猿山修さんが装丁をした「大坊珈琲店」がoteshioに届きました。
「大坊珈琲店」とは、東京の南青山の交差点にあつた珈琲店で、
昨年の12月にビル取り壊しの為、皆さんに惜しまれつつ閉店したお店です。
私が初めて大坊珈琲店に行ったのは、30代の半ば、
アパレル会社に勤めていたときです。
青山のオフィスで会議があり、毎月札幌から出張に行っていました。
毎回、大坊主珈琲で珈琲を飲む事を楽しみにして、
あまり楽しくない会議に参加していたのを思い出します(笑)
開店してすぐの時間だったので、お客様も少く、カウンターで大坊さんが入れる
珈琲の手元をずーっと見ていました。
今にして考えると、すごく贅沢な時間だったように思います。
本の中にある色々な方たちからの寄稿文を読んでいると、
あの珈琲の匂いを思い出し、鼻の奥がツンとしました。
また、再開してくださるのを、北の地から楽しみに待っていたいと思います。
素敵な本です。oteshioにて販売しています。
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