徒然雑感 by おとぼけの父上

R中学のソフトテニスコーチ、エスパルスの応援、その他何でも、日々の雑感を記録していきます。

司法制度の矛盾?

2006-06-20 21:52:00 | 知人・友人・赤の他人
凶悪な犯罪が起きる度に、死刑判決の是非が論じられる。
それは、命の重みと共に永遠の課題ではある。
殺人に至った経緯、動機、状況、更生の余地、反省、改悛の情、
色々なキーワードと共に論じられまた、死刑廃止の国も多い。
問題は、日本の司法制度の中で、
無期懲役という刑罰が、実質的に永久ではない点が問題だと思う。
司法上無期は文字通り無期であり、永久という意味ではない。
しかし被害者はせめて永久に刑務所の中にいて欲しいと思っている。
同様に懲役何年という刑期も、ほとんどのケースがある程度の期間経過と共に、
短縮されている状況。
私個人的には裁判で刑期が決まる量刑設定の中に、
この短縮される事実がすでに含まれているような気がする。
だから、むしろ短縮されないことを前提に刑期を決め、
改悛されない場合に刑期が伸ばされるシステムにした方がいいような気がする。
例えば現行10年となっていても、
実質的には8年程度で出所されているのではないか?
それなら、最初から8年にしておいて、
改悛しなければするまで出所させないようにする。
無期懲役は無期懲役で基本的に出所させない。
特別なケースで遺族が納得すれば出所させるとか、
そういうことが懲罰ではないのか?
ハード面や予算面。乗り越えなくてはいけないハードルはあるのだろうが、
出所した人間の再犯率も考慮して欲しい。
ただ問題は、本当に更生して再起を図っている人間にとっても、
厳しい世間の目があること。
人の心の内面まで見えないから仕方がないけれど、
その人が本当に更生しているかどうかわからない場合、
「君子危うきに近づかず」となるのは仕方ないことなのか?
いつも思う難しい問題。

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