おジャ魔女どれみと徒然

おジャ魔女のこと、

日常のこと、

いろいろ。

私たちのハァハァについて、その左耳

2022-03-30 01:04:00 | 邦画
 
 ハリソンさんのブログで紹介され、ずっと気になっていた作品。
 1時間半ながら、中身が詰まった映画。面白かったです。

 スペースシャワーTVって映画も作るんや。まずそれにびっくりw
 音楽をテーマにした作品ですが、それ以上の広いメッセージ性を感じた。
 
 クリープハイプや尾崎世界観やら、自分も全く興味ないですが。
 歌自体、映画や物語にマッチしてて印象的だったかなと。

 てか、井上苑子さんの歌声痺れたなー!!

 今めっちゃ聴いてる。
 カバーアルバム出したら良いのに。もっと聴きたくなる。

 井上さんとクリープハイプの相性。この映画の肝のような気する。

 演技も上手かったしね。
 ハリソンさんも言及してましたが、女優さんの自然体。見事です。

 こういう青春モノって痛々しさとか、正直、目を覆いたくなるようなシーンもあるじゃないですか。
 そういうハズい部分も醍醐味なんでしょうが、俺は苦手でして……しかし、この映画はそれが一切ない。

 ないってことはないですが、とにかくストレスフリー。

 だからといって無個性ってわけでもなく。
 そういうティーン的な部分は女優さんの初々しさや透明感が優しく包んでくれてるような……通して見て、かなり感動しました。

 特に三浦透子さんですか。全方位八方ブスw
 各々貫禄がありますが、特に凄いと思った。一生忘れないと思う。

 
 ちょっと小言を言うなら、物語チックではありましたかね (^^;
 「風の電話」でもそうでしたが、女子高生ヒッチハイクに頼りすぎ問題。

 野宿とかも、耐えられるんかな?
 自分は昔、鹿児島から福岡まで徒歩で旅したことがあって何日か野宿も経験しましたが、まさに筆舌し難い地獄でしたw

 しかも、スマホ持ってるしさ。親は何してんの?
 観光地の原爆ドーム前とかさ。100%補導されるやろw

 全ての原動力はクリープハイプに会いたいが為なんだろうけど。
 そこまでするほど魅力ある? 他にも学校のしがらみや将来への思いとか、都会に対する憧れ。目的はあれど。

 そこら辺の動機付け。もうちょい説明があっても良かった。
 なんか漠然と前に進んでるような。それが女子高生のリアルなんだと言われたらそれまでだが。

 まぁ、全部ヤボなんですけども。書いてて自分が嫌になりましたw

 気持ちよりも説明や理屈を求める。
 そんなこっちゃないんです。どーでもいいんですそんなことは。
 

 福岡から東京まで。1000㎞の道程。
 何かを振り払うかのように、はたまた必死に追うように。

 走る。息遣い。

 ただ、感じてください。
 では、また。


 
 風の電話↓



 てか、三浦さん。ドライブアマイカーに出てたんか。
 やっぱ違いが分かるもんだw

 おめでとうございます



明日の食卓について、その石橋ユウ

2022-03-24 04:29:00 | 邦画
 
 見てた時は知らなかったけど、後で調べて絶句。



 瀬々敬久監督やないけ。



 あの脅威の鬱映画「楽園」を生み出した監督。
 危ない。この人の映画見るのは地雷踏むのと一緒w

 「楽園」は面白いは面白いけど、救いの無さったらないからな。
 モデルになった事件の死刑囚が公開直前に刑執行されたり。

 ヤバすぎる。
 ただ今作はその反省を生かしたのか、かなり明るい仕上げになってると思う。

 まぁ、前作がショッキング過ぎて、対比で良いと感じてるだけかも。
 ちなみに「64」の監督でもある。この映画は別に見なくていいw

 

 主人公は3人の母親。
 それぞれキャリアウーマン専業主婦シングルマザーと家庭環境は違えど、小学5年生「石橋ユウという同性同名の子供を育てている共通点を持つ、3組の母子の生活を描いたオムニバス作品。

