音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

トウハツの日デュエット祭り

2007-10-20 23:06:10 | 音:Music Therapy
10月20日→10・20(トオ・ハツ)→トウハツ→頭髪、ということで
きょうは「頭髪の日」。ホントですよ(^_^;)
私と姉は、小学校卒業まで「Barber自宅」。家に床屋セットがあって
娘の髪を切るのは父の役目でした。中学進学から美容院に切り替わり
父に散髪してもらうこともなくなりましたが、今となっては懐かしい。

午後のセッション中盤は「新旧デュエット特集」になりました。
前回、帰り際にあるご婦人から「森の青葉のかげに来て、っていう
歌が聴きたい。母の好きな歌だった」というリクエストを頂戴した
ことがきっかけでした。
この曲「純情二重奏」は、亡き母を想って歌う叙情ある曲。
歌の後、フィードバックの時間に「もうすぐ母の命日です。きっと
そのへんで聴いていたと想います。こんなおばあちゃんになっても
母のことが忘れられなくて困るわね」とおっしゃるので、
「大事な人を想いつづけることは、ちっとも恥ずかしくありません。
今日の歌が御供養になると良いですね」と答えました。

歌やメロディを通しての交流場面では、皆さんそれぞれの人生の
物語と重ね合わせているなぁ、と感じる瞬間があります。
そういう固有の物語は、誰でも自分の胸にしまっているものですが
ふと「誰かに伝えたい」という思いをリクエスト曲に反映する方も
おられると思います。そのお手伝いが出来て幸せ。

お茶の時間、前回ナツメの実を食べたという話から、やはり話題は
秋の味覚に展開していきました。イチイの実は、通学路に木があって
小学校の帰り道によくつまんでたっけ。美味しいのよ、この赤い実。

そして夜は、最近お仲間入りした、地域ケアに関する集まりの
懇親会。遠くから来た方、しばし遠くに行ってしまう方、そして
この地域で今後とも生きる私たち・・・生活拠点は広範囲になりますが
コンセプトはひとつ。今後ともよろしくお願いいたします。