高専交流委員会 3~4月 活動報告 (5月1日 幹事会)
3月1~2日 支部拡大幹事会(久米 菅沼 内田由美子 田中)
3月 3日 高専にて、学生海外派遣など打合せ(内田由美子 内田亨 田中、高専 中西 若海 遠山)
3月19日 高専交流委員会(大橋 久米 井上 内田由美子 内田亨 田中)
4月 7日 パンチ工業訪問 中小企業家経営塾学生海外派遣打合せ
(内田由美子 内田亨 田中、 高専 中西 遠山
パンチ工業㈱ 総務部 部長 佐々木氏、総務課長 新妻氏、人事課長 豊田氏)
4月18日 都立高専 田原正夫副校長(産学交流室長)訪問(内田由美子 内田亨 井上 田中)
4月19日 大田支部総会(高専 田原副校長 中西 若海 井上、産技大学院大学 管理部 富澤 ご参加)
4月30日 インタ-ンシップ会社説明会打合せ(内田 x 2 田中、高専 若海 保福 伊藤 田中 市川)
1.中小企業家経営塾の学生海外派遣は、
パンチ工業㈱ 中国大連工場 などに決定。
パンチ工業㈱は金型部品製造。
中国大連の開発区と瓦房店に、従業員数2千名の工場があります。
ここで主に中間品を生産し、
これを日本国内と中国の東莞工場、無錫工場へ供給しているとのことでした。
http://www.punch.co.jp/
実施は、9月1~6または7日の予定。
事前に国内インタ-ンシップを1週間していただくこと
(これまでの期間に中国語の日常会話の基本を学習)
現地では工場の現場で実習するだけではなく、
寄宿舎などで中国人従業員と生活を共にしていただくこと …… などが話し合われています。
地元の企業が後ろ盾となり、
グロ-バル経済をベ-スとした教育の場を創造していく従来にない経験です。
関係者の打合せを継続し、
今年度以降を視野に入れたより内実の深いものへとしていきたく考えています。
高専よりは、遠山先生と中西先生が引率の予定、学生の選抜も進めています。
委員会の今後の対応については、改めて、議論を深めていきたく考えています。
パンチ工業㈱の皆様には大変お世話になります。
宜しくお願い申し上げます。
2.独立行政法人化した新生「産技高専」と学校の新体制などについて
「都立高専」は
本年度より 公立大学法人首都大学 へ移管され、独立行政法人化されました。
東京都立ではなくなる訳です。
ところが「名称としての東京都立」は残すそうです。
(東京都立ではない「都立高専」という「名称」の高等専門学校)
学内体制は、
航空高専統合後もおいていた「荒川キャンパス」担当校長を廃止して学内統治を一元化、
副校長を設置して、校長-副校長のラインで学校全体の運営を行なうことになりました。
都立工業高専時代、
同友会も協力した学科改組で生まれた高専独自の「総合科学交流センタ-」は、
http://www.tokyo-tmct.ac.jp/wwwkouryu/index.html
首都大学東京の産学連携のシステムに組み込まれることとなり
「地域交流室」に改名されることになりました。
学校としては、すでに、首都大学とも打合せ済みで、
これまでの経緯をふまえた
独自の地域連携を継続し、発展させていくことに変わりないとされています。
一方で、本年度の入試倍率は 1.14 と落ち込み、
志願者が3年間で 200名 減少し、専攻科は「定員割」となっているようです。
是非、「地に足の着いた改革」を進めていただきたいと考えています。
産学交流室長は 田原正夫 副校長。
航空高専、横国大、東工大大学院、プラスチック加工メ-カ-の技術研究所をへて
航空高専に着任、
航空高専 教務主事、高専改革検討委員会委員 などをへて現職をお務めの方です。
先日、田原正夫 副校長(地域交流室長)をご訪問させていただき、
経営塾学生海外派遣など地域社会をベ-スとした産学連携の現在の課題、
また、将来の課題などについて、
中身の濃い意見交換をさせていただきました。
「地域交流室」の主任は、品川キャンパスが若海先生、荒川キャンパスが吉田喜一先生。
品川キャンパスのスタッフは、朝比奈、上島、青木(立)、小坂、遠山、大野 各先生方です。
朝比奈先生が、本年度の「若手技術者のための技術向上支援講座」の担当となります。
3.「インターンシップ会社説明会」の開催について
本年の「インターンシップ会社説明会」は6月13日 (金) 。
準備を開始しておりますので、改めて、ご案内させていただきます。
今までになかったのは、
打合せに、高専管理部門(事務方)の2名にご参加いただいたことです。
(管理部・品川キャンパスの学生支援担当係長 田中一枝さん、教務学生係 市川真由美さん)
学校の先生方は、学生の教育、自らの研究、担任、クラブ活動の顧問など、
日常、大変、多くの仕事をされています。
地域社会をベ-スとした産学連携の取り組みを組織的に進めていくためには
