音多歌樂箱 オタカラバコ・音楽療法の待合室

東信濃に生息する看護師×出前音楽療法士ハラサチコの覚書。

染み入る音楽作りのお手伝い

2006-07-02 00:43:08 | 樂:Luxury
友人・先輩方が集う音楽集団「音だまくらぶ」の「雨やどりコンサート」に
裏方(音響さん補助)でお邪魔してきました。
梅雨の合間の曇り空、でも空気は澄んでいて心地よい安曇野でした。
「良いものは、時を経ても何度聞いてもやっぱり良い」プログラムでした。

このところ「機材搬入→セット→サウンドチェック→本番→撤収」というように
フルコース関わる機会が他の現場でも相次ぎ、ちょっとずつ経験を積ませてもらう
ようになってきているので、現場で何をすればよいか、少しだけ分かるように
なりました。
PAさんの動きやしくみを知って(PA歴もうすぐ20年の家族がおります)から、
コンサートや催し物などでの音の感じ方や聴き方が変わってきています。
電源入れて、ケーブルつなぐだけと思うなかれ。「聴きやすい(心地よい)音」は
その場で緻密な作業(時には何をどう変えているのか分からない)を繰り返しながら
作られるのです。「鳴り」という言葉をよく使いますが、会場内の響きや
楽器そのものの音、それぞれの主張をうまく調和させつつバランスを整えていく、
言わばお客さんの耳に届けるための「お化粧」が施されていく作業は「職人」的。
音を出す・大きくするだけでなく「不快な音を出さない」ための対処や
プレイヤー同士の音がちゃんと聞こえる配慮など、PAさんの仕事は無尽。
私はまだその分野においては「新人」ゆえ、「音作り」の手前(結線・配置)と
後(ケーブル巻取り・機材運搬等)しか出来ていませんが(いや、出来ていると
いうよりも、何とか迷惑かけずに作業が出来るようになったというのが正しい)
大きな仕事を成し遂げたPAの先輩方(夫・社長)が、バンドメンバー一同からの
感謝の言葉で見送られたのは、我がことのように嬉しかったです。

彼らのホスピタリティ溢れるステージと、裏方に対する気配りのスピリッツは
いつもいつも勉強&励みになります。どうもありがとう。
秋のコンサートでは、私も多少はサマになっているかも。
(でもオペレーターにはなってないと思うけど(^_^;))その折はよろしく。