oteshio日記

oteshio店主の日常

44候 白露・次候 鶺鴒鳴

2014年09月13日 | oteshio72候
44候 白露・次候 鶺鴒鳴(鶺鴒なく)

セキレイのセは背筋、レイは冷たく澄み切っている意味らしく、
つまり背筋が涼しく、美しいという事から名が来たと言われております。
よく見かける長い尾を上へ下へと愛らしく振る野鳥です。
伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)に子どもの作り方を教えたという日本神話から、
「恋教え鳥」「恋知り鳥」とも呼ばれているそうです。



着物は、錆青磁色の江戸小紋に
ドイツのハンブルグで見つけたシルクで作った名古屋帯。
帯留めは、山崎航さん作、18金のクマシデのブローチです。

この帯地は、ハンブルグの生地屋さんで見つけました。
見た時から、私には帯地にしか見えなくて・・・
一緒に行った、ドイツ人の知り合いには、「淳美、いったいどうするの?」と
聞かれ困った思い出があります。
他の色・柄の物も何点か一緒に作りましたが、
今、私の手元に残っているのは、この帯だけになりました。
紬にも柔らかものにも、癖がなく合うのでとても重宝しています。

この帯を締めて、背筋が涼しく美しく見えたら良いですよね。
鶺鴒のように・・





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