管理(事務部門)のバックアツプが欠かせないように思います。
これがよい契機になればと思いますので、
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
4.関係者による「懇談会」の開催 と 新校長 荒金善裕 氏訪問 について
「懇談会」は、
これまでの蓄積を踏まえ
今後の交流のあり方について相互のコンセンサスを形成することにより、
私たちの活動の「節目」となるものです。
しかるべきメンバ-の日程を調整させていただき、
早い段階で開催したいと考えています。
新校長訪問については、鈴木新支部長と共にお伺いさせていただく予定です。
新年度に入り、高専交流委員会の活動も、改めて、加速してまいりました。
中心メンバ-だけで動きがちな最近ですが、
活動の方向や組み立て方について委員会の議論を深めることが大切です。
大田支部総会 産学=都立高専交流委員会 活動方針 (2008.3.19)
より、詳しくは 下記 をご参照下さい。
http://blog.goo.ne.jp/ota-doyu-kosen/e/f51a3a9915d58d47688bf356c6a5df81
《昨年度の活動報告》
発展的拡大の糸口を創った年
--これまでの活動を継承し、新しい糸口を創った昨年度
1.「インタ-ンシップ会社説明会」の定着、学生受入数の拡大。
17社 34名(昨年は12社21名)
2.新しい段階に入りつつある 中小企業家経営塾 と「学生海外派遣基金」の創設
中小企業家経営塾は、多彩な講師により、例年通り 内容の濃いものに。
大田支部 (10万円)、企業16社 (32万円)、高専同窓会 計72万円の賛助金により
「受講生海外派遣基金」を創設し、
昨年度の受講生より優秀者2名に、海外インタ-ンシップの機会を与えることとなり、
本年の夏休みに行なう最初の派遣の準備をしています。
経営塾の講師などの推薦図書により、
高専図書館に「中小企業家経営塾のコ-ナ-」を立ち上がりました。
3.「進路選択をひかえた学生との懇談会」「OTAふれあいフェスタ」への参加など
「進路選択をひかえた学生との懇談会」は、今回が初めての取り組み。
機械工学科の学生30名余りと企業関係者10名が参加。
社会人としての 人生選択 や 自立した生き方 について、
経営者などよりメッセ-ジを発信すると共に、
小グル-プで、学生の皆様とじっくり懇談する機会を持つことができました。
大田支部総会や16研への高専の先生方の参加、
高専による「若手技術者のための技術向上支援講座」「東京工学フォ-ラム」への協力、
活発な意見交換の場となった忘年会等、
多くの相互交流の機会を持ちました。
4.交流委員会の組織的充実へ、基盤づくり
新入会員の高瀬氏、天野氏にご参加いただき、
産学・企業間連携のプロ熊倉氏、委員会創始者大橋氏のご参加など、
少しずつ活動の輪が広がりつつあり、
相互交流の理念の再構築など、充実した議論が行なわれています。
《本年度の課題》
節目の年
--交流・連携の内実の発展、活動の面的拡大が問われる今年度
1.「学校改革」が進む都立高専
…… 独立行政法人化と民間人校長の着任、学内環境の不安定化
2年前に航空高専を統合し、カリキュラムを一新した高専ですが、
本年度は、独立行政法人化、公募による民間人校長の登用が行なわれ、
教員身分の変更で学内環境が不安定化するなど、節目の時期に入っています。
「地域における共有の財産」と自らを位置づける都立高専です。
今後とも、より責任あるコミュニケ-ションをもとに、
より良い関係を築いていくことが必要であると考えております。
2.交流・連携の内実の発展、活動の面的拡大が問われる「節目の年」へ
中小企業家経営塾の「学生海外派遣」では、
中国へのインタ-ンシップ派遣のための準備を進めています。
今回の経験を生かし、
経済のグロ-バル化に照応した教育改革の起点の一つにしていければと考えています。
インタ-ンシップ会社説明会と「学生懇談会」を結びつけ、
地域の企業 と 地域の教育機関で学ぶ学生達 を結びつける一連のプログラムを用意していくことも、
私たちの今年度の課題になります。
新年度より民間人校長・荒金善裕氏が着任されます。
地域の教育機関としての高専と地域社会や中小企業との
より発展的な関係を生みだしていければと思います。
今年度はこれらを踏まえ「今後の相互交流のあり方を考える座談会」を開催する予定です。
昨年同様、交流委員会の活動メンバ-を拡充し、委員会の意思疎通を深めていきたいと考えています。
3.来年度の予算について
中小企業家経営塾「学生海外派遣」の継続的発展と
「若手技術者のための技術向上支援講座」「インタ-ンシップ会社説明会」広報のための
予算措置を議案の中にお願いさせていただきました。
宜しくお願い申し上げます。