ホラーはオマケ程度。気付いたら映画終わってた。

 精々、ラストの意外性くらい。
 あれって最初からもうほのかを殺す気満々やったってことか。

 ヤバい小姑だよホンマw
 バッドエンドの中にもクスッと笑えるというか、さなの個性が出て良いラストやと思う。

 でも、前作に比べたら衝撃度は足らんかったな〜。
 やっぱ前作で見たものを引き伸ばしただけだから。イマイチ。

 ちょっと期待できるんは、まだ続編が続きそうで、さなの弟・悠馬の主人公の話とか、面白くなりそうな雰囲気あるよね。
 まぁ、続編次第って感じだな。それを踏まえてやったら今作にも意味があったと思うが。

 さなバース、これから発展してって欲しい。
 ツイステッド・チャイルドフッド・ユニバースに対抗していかないと。日本も負けてらんないw

 では、また。