 見所は女優と子役のバトルになりますかね。かなり白熱。
 これ演出できる瀬々監督、やっぱタダ者じゃない。

 特にシンママ演じる高畑充希さん。母性もといバブみ。良いな~と思いながら見てましたw
 母親の可愛いらしさというか、こんな母ちゃん欲しいよ……

 難点を言うとしたら、ただただ見にくい。
 3組の母子の物語なんすが、話が転々としてて巻き戻しながら「どこまで進んだっけ?」って何回も確認してました。

 楽園も多キャラでしたけど、あれは構成がかなりしっかりしてたんだなと改めて実感。
 今作は若干失敗。必要とはいえ無駄な部分が多すぎた。
 
 しかし、物語はハッピーエンド。
 紆余曲折、母子の絆。底辺からの再生。よく描けていたと思う。正直、途中からどうなるかと思ってたからホッとしたw

 コロナ禍の一つのオアシス。おすすめです。
 では、また。


映画版「64」↓






 近々、最新作「とんび」が上映されるそうな。

 これもけっこう楽しみ。
 なんてったって重松清さんの有名小説でハッピーエンド確定。

 安心して見れるというものw
 それに瀬々監督の解釈見てみたい。

 ただのハッピーエンドじゃない。
 また違った趣向があるんじゃないか。



おらおらでひとりいぐもについて、その「それなりだ」

2022-03-18 08:50:00 | 邦画

 1964年、見合い結婚が嫌で地元の岩手から飛び出すように上京。

 それから55年後。
 夫に先立たれ突然1人になってしまった桃子、75歳。

 物思いに耽り、単調な毎日。
 そして、ふと振り返る。自分の人生は本当にこれで良かったのか──?
 


 へぇ、これが樹海村の続編、牛首村かぁ。
 


 違いますw
 でも、一瞬ガチで思った。明るい樹海村じゃん。

 すっげーノホホンというか、幻想的というか、支離滅裂というかw
 さすがは「南極料理人」の沖田修一監督。期待を裏切らない。



 まず登場人物が独特。

 心の声「どうせ」、寂しさ123。これが役名だからな。
 妄想や独り言の擬人化。この時点でかなりのハイセンス。

 てか、桃子さん。統失じゃないの?w
 統失患者も妖精や小人の幻覚見たりするもんね。

 まぁ、認知症の症状なんだろうけど……。そういう比喩的な表現なのかなと。
 もしくは一人暮らしあるあるとか。ありますよね? 一人でいると急にデカイ独り言言ったり踊り出したりしちゃうこと。

 ないとは言わせないw
 
 生活感を童話みたいに誇張して描いてる。
 孤独な老人の心の中とか回想を映像化してる感じ。

 ただそれを暗くは描いてない。これは監督の持ち味ならでは。
 唯一無二じゃないですかね。こういう人生の光と影をフラットにする見せ方は。


 
 主演は田中裕子さん。
 この人の出演作は「翔ぶが如く」しか見たことないけど……てか、そのせいか方言で喋ってる印象しかないw

 今作は岩手弁。ネイティブがどんなもんか知らんが、かなり上手いんじゃない?
 ただ半分くらい何言ってるか分からんw 上京して何十年になるんだから、もっと砕けた感じになるのでは?

 この頑なな方言押しは謎。もっと普通に喋って欲しかった。



 そして、何より東出昌大さん

 とうとう事務所を解雇されたそうで。
 正直、今まで全く興味なかったし、演技見るのもこの映画が初めて。

 この人、めっちゃ演技上手くない?

 びっくりしたよ。うま~。
 最初の定食屋のシーン。第一声から引き込まれた。すげ~。

 感動した。蒼井優さんを完全に脇へ追いやる存在感。
 事務所出されるぐらいプライベートは相当のクソなんでしょうが、演技は本物です

 騒動後にも何だかだ仕事が続いてるのはこれが理由なんですね。
 1日の王さんがブログで笠智衆と称してましたが、まさにそんな名優への階段を登ってる。スターの片鱗をまざまざ見せつけられた。

 もう不倫ぐらい許したれw 俺はたった今許した。
 とにかく仕事さえ続けてくれれば何でも良い。

 芸能人にそんな清廉潔白なんか求めたところでな。
 ファンからしたら夢を壊された気分になるんかね。今の時代、仕方ないとはいえ……

 まぁ、今度不倫する時はバレないようにやんなさいよってとこw


 この映画の見所は東出さんに集約されてる。
 ノスタルジックな雰囲気であったりベストマッチ。

 東出さんの応援ブログになっちゃったよw

 では、また。




ハンバーガーヒルについて、そのアパッチスノー作戦

2022-03-12 07:14:00 | 戦争映画
 
 ──1969年5月10日。

 ベトナム・アシャウ渓谷にあるドンアプピア丘、通称“937高地”攻略のため、アメリカ軍はアパッチスノー作戦を発動。

 後に10日間に及ぶベトナム軍との死闘の幕開け。


 アシャウ渓谷はベトナムとラオスの国境沿い、フエという街の東にある地点。
 脚本のジェームズ・ガラバトソスさんは第1騎兵師団に所属したベトナム帰還兵。

 実在の第101空挺師団の戦いを描いた話。

 最初の40分ダラダラでちょっと飽きそうになりましたw ここら辺は帰還兵ならではのリアルな視点なんでしょうが。
 いきなり戦闘じゃなしにまず訓練があり、訓練中も敵が待ってくれるわけがなく死人が出たり。

