oteshio日記

oteshio店主の日常

69候 小寒・末候 雉始めてなく

2014年01月16日 | oteshio72候
69候 小寒・末候 雉始めてなく(きじ はじめてなく)

私の住んでいる所では、たまに雉を見ます。
意外と大きな鳥なので、姿を見たときは驚く事もあります。
特に白い雉は、祥瑞(しょうずい)と呼ばれ、
おめでたいことのあるしるし、吉兆とされています。
残念ながら、まだ、祥瑞は見たことがありません。




着物は、伊平織り、ざざんざとも呼ばれ
静岡の浜松で生まれた紬です。
ざっくりと織り上げた生地が特徴で単衣に仕立ます。
帯は、手織りの名古屋帯。
こちらの帯も、置いて見るよりも
帯で締めてみると、ぐっと、存在感が前に出て着ます。









バテックの帯が仕上がりました。

2014年01月15日 | イベント


17日から開催する「きねや和装小物とoteshioの帯展」の
バテックの帯が仕上がりました。

あまりにも素敵で(自画自賛!?)
着物と合わせて写真を撮ってみました。
帯締は、きねやさんになります。









すべて、オールドバテックになります。
是非、実際にご覧になって下さい。
お待ちしています。




68候 小寒・次候 水泉温かを含む

2014年01月14日 | oteshio72候
68候 小寒・次候 水泉温かを含む(しみずあたたかを ふくむ)

一年で一番寒さの厳しい時期となりました。
先日、沖縄から帰って来て、
氷点下とか、真冬日とか聞きますと、
改めて、厳しいところに住んでいる事に
気付かされます。




着物は、片身変わりの小紋。
色と縞の幅が違う縮緬で、半分づつ一枚の着物を作ったもの。
帯は、漆の糸で織った地に銀糸で水玉の刺繍をした名古屋帯。

モダンな組合わせなので、
コンサートや観劇など、出番が多いです。







きねやの和装小物とoteshioの帯展

2014年01月07日 | イベント
「きねやの和装小物とoteshioの帯展」

今年初めてのイベントは、お馴染みの京都のきねやさんの和装小物と
oteshioのオリジナルの帯の展示会となります。

今回の帯は、ジャワのオールドバテックを中心に、
今まで見たことのない布で帯を作って見ました。
その他にも、沖縄の首里織りや手織りの帯も仕上がって来る予定です。

1月17日(金)~23日(木)まで、
午後1時~7時  期間中は、無休になります。
(但し、18日は、oteshioの新年会で6時までとなります)

期間中は、着物でお店に居ます。
皆様も、お着物で遊びにいらして下さい。


        


お客様のお着物や帯をお持ちして、
コーディネイトの相談も承ります。
お気軽にお持ち下さい。



尚、明日8日~13日迄、東京・沖縄に出張しますので
お休みします。ご迷惑をお掛け致しますが、よろしくお願いします。



67候 小寒・初候 芹乃栄える

2014年01月05日 | oteshio72候
67候 小寒・初候 芹乃栄える(せりすなわち さかえる)

年が明けて、5日
今日まで、お休みの方が多いのではないでしょうか、

小寒に入りました。
冬至が終わったので、少しづづですが、
日差しに力が出て来ました。
北国は、これからが冬本番。
本当に寒い日が続くのは、これからです。




着物は、白の縮緬に乱菊の模様を織り出して、
その上からお召し十を染めた江戸小紋。
帯は、遠州緞子の袋帯。

遠州緞子とは、市松模様の各々の枡の中に七宝と二種の花柄を
互の目に配し、茶人の小堀遠州が愛好していたとされる柄です。
白の場が多いので、柄が大胆なわりには、どの色の着物にも合わせやすく
華やかで格があります。

初釜の装いが整いました。

66候 冬至・末候 雪花麦出ずる

2014年01月01日 | oteshio72候
66候 冬至・末候 雪花麦出ずる(ゆきわたりて むぎいずる)

明けましておめでとうございます。

年が明けました。
また、新たな気持ちでoteshio11年目を
を迎えたいと思います。

降り積もる雪の下で、麦が芽を出す頃。
目に見えない中にも、必ず、次の命があるような気がします。




着物は、岩下江美佳作 江戸小紋。
帯は、南蛮船模様のアンティークの名古屋帯。
帯留は、ヨーロッパのアンティークのボタン。

南蛮船模様は、
名物裂や更紗などの染織品に見られるほか、
多くの未知の文物をもたらしたものとして珍重され、
晴れ着にもよく使われている模様です。

昔から、未知のものには、
好奇心が抑えきれなかったのでしょうね。
未知の物を運んで来る南蛮船。
どのような物と思いが運ばれて来たのでしょうか・・・