 そしていざ戦いが始まっても勇壮でもなければ華々しいわけでもない。
 まぁ、良くも悪くも報われない。起承転結もなければ波風もない。淡々と戦闘が始まり終わる。

 この虚しさ。一般兵の虚しさですね。
 とにかくこの戦闘、登り下りです。渓谷というか山岳地帯なんで。ひたすら斜面でベトナム兵との殺し合い。

 その上に密林の悪天候。高所を制圧したと思ったら敵と勘違いされ味方ヘリに誤射されるわ、散々です。
 そして最大の敵は母国という。手紙に「戦争賛成と思われたくないから、もう返事は出さない」と恋人に書かれた日にゃ……
 
 この時、ベトナム戦争は末期に差し掛かり、アメリカ軍の撤退が決まっていました。
 すでに戦いの意義を失い、現地のアメリカ兵は悪人呼ばわり。国のために戦っていたのに……

 そもそもこの戦争の目的は何だったのか、この作戦の意味は?
 一般兵は何も知らされない。それでも生き残るために戦うしかない。

 そして、全てが終わった後のこの虚無感。
 見る楽しさは全くないんだけど、全身を包み込みような徒労が戦場のリアルを物語る……

 では、また。




In Deepについて、その脅威削減局

2022-03-08 07:35:00 | In Deep




 ガソリンみるみる上がってんなぁ。どこまで続くんだこの戦争。

 ウクライナってアメリカの前線基地みたいなもんだったんだな。
 ゼレンスキー大統領がどうとかではなく、もはやアメリカとの代理戦争。

 とうとう冷戦の再来というか、NATOとの前哨戦の始まり。
 じゃあ、これ更に長く続くってことやね……。

 ゼ大統領も必死になるわけやな。降伏して施設をむざむざ明け渡すわけにもいかんし。
 今、義勇兵募集してるらしいが、アメリカの工作兵も混じってるんやろうな。

 飛行禁止区域の設定は無理な話でも、侵入は可能だから。
 そういう時間との勝負になるのか。軍事施設の防衛か破壊か。凄い泥沼になりそう……。

 アメリカの施設は他にもポーランドや東欧全体に存在してるし。
 ウクライナが終わったら、次は東欧の掌握ってことにもなりかねん。

 なんかこう見るとゼ大統領が黒幕のような気してきたw
 世界を第三次大戦へ誘導しようとする悪の黒幕w

 実際、「ウクライナクライシス」に出てきたドンバス大隊やアゾフ大隊やらが東部のロシア系民族に乱暴や弾圧を加えたのは事実らしいから。
 プーチンさんはそれを人権裁判所へ訴えたのに棄却されてブチギレとったんだって。

 ゼ大統領やウクライナも良い顔だけできない。
 今回のプーチンさんの出兵は今までの怒りや西側に対する失望も原因やろう。何事も順序があるってこと。

 段階を踏まえないと、ただプーチンさんが狂ったようにしか見えなくなる。
 今回の出来事をウクライナ側からしか見ない人間が多すぎる。それじゃあ悲劇がより加速するだけだと思う。

 現に欧米も白けてるやんw
 制裁だなんだ言っても結局ロシア産のガスや原油を買い続けてるし。

 プーチンさんは冷静。侵攻するにはこれ以上ない絶好の機会。
 各国がインフラの依存度を高めてる今だからこそ。裏でほくそ笑んでたんじゃないのこりゃ。

 批難決議が満場一致じゃないのも今となっては不穏な雰囲気だしな。
 乾坤一擲の戦い。まだ先は見えない。
 
 振り上げた拳をどこにいつ下ろすか分からず血迷ったプーチンさん。
 マスコミの表現はそれやが、上げるも下ろすも何も今戦闘中やん。
 
 もし下ろすにしても、交渉で徐々に下ろしていくってことはないんじゃない?
 まさに振りかぶってる最中かもしれない。プーチンさんなら拳は叩きつけてくるがふさわしいんじゃないか。

 鉄槌の如く、核という見える力によって……。

 では、また。